2018年09月22日

日産では10年がかりの企業の立て直しも、日本電産の永守氏の「永守流」でやってみたら2社とも1年で黒字化できた。

2018/9/14付けの「 大前研一さんの ニュースの視点(発行部数 166,893部)は「信越化学工業/日本電産/米エアビーアンドビー/クックパッド〜信越化学工業の金川氏、日本電産の永守氏。日本を代表する経営者の手腕」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.信越化学工業は3日、車の樹脂部品や化粧品などに幅広く使うシリコーンの生産を増強するため、日本、米国、タイなどの工場設備に1100億円を投じると発表した。シリコーンは、増産していた中国勢が環境規制で工場の操業を停止したほか、米国が中国に追加で制裁関税を課したことで価格が上昇するなど需給がひっ迫している。信越化学はこれらに対応するため、世界の拠点から供給できる体制を整える考えである。
2.信越化学工業は、金川千尋氏が90歳を超えて代表取締役会長を務めている。最高齢の経営者の一人で、今なお鋭い経営判断力を持っている。信越化学工業の業績を見ると、
塩ビ・化成品、半導体シリコン、電子・機能材料、シリコーンなど、いずれの部門でも利益が出ており、全てが前年を上回っている。特に、塩ビ・化成品、半導体シリコンの2つの部門の伸びは素晴らしい。
3.米トランプ大統領が騒ぐために、米国でシェールガスを使った塩ビ新工場を設立するなど、柔軟に対応している。塩ビ事業は、良い時と悪い時がにはっきりしていて難しい局面もあるが、見事に乗り切っている。トップサプライヤーとして安定している。90歳を超えても、周囲から金川氏に対する辞任要求などの話は聞いたことがない。米トランプ大統領への対応なども含め、経営手腕は見事である。
4.日経新聞は4日、『「永守流」 分権型シフト』と題する記事を掲載した。日本電産はドイツの産業ロボット部品メーカー、MSグレスナーを買収すると発表した。今回は子会社の日本電産シンポが買収を主導するとのことで、世代交代や事業規模の拡大をにらみ、「永守流」経営を伝授しながら権限を委譲する新たな段階に入った。
5.永守氏と言えば、これまでに60社を超える企業を買収し、その全てを黒字化させたという驚くべき実績を持っている。一般的に、M&Aの成功率は10〜15%程度だから、60社全てが黒字化というのは世界でも例を見ない。さらに、全てを1年以内に黒字化させているのだから驚異的である。
6.日本電産の売上高を見ると、主力事業の精密小型モータなどは伸び悩んでいるので、車載・家電などその他あらゆる事業を付け加えていかないと、永守氏が目指す成長は達成できない。1兆円を達成し、次は2兆円を目指すということだから、M&Aしか実現の道はない。今回のグレスナー買収も、その一貫である。
7.日産自動車から日本電産へうつり、2社の企業再生に携わった川勝宣昭氏の話を聞く機会があった。川勝氏曰く、日産が10年単位で考えるようなことを日本電産ではその何分の1で実行するように求められる、とのことである。買収した会社に、一人で行って立て直し、しかも1年以内に黒字化と言われる。
8.川勝氏が言うには、永守氏は相当細かいところまで要点を詰め指示を出す。そこまで細かい点について指示をしていたとを初めて知って驚いた。日産では10年かかっていたかもしれない企業の立て直しも、永守氏のプレッシャーのもとで「永守流」でやってみたら2社とも1年で黒字化できたということである。
9.今回買収を発表したグレスナーの傘下には6社が入っている。1社ずつ別の人間に担当させるのかも知れないが、今まで以上にハードルが高く、新しいチャレンジになると思う。これまで通り、見事に成功をおさめるのか楽しみである。「永守流」が素晴らしい成果をあげている一方で、永守氏が居なくなった後、同じように細かい視点を持って指示できる人はいるのか心配である。



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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
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 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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