2018年09月27日

これまでピラミッドが全段計測されたのは、19世紀後半、エジプト考古学の父と言われたピートリ卿と、1970年代、アメリカ人研究者のゴワイヨン氏が行った時の2回しかない。

「河江肖剰(エジプト考古学者)著:ピラミッド研究の最前線、學士會会報No.932(2018-V)」は興味深い。概要の続きを自分なりに纏めると以下のようになる。
1.大ピラミッド時代のピラミッドは建築水準が高く、他の時代のピラミッドのように崩れた部分がほとんどないため、内部の石組構造が分からない。現在、推測されているのは、\扱舛気譴神个整然と水平に積まれている、中心部に大きな階段状のコアがあり、コアを覆うように小さい石が積まれている、石材がピラミッドの中心に向かって傾斜しながら積まれ、レイヤー状の付加構造になっている。
2.数百万個の重い石を高い所まで運び上げた方法も、ピラミッドの謎の一つである。これまで多くの説が唱えられてきたが、その中で最も支持されているのが、傾斜路を使って、石を上に運んだという説である。どんな傾斜路だったのか、傾斜路の形状は、石組にも深く関わってくる。…樟の傾斜路を、ピラミッドの高さに合わせて高くした。この説ではピラミッドとほぼ同量の建材が必要となるので現実的ではない。▲献哀競粟發蓮一定ぼ広さの水平面にジグザグに傾斜路を設置した。M羸状説は、ピラミッドの傾斜に寄りかかるように傾斜路を設置した。ただ、ピラミッドの稜線が今のように綺麗に揃うかが疑問である。いずれの説も、結論は出ていない。
3.2013年、TBSの番組の撮影に同行し、大ピラミッドの北東の角80m地点に、.石材が剥がれ落ちてできた「窪み」があり、その奥に「洞穴」のような空間を見た。ピラミッド内部は表面とは違ってかなり不規期で、石材の大きさも向きもバラバラだった。ピラミッドは、石が隙間なく整然と東西南北を向いて並んでいると思われてきたが、内部の石組はガタガタだった。この「洞穴」は、充填材が入れられた跡ではないかと思われた。
4.関西大学の安室喜弘先生、長崎県立大学の金谷一朗先生というコンピュータ・サイエンティストの先生に協力をお願いし、一部、3Dデータを生成することができた。更に2次元の、平面図や立面図にする必要があり、情報処理会社ラングの協力を得て、画像処理技術により、3Dデータから二次元画像を起こし、私たちはピラミッドの内部構造や建築方法を示す重要な痕跡を3D計測して記録した。
5.ギザの三大ピラミッドには、まだ計測されていない興味深い箇所がいくつもある。大ピラミッドでは、頂上部が約12m四方にわたって内部構造がむき出しになっている。カフラー王のピラミッドでは、建造時にピラミッド全体を覆っていた化粧板の一部が上部に残っている。メンカウラー王のピラミッドでは、北側が盗掘家によって大きく削られているので、内部構造が見える。
6.2015年3月、再び大ピラミッドに登った。ピラミッドは全体の高さ、基底部の長さ、内部の部屋や通路についての計測データはあっても、石材一つ一つの計測データはなかった。これまでピラミッドが全段計測されたのは、19世紀後半、「エジプト考古学の父」と言われたピートリ卿と、1970年代、アメリカ人研究者のゴワイヨン氏が行った時の2回しかない。
7.大ピラミッドは全部で202段あり、下の方の石は1.4〜1.5mだが、上の方の、石は50〜60僂如段によって大きさが違う。一人で測ると時間内に終わらないので、ミステリーハンターの竹内海南江さんに手伝ってもらい、アシスタントのエジプト人のモーメン・パドルさんに、数値を記録してもらった。困ったのは、同じ段にある石はほぼ同じ高さだと思っていたが、実際は場所によって数僉楚十僂皸曚覆辰討い拭
8.頂上に着くまで、途中の休憩時間を含めて5時間以上かかった。ドローンでヒ空から細かく撮影し直したかった。2017年、「世界ふしぎ発見!」とナショナル・ジオグラフィック協会の協力の下、世界で初めて大ピラミッドにドローンを飛ばし、3D計測を実施した。ドローンで得たデータから、一つ一つの石を線画で起こし、番号を振り、各石の大きさと、今の頂上の大きさを測った。
9.大ピラミッドは建造当時、化粧板で覆われていた。化粧板のすぐ裏の石は、ピラミッドを建造する上で重要な骨組みだったはずだが、今の頂上の一番外側の石が、当時の裏張り石だったとは限らない。大ピラミッド全体と、崩落して今はない頂上部が相似形であること、現在の大ピラミッドの高さが137.9mであることから、今の頂上は建造当時、縦横13.6mだったこと、建造当時に裏張り石があった位置から約31%の石が失われていることが判明した。
10.今の頂上付近の断而図を3Dデータで見ると、一番外側だけが水平で、内部はガタガタであることが分かった。おそらく裏張り石はしっかりと平らに造り、内部はわざと凹凸状にすることで安定性を確保させようとしたと思われる。
11.従来のピラミッド研究では、まず仮説があり、現実の裏付けのないまま、どの仮説が正しいかという議論をしていた。しかし、私たちはドローンなどの先端技術を駆使して現場検証して実測し、客観的データに基づいて実証性のある仮説を提唱している。
12.今後、大ピラミッド内蔀の未知の空間については、ミューオン・ラジオグラフィーの森島先生が新しい知見を発表する。ピラミッドの外側については、3D調査を続行しているから、年内にピラミッドの建造方法について発表できる。
13.ピラミッド・タウンでの発掘調査や、メレルの日誌の解読も進んでいる。ピラミッド研究の最前線では、ピラミッドを包括的かつ総合科学的に理解しようとしている。


yuji5327 at 06:31 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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