2018年10月21日

モビリティ事この分野においてトヨタがあまりにも出遅れている状況で、1位と2位が手を組んだと騒ぐほどのインパクトがない。

2018/10/19付の 大前研一 さんの「ニュースの視点」(発行部数 166,140部)「モビリティ事業/独排ガス規制〜トヨタとソフトバンクの提携に見る両社の立場と重要性とは?」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.トヨタ自動車とソフトバンクは4日、新たなモビリティサービスの構築に向けて新会社「MONET Technologies(モネ テクノロジーズ)株式会社」を共同で設立すると発表した。両者のプラットフォームを連携させ、配車サービスや自動運転技術を使った新事業で協業をするとのことである。
2.日本企業の時価総額1位と2位が提携したとマスコミが騒いでいるが、それほど大きな意味を持つ提携ではない。モビリティ事この分野においてトヨタがあまりにも出遅れている状況で、1位と2位が手を組んだと騒ぐほどのインパクトがないからである。
3.トヨタが出遅れている一方で、ソフトバンクはトヨタと提携しなくても十分にやっていけるだけの様々な仕掛けを作ってきている。ARMの買収などソフトバンクがこれまでに投資してきた実績を考えると、トヨタに限らずどの自動車メーカーと手を組んでも上手くいくはずである。ソフトバンクとしては、トヨタと排他的な提携を結ぶよりもオープンな状況にしておいたほうがいい。
4.トヨタとしては排他的な提携を望むと思うが、今後モビリティ事業がメインになってくるときには、車を持たずにファンドなどを通じて仕掛けの展開に注力してきたソフトバンクのほうがフレキシビリティは高くなる。ソフトバンクの立場から考えれば、トヨタ1社との提携にこだわらずに、今まで構築してきたネットワークを活用するほうが便利である。
5.モビリティサービスの時代を見据えて、ダイムラーやBMWなどはとにかく車を数多くばら撒いて、新車が売れなくても使ってもらえるような状況を構築する動きを見せている。「Car2Go」(ダイムラー)と「DriveNow」(BMW)というカーシェアリングサービスの統合などもこの動きの一貫である。
6.このような時代の流れにおいて、トヨタはようやく4つの販売チャネルの統合を発表したばかりで遅れに遅れている。豊田章男社長は自社の遅れを認識し、トヨタがモビリティカンパニーに変革する必要性を訴えているが、未だに会社としては「FUN TO DRIVE」と言っている段階なのが懸念される。
7.そもそも今回の提携は、トヨタとソフトバンクのいずれからも「本気」が感じられない。新会社を設立するということは、両社とも「本体」同士は関係ないということである。どちらも、会社の総力をあげて取り組むということにはならない。
8.新会社の出資比率を見ると、過半数を超えているソフトバンクが優位に見えるが、本気で取り組むなら「縛り」を入れるべきである。お互いこの事業分野のことに取り組む場合には、新会社以外では禁止するなど、「浮気」を抑制する仕掛けが必要である。さもなければ、いずれ破綻する可能性が高い。
9.この提携が上手くいくかどうかに関係なく、トヨタには大改革が必要である。豊田章男社長のスピーチを聞いて社員がどれだけ危機感を持てるか。社員の意識が大きく変わることがあれば、力がある企業だから大丈夫だと思うが、さもなければ、このまま取り残されてしまう可能性もある。
10.ドイツ政府は2日、大気汚染の原因となっている旧型のディーゼル車の買い替えと改修を促す新対策を決めた。14都市の最大140万台が対象で、奨励金最大130万円を受け取って車を買い替えるか、環境性能を高める改修を受けるように保有者に求めるもので、費用はいずれも自動車メーカーが負担する。
11.ベルリン市などでは道路ごとにディーゼル車の規制を定めているが、そこまで細かく見るのは現実的には難しい。中途半端な形に終わるのではないかとも感じる。買い替えの際にメーカーが100万円程度を負担しなければいけないので、メーカーはかなり悲惨な状況に追い込まれた。ディーゼル車への逆風は、排ガス不正という「嘘」をついた代償が
大きいことを物語っている。



yuji5327 at 06:36 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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