2019年02月21日

再生可能エネルギー経済において、大半の国はエネルギー自給のレベルを高めることができ、エネルギーの安全保障はより強化され、自国の戦略の自由度が大きくなる。


「アドナン・アミン(国際再生エネルギー機関事務局長)著:再生可能エネルギーが世界秩序を変える、Newsweek44, 2019.2.19」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.過去8年にわたり圃際再生可能エネルギー機関のトップとして、新エネルギーへの移行の実情を見てきた著者は、新たな地政学的現実が生まれつつあることを確信している。この新たに生.まれるエネルギー地政学の地図は、過去100年間に支配的だったものとは根本的に連って見える。
2.19世紀は石炭が工業化を進める力となり、20世紀には石油が国の同盟関係の構築を後押しした。そして再生可能エネルギーの静かな革命が、21世紀の政治を一変させる。あまり言われていないが、再生可能エネルギーは予想以上のスピードで世界のエネルギーシステムを変容させている。
3.近年、技術の進歩とコストの低下により、再生可能工ネルギーは競争刀のある電源となってき。価格動向からすれば20年までに、太陽光と風力の平均発電コストは、化石燃料価格の下限と同じくらいになる。この静かな革命には、もうーつ重嬰な要素がある。気候変動に対抗することが不可決だという合意である。これが投質家や国際世論を動かし、野心的な再生可能エネルギーの導入目標につながった。
4.現在のところ世界の人口の約80%が、エネルギーの輪入が輸出を上回る純輸入大国に住んでいる。だが将来的には、エネルギー生巌は分散されていく。.水力やバイオエネルギー、太陽光、地熱、風力などの再生可能エネルギーはほとんどの国で、何らかの形で生産可能である。化石燃料は産地が偏在しているが.再生可能工ネルギーなら世界中でずっと均等にアクセスできる。
5.再生可能エネルギー経済において、大半の国はエネルギー自給のレベルを高めることができる。エネルギーの安全保障はより強化され、自国の戦略的優先事項を決定するときの自由度が大きくなる。世界では10億人以上が電気のない生活を送っている。そんな現状を、一変させるような恩恵をもたらす新エネルギー安全保障は軽硯できない。.
6.立ち回りのうまい国々は、自国向けの将来のエネルギー供給を確保するだけでなく、エネルギー経済の新たなリーダーになる好機をつかんでいる。再生可能エネルギーの超大国となるべく、先頭に立っているのが中国である。太陽電池パネル.風力タービン、電気自動車の生産や輸出、導人では世界トップであり、17年には世界の再生可能エネルギー投資の45%以上を占めた。
7.ヨーロッパではドイツが咋年、電力の40%以上を再生可能工ネルギーで賄った。デンマークも同じく半分以上を発電している。中米のコスタリカでは17年に300日間、全ての電力を再生可能エネルギーで賄った。エネルギー生産の変化だけで国際関係がひっくり返ることはない。ただし、エネルギー外交がこれまでのような力を持つことはなくなる。近い将来、石油やガスといった化石燃料の輸出国が新エネルギー時代に向けて経済を再構築しない限り、その世界的な影響力は低下していく。
8.エネルギー貿易の地理的状況も一変するかもしれない。輪送ルートはそれほど重要ではなくなる。優れた接続性やネットワーク、グリッドインフラ〔送電線や電力貯蔵施設など)を持つ国が、エネルギー供給ルートの支配において戦略的に優位にたつ。その点、インフラを整備してアジア、アフリカ、ヨーロッパをつなごうという中国の一帯一路構想は重要である。再生可能エネルギーの送電網でアジア各地を結ぶ「アジアスーパーグリツド構想」のように、近隣諸国の送電網を統合する動きも出てくる。
9.エネルギーの転換にリスクがないわけではない。従来のエネルギーシステムの衰退は、社会的緊張やエネルギー産業における雇用損失、経済的リスクなどのストレスを発生させる。これらの上手な管理が必要である。コバルトやリチウムなど再生可能エネルギー技術に欠かせない鉱物の需要増も、緊張や紛争を引き起こす可能性がある。それでも、新エネルギー時代の恩恵はリスクを上回る。エネルギー外交の衰退とともに、外交政策の輪郭が変異し、世界の勢力図も変わる。
10.政策立案者は再生可能エネルギーに転換するチャンスをつかみ、将来の課題に先んじるため、すぐに行動する必要がある。新エネルギー時代は.今とは全く異なる世界の形成を促進していく。そこではあらゆる国が恩恵を受けられる。


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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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