2019年03月28日

ネクステラ・エナジー社は米国の大手電力会社で、世界最大の再生可能エネルギー電力会社。フォーチュン誌の「世界で最も称賛される企業2019」電気ガス業界部門で第1位である。


「小田切尚登(経済アナリスト)、ネクステラ・エナジー、エコノミスト、2019.3.18」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.ネクステラ・エナジー〔NEE)は米国の大手電力会社であ.り、世界最大の再生可能エネルギー(再エネ)電力会社である。1984年にフロリダ州で設立されたが、2010年に再エネに力点が移ってきたことに伴い、社名をネクステラ・エナジーに変更した。米「フォーチュン」誌が発表した「世界で最も称賛される企業2019」電気ガス業界部門で第1位を獲得している。
2.同社は大きく2つの子会社からなる。フロリダ電力電灯会社(FPL)は、会社全体の売り上げの約3分の2、純利益で6割を占める。FPLはフロリダ州最大の電力会社で、法人・個人を合わせて、約1000万の顧客を有する。総発電量2万4500mwの内訳は天然ガス73%、原子力22%、石炭2%となっている。販売は小売り中心で、個人客が顧客数の89%、売り上げでは53%を占める。同州は経済状況が比較的よく、人口も増えているので市場環境としては悪くない。
3.フロリダ州ではFPLの存在感が圧倒的に大きく、2番手のデューク社の3倍近いシエアを待つ。FPLの電力料全は低めに設定されており、個人向け月額電気料金の平均は1000kWh当たりで約1万1000円、18年平均と、フロリダ州平均の約1万3000円、全米平均の約1万6000円よりも、かなり安価である。この価格設定と高いマーケットシェアを背景にして、州内で強い競争力を維持している。19年1月にはフロリダ北西部を地盤とし、46万の顧客を有する電力会社ガルフ・パワーを買収。州内での基盤を盤石のものにした。
4.FPLと並ぶもう一つの柱が、NEEリソーシズ(NEER)である。98年にNEEの再生可能工ネルギー事梁を統合する子会社として設立された。米国36州とカナダ4州で、再エネや天然ガスパイブライン、蓄電プロジェクトなどの分野で、技術開発や施設の建設、運営などをしている。総発電量は2万1000MWで、太陽光や風力発電など再エネで世界最大の規模を誇る。米国最大級の電力卸売会社でもある。5.このNEER傘下に14年,「イルドコ」として設立されたのが、ネクステラ・エナジー・パートナーズ〔NEP)である。イルドコとは、電力会社などが太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー事業を分離独立させた企業で、再エネの長期売電収入を収益源とする。NEERはNEPの64.4%の持ち分を所有し、マネジャ-〔管理膏)としてNEPのすべての業務を実質的に行いつつ、事業から得た利益を配当として得ている。
6.再エネ事業の流れとしては、まずNEERが太陽光や風力などの発電施設を建設。完成後、大口顧客と長期契約を結んだところで、NEPにその発電所を売却する。この方式で、NEPの事業リスクを抑えている。NEPの電力供給量の内訳は、風力59%、原予力33%、太陽光7%などである、事業の中心は風力発電で、4720MWの発電最を誇る。ほかには太陽光発電の施設と天然ガスのパイプライン、原子力発電所4ヵ所を保有する。
7.FPLとNEERは、対照的なビジネスモデルと言える。FPLは従来型の電力会社としてフロリダ州のさまざまな現制のもと、安定的な利益を生んできたが、これから利益を大きく伸ばすことは難しい。一方、NEERは再エネに特化する子会社であり、リスクは高いが,利益を大きく伸ばせる可能性がある。この二つをバランスよく展開して、事業を拡大していくというのがNEEの戦略である。12年から最高経営責任若〔CEO)としてNEEの指揮を執るのは、米GE〔ゼネラル・エレクトリック)の金融部門にいたジェームズ・ロボ氏である。ロボCEOは経営を数字で管理することにたけている。クリーンエネルギーのビジネスが牲々にして政治や世論に巻き込まれやすい中、マスメディアに出るのを好まず、着実に利益をあげている経営者として、証券関係者の評価が高い。
8.NEEのような電力会社に投資する際のリスクは、大きく2つある。第1に多額の設備投資を必要とする事業であるため、借り入れ依存度が高くなること。金利の上昇局面では収益が悪化する可能性がある。第2は自然災害をはじめとする大規模災害のリスクである。18年にカリフォルニア州で大規模な山火事が起きた際、出火原因とされた電力大手パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック・カンパニー(PG&E)は、巨額の賠償負担を求められて経営が悪化.破産法の手続きを取っている。17年9月の超大型ハリケーン「イルマ」による被害は、同社の経営を揺るがすことはなかったが、こうした大規模災害のリスクが常につきまとう。このほか、再エネ事業に関しては、政府や自治体からの補助に頼る部分が大きい点も忘れてはならない。米国では風力や太陽光の発電に対してタックスクレジット〔税控除〕を受けられる,しかし、こうした優遇制度は徐々に減らされる傾向にあり、
9.すでに19年以降に建設される風力発電所については、国の税控除が受けられないことが決まっている。とはいえ、電力業界において、NEEは有利な立場にある。高い資本力に如えて、再エネ発電の規模、運営のノウハウなどを持っており、競争力がある。さらに、風力発電については、最も良いロケーションを押さえていると業界内で評価されている。現時点の債券格付けも、大手格付け機関が投資適格な債券と判断している。
10.米株式市場でも有望銘柄の1つに数えられている。株価は過去10年近くにわたって、ほぼ右肩上がりを続けてきた。18年12月には約2万円台半ばから170ドルを割る水準まで株価が急落したが、19年に入ってからは再び値を戻している。他の電力会社の株価が低迷している中、好対照の動きを見せている。
11.配当金も着実に増やしており、19年第1四半期(1〜3月)配当金についても1株当たりドルから1.25ドルへ増額することを発表したばかりだ。それでも配当性向(当期純利益に対する配当金の割合)は56%で、これは同業他社に比べて低い水準にあり、配当を増やせる余地がある。継続的に株価が上昇してきた今なお、多くの証券アナリストが売買予想で,「買い推奨」をつけている。


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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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