2019年04月02日

日本勢は絶望的である。自動運転は、「石橋を叩いて渡っていて」は絶対にうまくいかない。まず、この事実を認識してほしい。

2019/3/15付けの 大前研一さんの「 ニュースの視点」(発行部数 163,230部)は「ライドシェア大手/自動運転〜自動運転の世界で勝ち残るカギとは?」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.タクシー大手の第一交通産業とウーバー・ジャパンは4日、タクシーの配車サービスで提携したと発表した。国内の配車アプリを巡っては、日本交通系のジャパンタクシーが先行しているが、ウーバーは第一交通との提携でサービスの提供地域を拡大し、日本での影響力を高める考えである。第一交通は北九州に本社を置く企業で、よく九州に出掛けるが、第一交通のタクシーを指名することも多い。理由は、QRコードやSuicaの決済に対応していて利便性が高いからである。
2.ウーバーは日本進出で苦戦している。日本の法律ではウーバーの運転手になるには、第2種免許が必要である。第1種・第2種免許を持たないと、日本では白タク扱いを受けるが、世界的に見れば、「空いている人」が運転してくれるというだけで、特に大きな問題とならない国もある。規制があるために広がらない、日本におけるライドシェアの問題も、第一交通のような企業が介在すると、少しは前進する可能性があるので、期待したい。
3.ユニコーン企業の時価総額ランキングを見ても、ライドシェア企業の躍進が目立つ。滴滴出行が3位、楽天が投資している米リフトも上位に食い込んでいる。また、ライドシェアと自動車メーカーの時価総額を見ても、ライドシェア市場の将来性を感じる。
4.現在の時価総額ではトヨタが断トツだが、米自動車メーカービッグ3(GM、フォード、クライスラー)の時価総額合計と、ウーバーとリフト2社の時価総額に類する推計企業価値が接近してきている。ライドシェア市場が大きく成長していこうとしている傾向は、自動車メーカーが多い日本にとっては、脅威である。
5.オーストラリアのライドシェアサービスでは、ほとんど日本製の自動車を使っていないように見受ける。値段が半額で性能にそれほど大きな差がないため、韓国製や中国製の自動車のほうが選ばれている。、お客さんもライドシェアを使うときに自動車のブランドを気にする人は少ない。よく見かけるオーストラリアで走っているウーバー車の多くは、韓国のヒュンダイ製である。これからのMaaS (モビリティ・アズ・ア・サービス)の時代、日本車は相当苦労することになる。今後、車を作るメーカーはトラブルを抱える立場として、一層厳しい状況を迎えることになる。
6.日経新聞は8日、「自動運転 グーグル系独走」と題する記事を掲載した。米カリフォルニア州で公道試験を行う各社の報告を集計したところ、昨年1年間の走行距離は、ウェイモが地球50周分に相当する約202万kmでトップで、実用化を控えた競争が激しさを増している。自動運転の世界では、「走って実績を作った人が勝つ」ことになる。たくさん走行していれば、もちろん事故は起こるが、そのたびにその事故から学び、AIは賢くなっていく。
7.その点で、グーグルのウェイモは、グーグルストリートビューを撮影するために、世界中を「自動運転」で走行していて、その実績は圧倒的である。地球何周目かに相当する距離を走っているときに事故を起こしているが、それは目の前の車が急にUターンをしたといった「例外」的な状況に対応できなかった事故だった、この事故から、またウェイモのAIは一段賢くなったはずである。
8.例外的な事例のデータがたまらないと、自動運転は安全にはならない。頭で考えるだけでなく、とにかく走りまくった人が勝つ。昨年1年間のグーグルのウェイモの走行距離は200万kmで断トツである。その他自動運転の走行距離の上位を見ると、上位7位までは米国企業が占めていて、中国企業が続いている。
9.相当遅れている日本だが、いまだに自動運転の危険性ばかりが強調され、自動運転で走らせる場所すらない。中国などは国が奨励して積極的に自動運転で走らせようとしている。深センではバスの自動運転の実験が行われているなど、省や市町村単位で許可しているところもある。日本は車を製造する技術は世界一かも知れないが、自動運転のトラックレコードにはトヨタや日産でさえも上位に食い込めていない。
いくらトヨタや日産の優秀な人が、研究室で頭をひねって自動運転のシステムを作ったとしても、間違いなく事故はおきる。飛行機などの過去を振り返って見ても、事故がないものは安全にはならない。だからこそ、実績が重要である。今からグーグルのウェイモに追いつくのは、至難の業である。
10.ウェイモが自動運転技術を盗まれたとして、ウーバーと裁判になり、大きな話題になった。ある意味、実績に基づいたデータと技術の貴重さを物語っている。
11.自動運転において出来上がった新しい序列を見ると、上位にいるのは自動車メーカーではなかった。
米GMは善戦していますが、それでもウェイモの3分の1の実績に過ぎない。日本勢は絶望的である。自動運転は、「石橋を叩いて渡っていて」は絶対にうまくいかない。まず、この事実を認識してほしい。


yuji5327 at 06:29 
新技術 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール

yuji5327

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード