2019年05月17日

狭心症の発作は、一般に15分ぐらいで自然に治まる。心筋梗塞ではすぐに救急車を呼ぶ。狭心症は流れが悪くなっているだけなので、薬物療法と生活療法で、治療できる。

「山口雅俊著:まさとし通信4月号、心臓ドック特集、2019.4.10」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.メタボリックシンドロームとは内臓脂肪型肥満で、かつ血液中の脂質異常、高血圧、高血糖のうち二つ以上をあわせ持つ状態である。一つは、メタボリックシンドローム予備群と呼ばれています。内臓脂肪型肥満とこれらの病気は、個別でも動脈硬化を進めるが、内臓脂肪型肥満が基盤にあると、たとえ個々の病気が治療の必要のない軽いものであっても、動脈硬化を強力に進めるため、問題になっている。
2. 動脈硬化を進める仕組は、内臓の脂肪がたまりすぎると、アンジオテンシノーゲンという物質が分泌されて、血圧を押し上げる。アディポネクチンは、間接的に血糖値を下げる働きがある物質だが、内臓脂肪が多すぎると、血中アディポネクチン濃度が下がる。つまり血糖値を上げて、糖尿病を悪化させやすい。アディポネクチンには血管内壁の働きを維持する効果もあるため、血中濃度が下がると、血管も傷つきやすくなり、動脈硬化の原因になる。内臓脂肪が多過ぎると、血中のブドウ糖を細胞内に取り込みにくくなり、血糖値や血中脂質を増やす原因になる。
3.心筋梗塞は、心臓を動かす冠動脈が突然、完全に詰まる病気だが、狭心症は、冠動脈が狭くなり、血液の流れが悪くなる病気である。血液とともに運ばれる酸素と栄養が滞り、酸欠、栄養不足の「虚血」状態に陥るため、「虚血性心疾患」とも呼ばれている。
4. 一昔前は、狭心症から心筋梗塞になる、と考えられていた。血液の流れが「悪くなる状態」から、動脈硬化が進んで、完全に「詰まった状態」に進行する、と考えられていたが、最近では、心筋梗塞のうち狭心症から進行したのは、50%に満たないことが明らかになった。残りの50%超は、狭心症の症状はまったくなく、突然心筋梗塞の発作をおこしている。
5.狭心症の発作は心筋梗塞の発作とは異なり、一般に数分から15分ぐらいで自然に治まる。心筋梗塞ではすぐに救急車を呼んで、詰まった血管を開通させなくてはならないが、狭心症は流れが悪くなっているだけなので、ニトログリセリンなどの薬物療法と生活療法で、普段の生活を送りながら治療することができる。
6.心筋梗塞の可能性があるときは、すぐに救急車を呼ぶ。20分以上、冷や汗が出て、胸の中心にしめつけられるような痛みがあった場合、あるいはみぞおちのあたりが猛烈に痛んだ場合、「心筋梗塞」を発症した恐れがある。
7.心筋梗塞の発作があったとき、体内では次のようなことがおこっている。心臓に栄養や酸素を供給している冠動脈内のプラーク(隆起)の被膜が突然破れて、そこに血栓が作られ、完全に冠動脈が閉塞し、心筋の壊死が始まっている。閉塞した冠動脈の先の心筋がすべて壊死すると、心臓のポンプ機能が低下してショック状態になったり、「心室細動」という重症な不整脈に陥る。そうなる前に、救急車を呼ばなくてはならない。
8.理由は、発作をおこしてから90分以内に専門病院で再灌流(さいかんりゅう)療法を受けることが、救命率を飛躍的に上げるからである。救急医療の現場では、これを「ゴールデンタイム」と呼び、最も重要視している。 激しい痛みを胸のまん中あたりに感じたら、もしくは家族がそのように訴えたら、夜中であっても、躊躇しないで救急車を呼ぶ。
9.心筋梗塞の前ぶれとして、胸がなんとなく苦しい、圧迫感がある、違和感がある、などの症状がある。一時的なものなので、この段階で病院に行く人は少ないが、次のような危険因子をもっている人は、心筋梗塞をおこすリスクが高いため、受診すること。心筋梗塞の危険因子とは、●加齢●肥満(メタボリックシンドローム)●高血圧●脂質異常症●糖尿病●喫煙●強いストレス●慢性腎臓病、
10.発作をおこしたときは119番に連絡して救急車を呼ぶ。 救急車を待つ間は、ボタンやベルトなどを外して衣類をゆるめ、楽な姿勢をとる。しゃがむと心臓に負担をかけるので、横になるか、体を立てたほうが楽な場合は、イスや壁などによりかかる。一人の場合は、救急隊員がスムーズに入れるように、玄関の鍵などを開けておく。重症になると、意識を失うこともある。発作をおこした人の呼吸と脈を見て、脈がない場合は、胸部を数度、強めにたたきます。これで脈が回復しなければ、救急車が到着するまで心肺蘇生法による。
11. 救急隊員が到着したら、発作がおきた時間、そのときの状態などを聞かれるので、それに答え、指示に従う。救急隊員は、ICU(集中治療室)やCCU(冠動脈疾患集中治療室)がある病院に連絡してから、受入可能な病院に搬送する。
12.いつ、どこで発作をおこすかわからないのが心筋梗塞だが、「発作をおこしやすい魔の時間帯」があり、午前9時〜10時と午後7時〜10時である。午前9時〜10時は、就寝中水分をとっていないため、血液の粘度が上がりやすく、かつ通勤や仕事で緊張を強いられるため、発作をおこしやすい。また、副交感神経が優位の休息タイムから、交感神経が優位の活動タイムに急に切り替わることも、関係している。
午後7時〜10時に発作が多いのは、1日の疲れが一度に出るころで、入浴や飲酒、食事などで、血圧が変動しやすいからでである。
13.日本人の主な死因別、年次死亡率(肺炎を除く)を見てると、1985年から「心疾患」が、「脳血管疾患」を抜いて第2位になっている。「心疾患」とは心臓の病気で、虚血性心疾患に、不整脈、心不全なども含まれる。心疾患の70%ちかくは虚血性心疾患である。日本は現在でも、先進国の中では際立って虚血性心疾患の死亡率が低い国である。アメリカ、イギリスでは、国をあげての健康対策が奏功して、心筋梗塞の死亡率が減少しているが、日本では逆に増加している。
14. 食の欧米化などによって、低かった日本人のコレステロール値が、アメリカ人のそれに近づいている。日本では、肥満、脂質異常、糖尿病、高血圧が増えていることから、さらに虚血性心疾患を発症する確率は高くなる。日本人も早急に生活習慣を見直す必要がある。


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健康 
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○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
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○作品展の開催
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(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
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