2019年05月18日

米国のスリーマイル島原発事故では、自動制御に対してオペレーターがパニックを起こして手動で動作させたために、大きな事故に発展した。

2019/4/12 付けの 大前研一さんの「 ニュースの視点 (発行部数 162,747部)は「楽天/独ダイムラー/米ボーイング〜コンピューターと人間の衝突」と題する記事である。
概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.楽天は1日、米リフトの上場に伴い、2019年1〜3月期に約1100億円の有価証券評価益を計上する見通しと発表した。一方、リフトの株価は上場2日目にして公開価格の72ドルを割り込み、年内の上場を目論むスタートアップにとっての試金石となっている。リフトの時価総額は、上場前の推計企業価値115億ドル予想に対して、251億ドルまで跳ね上がった。今後のリフトの価値がどの程度になるのかは、まだわからない。
2.楽天はリフトの株式を11.5%保有しているので、時価総額が約2兆円なら有価証券評価益は2,000億円ほどに相当する。楽天のリフトへの投資額は約300億円である。この投資案件だけで見れば、大きく利益が出たと言える。その他の投資案件で大きな損失が出ている。
3.代表的なものを挙げれば、バイ・ドット・コムに2.5億ドル、プライスミニスターに2億ユーロ(のれん代172億円減損)、コボに3.15ドル(のれん代78億円減損)の資金を投じているが、全く回収はできていない。
4.さらに大きいのは、ベラルーシのバイバー・メディアに投じた9億ドルである。現時点で214億の減損処理が行われている。これらを合わせて考えると、この手の投資案件の結果としては決して悪い結果ではないが、楽天の投資全体で考えると、決して手放しで喜べない。
5.ダイムラーが小型車ブランド「スマート」の株式の50%を中国民営自動車大手の浙江吉利控股集団に売却する交渉を進めていることが、先月26日明らかになった。ダイムラーは、ベンツ、マイバッハ、AMG、ふそう、フレイトライナーなどの様々なブランドを保有している。
6.スマートは40〜50年前のスバルを彷彿とさせる小さい車である。販売台数は、SUV、ベンツCクラス、ベンツEクラス、ベンツA/Bクラスに次いでいる。それでも、約10万台/年間に過ぎず、ベンツらしくないブランドのため、ダイムラーにとっては現実的にお荷物ブランドになっていた。浙江吉利控股集団への売却は良い選択だったと思う。
浙江吉利控股集団であれば、スマートというブランドをもっと良い形で活かせるだろう。
7.米ボーイングのミューレンバーグCEOは4日、新型旅客機「737MAX8」が昨年12月と今年3月に墜落した事故について、失速を防ぐため自動で機首を下げる装置がいずれも不正確な情報が元で起動したのは明らかと述べ、誤作動が起きたことを認めた。一方、リスクを排除する責任があり、その方法は分かっている、と述べ誤作動の再発防止に自信を示した。
8.この事故の原因は、1994年に発生した名古屋空港のエアバス(中華航空140便)墜落事故と酷似している。事故の根本的な原因は、コンピューターによる自動制御と人間による判断の衝突である。
9.今回の事故は、コンピューターセンサーによって機首を下げようとする自動制御の動きと、パイロットの判断が対立したために起きている。この問題は飛行機事故に限らず、原子力発電所の事故でも発生している。米国のスリーマイル島原発事故では、自動制御に対してオペレーターがパニックを起こして手動で動作させたために、大きな事故に発展した。
10.今後、車の自動運転が一般化していく際にも、同じ問題に直面するはずである。明らかにコンピューターが間違っているときには、人間が正しい判断でオーバーライドする必要がある。その意味でも、スリーマイル島原発事故のように、人間がパニックにならないことも大切である。
11.今回の事故で言えば、訓練を受けたパイロットだったから、その判断を尊重して自動運転をオーバーライドできるように設計しておくべきだった。初歩的な安全設計が欠如していた。
12.こうした事実をボーイング社が理解していないと思われる点に、不安を覚える。以前JALとANAが購入したボーイング機のバッテリーから出火した事故があったが、本当に原因を解明できたのか不明である。企業としての姿勢に誠実さを感じられない。
ません。
13.アメリカ合衆国連邦航空局 (FAA)は「737MAX8の性能に問題を確認できない」としていたが、どういうことか疑問である。アメリカ合衆国連邦航空局 (FAA)の信頼は、地に落ちたと言わざるを得ない。




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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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