2019年05月21日

深呼吸をすると息苦しさが改善されるのは、胸郭と腹部を隔てる横隔膜がお腹のほうに下がるため胸郭内の陰圧が大きくなり空気が肺に吸い込まれるからである。

「南和友著:
解病-病気から解放される生き方、アチーブメント出版、2011年」の第3章心臓に良い生活が身体を守るの「解病の鍵は自律神経とホルモン」は参考になる。「私たちの身体を支配する自律神経」の概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.健康増進のもうひとつの大切な要素は「身体の仕組みを知ること」である。医者のような知識がなくても、身体の基本的な仕組みをわかった上で正しい行動をとれば病気をしっかり予防できる。私たちは自分の意思で身体をコントロールしていると思いがちだが、実際には、ほとんどが自律神経によって機能している。
2.集中力はある程度自分でコントロールできるが、実際には自分の意思だけで完全に調節できるわけではない。身体の疲れや睡眠不足など、身体のさまざまな要因からあなたが無理をしないように自律神経がコントロールしている。早足で歩いたときに心臓の鼓動が早まるが、血液の循環を良くして酸素を身体全体に供給するためである。酸素が循環しなければ、乳酸が溜まってしまい、筋肉がつったり動かなくなる。70程度の脈拍を早歩きのときに90まで高めるのを頭で考えなくても勝手に指示をしてくれるのが自律神経である。
3.この働きと仕組みを理解することが病気予防に役立つ。身体の状態を把握して健康的に過ごす鍵は、自律神経の理解である。交感神経と副交感神経があるが、心臓の動きを促進したり、手に汗を握らせたり、驚いたときに目を開くなど活発化させる指令を出すのが交感神経である。副交感神経は、身体を休める方向へもっていく。人は、このふたつの自律神経のバランスで生きている。
4.人はどこかのタイミングで必ず休まなくてはならない。交感神経がずっと働きどおしで我慢できなくなると、副交感神経が勝ってくる。閉まっていた血管を開いて、血の巡りを良くなるので、心臓もゆっくり動くことができるが、休むと同時に老廃物が一気に流れ始める。これは身体に多大な悪影響を及ぼし、肝臓または腎臓に高い負荷がかかる。意識では大丈夫だと思っていても、根を詰めて働き詰めるのは身体に良くない。
5.身体をコントロールしているものには、自律神経以外にホルモンがある。血管が収縮したり弛緩するのは、神経とホルモンの影響で、血管には神経が張り巡らされていて、末端から神経伝達物質(アセチルコリンなど)が流れる。神経伝達物質を受けた血管は、交感神経、副交感神経のいずれかによって収縮したり弛緩する。さらに、ホルモンによってもコントロールされる。血管や各臓器にはレセプターというホルモンを受け取る組織があり、神経の指示によって血液を流れるホルモンに反応する。
6.神経とホルモンの作用が典型的に現れるのは、心臓移植である。心臓移植ではドナーの心臓と神経は切り離され、移植を受ける患者に移植したあともつなぐことはしない。神経は細過ぎてつなげない。それでもホルモンの力だけで心臓は動く。神経が臓器や組織へ直接作用するのに対して、ホルモンは神経から指令を受けた臓器のレセプターに取り込まれてから色々な臓器へ働く。つまり、神経は素早く作用するが、ホルモンはゆっくりである。心臓移植をした人の場合、階段を素早く駆け上がっても、鼓動がなかなか早くならない。
7.神経伝達物質は分泌されても、その場ですぐに枯渇するのに対して、ホルモンには持続性がある。両者は補完的に機能している。たとえば、マラソンの走り始めは神経の作用で心臓の鼓動が早くなるが、数分後からはホルモンの影響で心臓は働き続ける。夜になって副交感神経が活発になってくるのも同じ原理である。日中は交感神経が勝っていて、カテコラミンというホルモンを出しているので目が覚めていて集中できるが、夜になると副交感神経が活発になり、カテコラミンをストップさせるので、鼓動も落ち着いてしだいに眠くなってくる。
8.人は活動的なときにストレスを与え、身体を活発にさせるホルモンであるアドレナリンを出す。反対に睡眠中はエンドルフィンというホルモンが出てくる。快適ホルモンとも呼び、ストレスを取る効果がある。楽しい思いをしたり、美しい絵や風景を眺めたり、映画を観て「素敵だなあ」「爽快だなあ」と思えるときには脳の下垂体からエンドルフィンが出る。日中はアドレナリンが血管を締めることで血圧や心拍数を上げて身体を活動的にさせるが、夜はエンドルフィンが勝るので、血管は開く。
9.不眠症の原因は、アドレナリンである。気が休まらなかったり、ストレスがかかっていると身体は疲れていてもアドレナリンが出過ぎているので眠れない。自律神経やホルモンがうまく働いていないことになる。高齢者が早起きなのもホルモンが影響している。仕事や運動などをしなくなり、若いころと比べて刺激がなくなる生活になると、日中でもアドレナリンの分泌量が少ないので睡眠を取って身体を休ませる必要がなくなり、血圧が早く高まり、自然と朝早く目が覚める。
10.交感神経ばかりを働かせて無理に仕事を続けていても能率は落ちる一方。しっかりと神経を休ませて、枯渇したアセチルコリンを充填しておいたほうが効率的なのは明らかである。
11.肺と心臓は一体となって身体の大切な役割を果たしている。どちらが欠けても酸素を豊富に含んだ血液を脳、肝臓、腎臓といったほかの臓器へ送ることはできない。肺は空気で満たされているときにはピンク色をしたスポンジのようなもので、片手では持つことができないほどの大きさである。口から入ってきた空気は気管を通して肺の中に取り込まれます。胸部の骨格(胸郭)内はつねに外部より圧力が小さく陰圧の状態にあります。もし肺に穴が開いて空気が外に漏れるとあたかも風船に穴が開いて萎んでしまうように手のひらに乗るくらい小さなものになる。それが「気胸」という状態で、典型的な症状は胸の痛みと呼吸困難である。
12.深呼吸をすると息苦しさが改善されるのは、胸郭と腹部を隔てる横隔膜がお腹のほうに下がるため胸郭内の陰圧が大きくなり空気が肺に吸い込まれるからである。横隔膜は何枚かの筋肉でできているため、鍛えることができる。普段から腹式呼吸をしたり腹筋を使う運動をすれば間接的に肺の機能を良くすることにつながる。また、たくさんの人が集まった場所にいると"あくび"をする人がいる。体内の酸素不足を脳が察知して横隔膜神経を刺激し、横隔膜を下げて空気を取り込もうとする。身体は、自分の活動に合わせて最適な形で働いてくれる。正しい理解をして不摂生な生活をしている人は改め、身体のためにも自分自身を大切にしてほしい。


yuji5327 at 06:29 
健康 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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 春興賞の受賞:2回
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