2019年06月02日

AIに関する論文数で、中国は米国を抜いて世界トップになった。十数年前からプログラミングの世界大会で、中国人学生のレベルは非常に高かった。

「西川徹(プリファード・ネットワークス社長)(聞き手…中山一貴):AI×製造業で中国が世界の標準を握っていく、
週刊東洋経済 2019.4..27」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.AI(人工知能〕強国を目指して通進する中国が、世界のスタンダードを握る日は来る。トヨタ自動車などが出資する日本最大のユニコーン(末上場で評価額が10億ドルを超える新興企業〕で、国内AI産業を牽引するプリファード・ネットワークス(PFN〕の西川徹社長へのインタビュー内容である。
2.AIに関する論文数で、中国は米国を抜いて世界トップになった。単純に人口が多いから急に論文が増えたというわけではない。十数年前からプログラミングの世界大会で、中国人学生のレベルは非常に高かった。当時、強豪だった上海交通大学には何百ものチームがあり、その中で熾烈な争いに勝ち残った数チームだけが選抜されて出場した。東京大学の学生はせいぜい数十チームである。
3.国際大会でよい成績を収めれば一生安定した生活が保障されるため、中国の学生は1日10時間以上、必死に勉強した。日本もトップレベルの人材は優秀さで負けていないが、層が薄い。国を挙げて教育に投資してきた中国では成果が積み上がり、産業全体のIT能力が底上げされている。
4.トップレベルの学会では、質の高い論文でなければ通らない。多くの論文が通っているということは、量に質が伴ってきているということである。背景には教育だけでなく、ビッグデータを集めやすいという優位性もある。AI大手のセンスタイム(商湯科技)をはじめ中国企業の画像認識技術が急速に発達しているのは、監視カメラから大量のデータを集めて解析できるからである。
5.中国は個人情報の扱いが日本ほど厳しくない。データが集まれば金も動くため、技術開発が一気に進む。日本で同じことをやろうとしたら、大バッシングである。バイオヘルスケアの分野でも、中国は積極的にデータを集めて大規模な実験を行っている。
6.日本の強みは高品質のハードウェアを生み出す製造技術である。ファナックのロボットをはじめ世界トップレベルの分野で、中国企業に導入されている技術も多い。ものづくりの力とソフトウェアの技術を組み合わせられれば、日本企業の勝ち筋になるはずである。
例えば、今の2足歩行ロボットはとても重く、足をガチガチに固めて制御しないと、バランスを崩して倒れてしまう。一方、体重の軽い子どもが10kgぐらいの物を持ち上げられるのは、目の前の状況などを脳がリアルタイムで捉え、次に起こることを予測しながら力をコントロールしているからである。
7.こうした複雑な制御は、AIの進化によって解決されていく。本体は軽量でも重い物を運べるロボットが出てきたときに、ハードの分野で強みを持つ日本企楽が果たす役割は大きい。ただ、十数年前はソフトやサービスについて、中国よりも日本のほうが高品質だと思われていたが、今では中国が最先端の技術を次々に生み出している。ハード分野でも、中国企業はロボットを自らの手で作り始めた。うかうかしていると日本の強みが強みではなくなりかねない。
8.AIなどデジタル分野の世界的スタンダードという意味では、米国のGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)がまだ強いだろう。われわれが「Chainer」という深層学習用のフレームワークを出したところ、グーグルは「Tensor FloW」という対抗馬を後から出して徹底的に潰しにかかってきた。技術的な側面だけでなく、他社のサービスに対抗するためのマーケティング戦略も優れている。
9.だが、中国企業はGAFAの手が届きづらい製造業で、世界の中枢を担いつつある。ここ数年、上海や深馴を訪れ、製造業の現場を見て回った。最先端のものも、そうでないものも混在するカオスな状況だったが、高品質の製品を作れるようになってきたことは確かである。今では中国メーカー抜きでスマートフォンを作るのは難しい。加えてIT能力が圧倒的に高まってきたため、クリエーティビティーも強化されている。「数年先には中国企業がスタンダード」というのは十分起こりうる。
10.PFNが中国企業と提携する可能性は当然ありうる。中国には、アニメをはじめ日本の文化が好きな若者が多い。彼らにとって魅力的な製品を提供するべく、PFNも中国で事業をしていきたいと考えている。そのためには中国企業との連携が不可欠である。データ活用の面で組むこともある。
11.高度IT人材の獲得競争が世界的に激化する中で、中国企業による引き抜きはありうる。人材は確かに取り合いになっているが、PFNから中国企業に転職した社員は1人もいない。逆に、中国のトップレベルの大学を卒業してPFNに入社した中国人は10人近くいる。非常に優秀で、4月にリリースした「CryPko」というアニメキャラクターの自動生成技術は、2人の中国人エンジニアが中心になって開発したものである。
12.エンジニアは新しい領域でチャレンジできる環境かどうかを重視する。中国企業の給与は高いと思うが、優秀な人材を引きつけるためには、その会社で何ができるかが重要である。PFNはロボットだけでなく、血液でのがんの早期診断技術や、エネルギー問題を解消する技術など、実現すれば社会的インパクトが大きい分野に次々と挑戦している。
13.これからはIoT(モノのインターネット)に代表されるデジタル分野と製造業の融合が、ハイテク企業の成長のカギとなる。米GEはGEデジタルという会社を設立して製造業のプラットフォームを築こうとしたが、うまくいかなかった。日本もファナックをはじめ、いろいろな会社がやろうとしているが、まだ道半ばだ。中国では、アリババやテンセントといった巨大IT企業が幅広い分野でAI技術を生かし、製造業のオートメーション化を進めている。今後、この領域のスタンダードはどんどん中国が握っていくだろう。


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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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 春興賞の受賞:2回
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