2019年07月02日

60歳を超えた人には2〜3年に1度、循環器系の特定検診を受けることをすすめている。

「南和友著:
最強心臓外科医が教える病気にならない自律神経の整え方、幻冬舎、2018.7.10」は参考になる。「第3章:健康診断は必須、ただし過信してはいけない」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.健康診断では異常がなかったのに、食後に血液検査をすると中性脂肪の数が異常で、脂質異常という症状を示すことがある。これは「食後高脂血症」といって、中性脂肪を分解するリポプロテアーゼという物質の働きが弱っていることが原因である。健康な人と比べて心筋梗塞などの心臓病のリスクが3倍といわれている。
2.バリウムを飲んで胃や腸のレントゲン検査をしても、見つけられるのはかなり進行した末期がんだけである。決して健康診断を過信しないよう注意を呼び掛けている。血管の状態をより正確に把握するためには、CTやMRIといった高度な画像撮影やABIといったドプラ検査の技術が不可欠である。
3.脳の血管の動脈瘤や詰まりなどの異常を発見するには、MRIを用いる必要がある。人間ドックでCT検査を受けたという人でも、全身を撮っていない場合があるので、そうなると狭い血管の異常は見落とすことになる。60歳未満なら5年に1度、60歳を超えた人には2〜3年に1度、循環器系の特定検診を受けることをすすめている。
4.循環器系疾患のリスクを正確に知るためには、次に挙げる検査項目のチェックが必要である。
・血液検査……代謝系の値と腎・肝臓機能、血液の栄養・感染状態のチェック
・胸部レントゲン……心臓の大きさ、形の把握、肺の異常陰影
・心電図……心筋梗塞、心筋炎などのリスクチェック、不整脈
・負荷心電図……負荷をかけたときの心臓の動きから不整脈や心不全を調べる
・エコー検査(心臓超音波検査)……弁の働き(迷流・狭塞)、筋肉の肥厚具合、血液の拍出量の測定
・頸動脈・下肢動脈エコi、ドプラ検査……詰まりやすい動脈に血栓がないかチエック
・ABI計測……上下肢の血圧差を測り、体の上下左右での動脈硬化の有無を調べる
・PWV計測……心臓の拍動が四肢に到達する時間の測定(動脈硬化の進行度チエック)
・.眼底検査……ドプラ検査では測れない細かい部位で動脈硬化をチェック
・肺機能検査………肺気腫、肺線維症、気管支喘息の有無を確認
・.全身CT検査…-体の断面図から狭くなった血管や動脈瘤がないか探す
・心臓CT検査…-冠勤脈の走行異常や狭塞の有蕪を1mm単位で検査
・心筋シンチ……心臓の虚血が疑われた場合に、血液の活用具合を測るオプション検査
5.特定検診(心臓・血管ドック)を受けるのが難しいのであれば、既往症などを考慮しながら、リスクの高そうな項目だけでもチェックしてもらう。かかりつけ医を持てば、自分の健康状態が経過とともにすべて記録されているので、小さな症状を見逃すリスクもそのぶん減る。-



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池上湖心プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山(文化功労者)に師事
書象会理事、審査会員
公募展出展
〇謙慎展・常任理事
・春興賞受賞2回
・青山賞受賞
〇読売書法展理事
・読売奨励賞受賞
・読売新聞社賞受賞
〇日展入選有

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