2019年08月08日

企業の税負担額は30%を超えていたが、今では20%程度に下がった。多くの企業が本社機能を置いているアイルランドが12.5%と低い、スイスの20%を下回る。

2019/6/21付けの 大前研一さんの「 ニュースの視点」(発行部数 161,397部)は「高齢ドライバー/デジタル課税〜高齢ドライバーの交通事故割合が高いわけではない」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.政府が今月下旬に閣議決定する成長戦略に、高齢ドライバー専用の新たな運転免許を創設する見通しが
明らかになった。75歳以上を対象に自動ブレーキなどの安全機能がついた車種のみ運転することができることなどを検討するもので、高齢ドライバーによる事故が相次ぐ中、対応を急ぐ考えである。高齢ドライバー用の制度に強制力はない予定なので、全体として「緩い」ものになると思われる。
2.高齢ドライバー向けの対策は早く実施すべきでだが、過度に高齢ドライバーの事故だけを問題視するのではなく、全体像を理解することが大事である。年齢別の運転免許保有比率は、75歳以上は6.8%に過ぎない。年齢別の交通事故件数・割合を見ると、75歳以上の数字は25〜29歳とほぼ変わらない。
3.日本の人口で高齢者の人数が増えているので、高齢ドライバーの事故が目立つだけで、事故割合そのものは大きく増えていない。また、20〜24歳、16〜19歳という若い年代の方が事故件数・割合は多のっで」いですし、飲酒運転・無免許運転など無謀なものも多くなっているので、高齢ドライバーだけに焦点を当てて問題視するのは違う。
4.高齢ドライバーの交通事故は、いずれ自動運転が普及すれば解決する。現状の対策で言えば、一律に高齢ドライバーを対象にするよりも、「注意すべき人」を確認するべきである。自分も高齢ドライバーとして免許更新の際に試験を受けた経験があるが、一緒に試験を受けている人の中に明らかに「この人の運転は危ないな」と感じる方がいる。普段から周囲の人が見ていても、こうした人の運転の危うさには気づけるはずなので、そのときに忠告することができれば良い。
5.日経新聞は9日、「法人税、どこに消えた」と題する記事を掲載した。これは2000年代までは、企業の利益に比例して法人税の負担額が増えていたのに対し、2010年以降はその比率が低下していると紹介。多くの企業が知的財産権を税率の低い国に移しているのに加え、経済のデジタル化でサービスの利用やお金の流れが見えにくくなっていることが要因としている。
6.最近、日経新聞はデータをもとに問題提起する記事を掲載しているが、この記事は非常に良い分析をしている。政治家が企業人を喜ばせるために、法人税率を引き下げ、本社機能を移してもらう動きが続いている。日本でも、2007年から2018年で税引前利益は若干増加したのに、企業の税負担額は減少するという事態が起きている。
7.かつて企業の税負担額は30%を超えていたが、今では20%程度に下がっている。世界的にも法人税の減税競争は激しさを増している。製薬会社など多くの企業が本社機能を置いているアイルランドが12.5%と低い水準になっていて、スイスは20%、英国、チェコも20%を下回る水準で企業を呼び込もうとしている。かつて40%を超えていた米国と日本も30%を下回る水準まで落とし、イタリアも同様に30%以下になっている。また以前は50%を超えていたドイツでさえ、30%程度に落とさざるを得ない状況になっている。
8.欧州の企業では、法人税率が高いドイツから本社機能をスイスやオランダに移しているところが多く、米国の企業はアイルランドへ向かうところが比較的多くなっている。その中でもGAFAは、オランダとアイルランドで税法上の仕掛けを利用して、実質的に税金がかからないような体制をとっている。また、ウーバーは本国で利益を出さないようにして、オペレーションをオランダに移し、さらにタックスヘイブンの国を利用している。創業したときから、税金をなるべく支払わない仕掛けを作っている。このように「ちょっとしたテクニック」を使うだけで、ある国には税金が納められないとなると、不公平であり大きな問題である。
9.これを解消するためには、本社機能がある場所・国に関係なく、全世界の利益に対してオペレーションの大きさで比例配分して課税する方法しかない。たとえば、Amazonなら全世界における日本のオペレーションの割合を算出し、全世界の利益からその割合に応じて、日本で納税してもらう。これを「外形標準課税」と言う。
先日開催された、G20の財務相・中央銀行総裁会議でもこの問題はテーマになった。結論は出ていないが、世界的に解決すべき大きな課題である。



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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
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