2019年08月12日

会社などの既存の枠組みにとどまり、新たな経験や視点を得ようとしない“おっさん"から脱却することが最も効果的である。


「校條浩著:シリコンバレーの流儀、デザイン思考は脱おっさん化から、週刊ダイヤモンド、2019.6.29」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.日本企業の間で「デザイン思考」の導入がはやっている。新事業の創造が喫緊の課題と認識し始めた企業トップが、「社員の事業創造力を高めるためにデザイン思考を取り入れよう」というわけである。だが、デザイン思考ははやっている割に、その本当の意味が理解されていなかった。デザインというと、意匠設計や美的設計を連想するが、デザイン思考はそれよりも広い概念である。「画期的な製品やサービスをデザインし、イノベーションをもたらす発想法」というのが一般的な説明のようだが、それでも抽象的でよく分からない。デザイン思考の源流の一つは、スタンフォード大学でプロダクトデザインを研究していたデビッド・ケリー氏が創業した米IDEO(アイディオ)だ。アップルが最初に開発したマウスのデザインを手掛けたことで知られる。
2.IDEOの強みは製品だけではなく、サービスやサポートなども包含した、事業全体の青写真を描く活動である。例えば、鉄道会社のプロジェクトでは「人が移動する」とは何かを議論していた。ユーザー自身も気が付いていない根源的な課題をあぶり出して、新たなユーザー体験をデザインする。この思考は、「人の移動」をどうデザインするか、という原点に戻り、自動車の所有や公共の交通機関の在り方を考える、現在のモビリティーの議論につながっている。
3.デザイン思考は、良い製品やサービスをつくれば売れるという、サプライヤー中心の考え方や視点を180度転換し、顧客の潜在的なニーズや課題を抽出し、そのソリューションを提供する思考プロセスである。その思考プロセスを実行しやすくするために、いろいろなフレームワークや手法をつくり、それが「デザイン思考」という体系にまとめられている。
4.デザイン思考のフレームワークは、「基本的な質問」「気付き」「アイデアの創造」「アイデアの具体化」「具体案の検証」「ストーリーによる表現」と、一見すると単純で簡単なものに思えるが、その中身は、ユーザーを観察し、創造的に発想して具体的な案にまで落とし込む、個人のセンスやスキルが欠かせない。
5.デザイン思考のセンスやスキルを訓練するのは、座学で講義を受けるだけでは効果は低い。見て分からんものは、聞いても分からん、と小学生のころ、兄たちに何か質問するとよく言われた。いろいろなものを観察・体験し、自分の頭で考えないままに質問する人に、どんな説明をしても理解はできない。「見る」ときに大切なのは、視点だ。物事を真正面からだけでなく、いろいろな角度から見ること。そして、多様な視点を持つためには、経験の引き出しをたくさん持つことが重要である。一見するとその商品やサービスとは関係がないようなことを経験すると、新しい視点を得ることができる。
6.思い付いた考えを思い巡らす個人個人の営みが一番大事なことであり、他人が教えることはできない。大企業の優秀な社員の多くは、経験に偏りがあり、視野が狭い。デザイン思考において重要である多様な経験・視点を得るための経験が、圧倒的に不足している。すでに確立された事業の枠内で、自分に与えられた業務を一生懸命実行してきた猛烈社員たちは、自身の業務に没頭するあまり、井の中のかわず蛙になっている。
7.そんな社員にとっての処方箋は、「まずはやってみる」こと、「現在身を置いている環境の外に出る」ことだである。研究開発部門では分からなかったサプライヤー中心の見方から、デザイン思考の大前提である顧客本位の視点や考えに転換することができる。
8.会社などの既存の枠組みにとどまり、新たな経験や視点を得ようとしない“おっさん"から脱却することが最も効果的な最初のステップである。



yuji5327 at 06:46 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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・学生:月曜日
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