2019年09月13日

AIは兵器にも使われる。AI兵器は「自律型致死兵器システム(LAWS)」とも呼ばれ、人間が介在せず、自動的に目標を定めて攻撃する。

「池上彰著:
知らないと恥をかく世界の大問題10、角川新書、2019.6.10」は参考になる。「第5章:AIとグローバル化の波に翻弄される私たち」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.AIは兵器にも使われる。AI兵器は「自律型致死兵器システム(LAWS)」とも呼ばれ、人間が介在せず、自動的に目標を定めて攻撃する。価値判断ができないので無人兵器に利用されるのが問題である。いまは各国とも自国の兵土が死ぬことが最大のリスクで、死なないで済むように無人兵器を導入する。
2.無人機にAIを搭載し、遠くから敵を見つけて殺傷する。たとえばイスラエルがパレスチナにおいて、顔認証ソフトを入れた無人の飛行機を飛ばしている。上空で過激派を探し続け、本人と認識すれば小型ミサイルを発射する。顔写真をAIに覚えさせて飛び立たせれば、あとは勝手に判断してくれる。攻撃などの判断に人間が関与すると、標的を見つけたけれどそこには家族がいる、あるいは標的が孫を抱いているとなると、スイッチを押すのをためらう。しかし、AIを搭載したドローンなら、そんなことはお構いなしでミサイルを発射する。世界各国のAIやロボット工学の分野の専門家たちは、AIを活用した兵器が使われることに反対しているが、軍事産業の研究者は日々研究しているので、研究を阻止できないという現実がある。
3.国立情報学研究所の新井紀子教授は、2011年より、東京大学合格を目指すAI「東ロボくん」の研究・開発をすすめた。2016年、東大の入試を突破できるだけの能力を身につけることはできず、プロジェクトを断念した。結局、AIは東大の入試問題の意味を理解することができなかった。単純な計算なら瞬時に解くことができず、検索による膨大な知識はあっても文章の読解力が致命的にない。AIは意味を理解できない。意味を理解できるのが人間の優位性だと考えれば、読解力をつけていなければAlに負ける。
4.いまの小学生が社会人になったときは、いまは存在しない新しい仕事に就く人が多い。仕事がなくなるというマイナスの側面だけを見れば心配だが、新しい仕事や役割が生まれるというプラスの側面もある。若い人は、自分がどんな仕事をしたいのか、何を学び、どんな働き方をしたいのかという視点が必要である。現在世の中にないものであれば創り出せばいい。これまでマイクロソフトのビル・ゲイツや、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、あるいはアマゾンのジェフ・ベゾスは「こんな仕事があったらおもしろい」「こんなサービスがほしい」、ないなら自分でつくればいい。新規ビジネスをAIが考え出すのは困難である。これからの働き方を考えるには、既存の中から選ぶのではなく、自分はどんな仕事をやりたいのかと、逆転の発想で考えることが必要である。
5.環境問題や食料問題など、地球を危うくする問題は、1つの国の力では解決できない。2018年の夏、日本では35度以上の猛暑日になった猛暑日数が、例年より多かった。35度を超えたら「猛暑日」という言い方が生まれた。ちなみに2018年夏、沖縄は猛暑日が1日のみ。東京は24日あった。暑かったのは日本だけではなく、世界的に高温だった。スペインでは、最高気温46度などという日もあった。フランスやスペインは、夏はそれほど暑くならないので、ふつうのホテルにはエアコンがなく、一般の家庭もエアコンがなく、46度になったので、死者が出た。
6.インド洋に浮かぶ島国モルディブの国が抱える最大の課題は地球温暖化で、海面が上昇していることである。毎年3个困津腓沈んでいる。10年で3僂任△襦人々が住む住宅近くまで海が迫っている。島が沈めば総人口40万人が「環境難民」として移住しなければならない。モルディブでは、これまで地下水を飲料水や生活用水に使っていたが、地下に海水が浸透するようになり、塩分濃度が高く飲めなくなり、ミネラルウォーターに頼るようになったので、ペットボトルのゴミが大量に出る。
7.プラスチックゴミの問題も深刻になります。2019年5月に行われた有害廃棄物の国境を越えた移動を規制するバーゼル条約締約国会議では、汚れた廃プラスチックが対象に加えられた。このまま温暖化対策を何もとらなかった場合どうなるか。2100年、未来の天気予報では、東京の気温は44度。温暖化は、世界の国々が協力した取り組みが必要です。アメリカがパリ協定から離脱すると、日本の温暖化対策はもちろん、世界中の国に影響が出るが、ドナルド・トランプ大統領は気候変動報告など信じていない。
8.「経済格差」が世界の多くの国で拡大し続けている。グローバル化や技術進歩がその一因である。ブータンは中国とインドに挟まれた南アジアの小さな国だが、国内総生産(GDP)に代わる尺度として、国民総幸福(GNH)という独自の考え方を国家の指標としている。交通事故が起きて自動車が壊れ、新しい車に買い換えればGDPは上がる。ケガをして病院に運ばれ、医療費がかかればGDPは上がる。死んで葬儀代を払えばGDPは上がる。GDPが高ければ…般的には豊かであり、幸せな人が多いという傾向はあるが、高ければ高いほどいいというものでもない。ブータンは国民にめいそうアンケートを取っている。「あなたは1日にどれくらい瞑想の時間を取っているか?」「地域の祭りにどれくらい参加している?」という質問がある。チベット仏教を国教とするブータンならではの質問である。地域に祭りがあるということは、コミュニティがあるということである。日本はいま少子高齢化に伴い過疎化が進んで、地域のコミュニティが崩壊している。
9.ブータンのGNHという考え方も、AIも技術革新も、人を幸せにするものでないと意味がない。Alが暴走するなら、それを制御できるのも人間である。


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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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