2019年11月19日

若い人の多くがネトウヨではない。インターネットに「反日」だと書き込んでいるのは、おなじひとが、繰り返し書いている。思考停止や服従は幸福感をひとに与える。

「半藤一利、池上彰著:
令和を生きる、幻冬舎、2019.5.30」は面白い。「第4章:ネット社会に兆す全体主義」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.情報革命というのは、知りたい情報しか知らないひとたちが増えると、デマをほん
とうのことだと思ってしまうひとたちが増える。戦争中の大本営発表を信じて、国民の多くが日本は勝ちつづけていると信じた。わたくしたちは統制された情報でしか世の中のことを知らなかった。
2.関東大震災のときには朝鮮人が井戸に毒を入れたとか火をつけているとか、そういうデマを信じた市井の人びとが罪のない朝鮮人を襲撃した。いまの話を聞いているとわたくしには戦争中の国民の姿がダブって見えてくる。関東大震災のときに、そういうデマによって数多くの朝鮮人が犠牲になったのは事実があるからこそ、東京都は、歴代の都知事が、関東大震災が起きた9月1日に朝鮮人慰霊碑に追悼文を届けていた。
3.小池知事になってから、それをやめてしまった。逆に、虐殺があったというのがデマだ、ということなのか、ネトウヨの方々は、あるいは小池都知事を支持しているひとたちのなかには、朝鮮人が大量に虐殺されたなんてことはないと思っている人が。追悼文なんか捧げる必要はないと言う。事実がかれらの頭のなかでは書き換えられてしまっている。
4.あるいは、南京事件はなかった、とも主張している。南京事件については、昭和史研究をやってきた者は、虐殺の事実を否定する連中とずいぶんケンカ沙汰をやってき。いま「南京大虐殺」という言葉は使えない。教科書はほとんどが、「南京事件」だから、流れている情報の量は圧倒的に増えたのに、現象として見ると戦前の状況と似たようなことにもなっている。
5.集団的な物語は時々の政治にとりこまれやすい。実際なにがあったのか、誰がなにをしたのか。そのことをみんなで繰り返し考えることがなにより大事である。2017年8月12日に放送されたドキュメンタリー番組、「NHKスペシャル731部隊の真実、エリート医学者と人休実験」には、右翼から激しい抗議があったようである。でっちあげだという話になる。
6.若い人の多くがネトウヨかと言うわけではない。インターネットに「反日」だと書き込んでいるのは、たくさんいるように見えるが、おなじひとが、繰り返し書いているとも考えられる。その言葉の激しさに惑わされてはいけないし、過剰に危惧するのもよろしくない。だいたい思考停止や服従は、一種の幸福感をひとに与えるものである。
7.考えるのは疲れるけれども、それが全体主義を防ぐ唯一の方法である。全体主義は国力が弱くなっているとき、社会が混沌としているときに生まれやすい。そんなときに、しばしば英雄視される者があらわれて、カオスか自分かどちらかを選べと人びとに迫る。あるいは人びとのなかに眠っていた怒りを呼び覚まして操作しようとする。我われは、いまこそ気をつけなければいけない。


yuji5327 at 06:28 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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