2019年12月09日

国土の面積ではアメリカの約4%しかないが、海岸線の総延長では、アメリカの2万kmに対して日本は35000km以上である。


「半藤一利、池上彰著:令和を生きる、幻冬舎、2019.5.30」は面白い。「第6章:戦争がない時代ではなかった」の印象に残った部分の概要の続きを自分なりに補足して纏めると以下の
1.令和の日本には、今後、国防をどう考えるのかという課題が残された。「日米安保条約を破棄しますか」という問いがある。この問題を議論するときに、いつも言うことは「この国は守れない国である」ということである。このことを日本人はもう少し知っておいたほうがいい。昨年平成30年(2018)8月15日の終戦記念日に、秋篠宮様の悠仁くんに昭和史の講義をした。2時間半と頼まれて、宮邸に出かけて行った。親王殿下は小学6年生である。その年齢の子にもわかりやすいように戦争へのいきさつを話す準備し、こういう話を最初にした。
2.日本はものすごく海岸線が長い。国土の面積ではアメリカの約4%しかないが、海岸線の総延長では、アメリカの2万kmに対して日本は35000km以上である。列島の真ん中に急峻な山脈があり平野が狭いので人びとは奥には逃げられない。列島の北から南まで、この海岸線の長い国を守るのは大変で、近代日本には、点在する海岸線の街を守るために多くの陸軍の兵隊を配置するという難問があった。海岸線で守ろうと思ったら、非常に多数の陸軍の兵隊さんを並べなくてはならない。そうしたら若い働くひとがいなくなる。
3.勝海舟とか、坂本龍馬の名前をご存じか殿下にと聞いたら、知っていると答えた。勝海舟は、幕末の時点で、日本の国を外国の軍艦から守るためには海軍しかないと確信していた旨をお話しした。明治の指導者たちもこの国をどうやって守るかと、皆が頭を悩し、太平洋側は海軍を強くして海上で守るよりしょうがないと考えた。さらに北からの脅威や日本海側の守りは、朝鮮半島を防衛の最前線と位置づけて外からの侵略を塞ぐことにした。それから150年もの時が流れたが、国土の特徴は変わらない。
4.しかも日本には110の活火山がある。地震と火山噴火は、日本では永遠に続く大問題としてあり、しかも資源がない、生産力も強くない、とお話した。こういう国土なのだということをしっかりと認識する必要がある、という話を延々とした。日本の国は地政学的に守るには非常に難しい国土である、地政学の意味を殿下は「わからない」と言うので、秋篠宮が字を教えていました。
5.質問がありますかと聞いたら「なぜアメリカは広島に原子爆弾を落としたんでしょうか、と言われたので、一応お答えした。秋篠宮に講義したのが一時間半。後半は昭和史の話になった。、要するに、日本の国防は非常に難しいということである。しかもいまはその海岸線に原発がずらりとあるから、「バスに乗り遅れるな」とばかりに、十分な議論も経ずして紛争地に出て行くことは、できるだけ慎重になるべきである。
6.日本にとって朝鮮半島は、国際情勢しだいではユーラシア大陸から突きつけられたナイフにもなる。ここをロシアに押さえられることになっては国の守りが危うい。だから、朝鮮半島をなんとかしなければと日本の近代の指導者は考えたと思われる。日露戦争も、もとを正せば朝鮮半島をめぐっての争いだった、ということを、いまの若い人は意外に知らない。
7.かつて日本は朝鮮を武力で併合してしまったが、いまのような国際協調の時代にそんなことはできるはずがない。日韓や日朝が対立したままでは、東アジアの安定のために、ひいてはこの国のためにもよくない。困ったことに、平成17年(2005)前後から、日本の国には大きな声で嫌韓を唱える者が多くなった。そういう風潮で、国防問題をまともに話すことができない情けない状況になっている。
8.反韓のきっかけのひとつが、ワールドカップの日韓共同開催(平成14年/2002)だったと言うひとがいる。かれらと一緒にやることへの反発が広がったという。自分たちを嫌っているような連中と一緒になってやることはないという感情があった。朝鮮半島を大事にするということ自体が反日だなんだ、という理屈さえまかりとおる。



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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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