2020年01月04日

鴻海にしてもアリババにしても、多くのサービスを展開しているが、基本的に一人の人間が構想していくことで、「核」が定まり、「軸」がぶれない展開が可能になっている。

2019/11/22付けの大前研一さんの「 ニュースの視点」(発行部数 159,973)は「NEXTユニコーン/ウェルスナビ/国内ネット大手 〜ヤフーとLINEの経営統合は上手くいくのか」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.日本経済新聞社がまとめた「NEXTユニコーン」調査で企業価値を推計したところ、上位20社の合計は前年より2割増加し、1兆円を超えた。人工知能(AI)やフィンテックの分野で伸びが目立っている。しかし海外では、元ユニコーンを巡る懸念も広がっており、これまで価値を押し上げてきた投資マネーがしぼむ可能性もあるとしている。
2.上位10社の顔ぶれを見ると、上位企業が定着してきた。エリーパワー、オリガミなどは今後の成長性に疑問が残るが、プリファード・ネットワークス、TBM、スマートニュース、ビズリーチなどは安定感がある。その1社でもある、資産運用を自動で指南する。「ロボットアドバイザー」を手掛けるウェルスナビは、先日、第三者割当増資で約40億円を調達した。
3.増資による資金調達は5回目で、融資を含めた創業からの資金調達は累計約148億円。注意すべきは、ロボットによるAIアドバイザーという見方になっているが、その資産運用の中身は、米国のETFの割合が非常に多くなっている。
4.米国の株価が史上最高値をつけているので、資産運用の成績が良くなるのも当然といえる。今後、トランプ政権がひっくり返る事態などが発生して、米国の株価が下落することがあったとき、対応できるのかわからない。今のやり方では難しい。
5.先行きに若干の不安はあるが、ウェルスナビはすでに累計で約148億円もの資金を調達している。これは芝山社長の賢いところである。良い運用成績を出せているうちに資金調達を済ませ、今後問題が起こっても、すでに我慢する力を持つことができている状態を作り上げている。
6.検索サービス「ヤフー」を展開するZホールディングスとLINEは14日、経営統合に向けた協議を進めていると発表した。両社はそれぞれ、親会社のソフトバンク、ネイバーが50%ずつ出資して新会社を設立。その傘下に持株会社を置き、ヤフーやLINEを子会社化する案が検討されている。
7.今後の展開としては、まずはPayPayを中心にどこまでサービス展開を広げていくことができるのか?というのが焦点になってくる。しかし、そもそもこの2つの組織が一体となって上手く機能するのか?という点に大きな問題がある。
8.2つの全く異なる魂を持った人たちが、50%ずつの株式を持ち合って上手く機能するとは思えない。さらに、すでにヤフーの親会社であるZホールディングスは多くの企業・サービスを抱えて、現時点でも空中分解してもおかしくない。
9.Zホールディングス傘下には、eコマース・インターネット広告のヤフー、電子決済サービスのPayPay、映像配信のGYAO、電子コンテンツのイーブックイニシアティブジャパン、さらにはアスクル、一休、ジャパンネット銀行、ワイジェイカード、ZOZOなどがあるが、それぞれがシナジー効果を発揮してお互いに連携が取れているとはいえな。一方のLINEは、どちらかといえばサービスを絞って展開している。両社の魂には大きな違いがある。
10.資金があるから買収するというだけでは収集がつかなくなり、下手をするとライザップと同じ轍を踏む可能性がある。大切なのは「核」になるものを置いて、それを中心に組み直すことである。例えば、アスクルに焦点をあてて徹底的にやれば、企業関連のサービスは取り込める。アスクルを使ってくれている企業の社員にもメリットがあるようなサービスという視点で考えれば、新たな文房具も開発できるし、社員向けの旅行サービスも展開できる。
11.現状においては「核」が定まっておらず、いきなり社員向けに「一休」の高級ホテルを紹介するということになっており、ニーズが合わない状況になっている。むしろ、競合サービスで、楽天トラベルのほうがニーズに合致している。
12.このようにZホールディングスの中においても、各サービスの連携が取れていない状況で、出生の異なるLINEと統合しても、一体化経営を行うのは非常に難しい。8000万人のユーザーを誇るLINEを取り込めば、ヤフーが一時的に利益を上げることは簡単だが、それによってZホールディングスの中にある、別のものが犠牲になる可能性もある。
13.鴻海にしてもアリババにしても、多くのサービスを展開しているが、基本的に一人の人間が構想していくことで、「核」が定まり、「軸」がぶれない展開が可能になっている。指揮命令できる人は1人のほうが良い。強者を2つ合わせても上手くいかない。ヤフーとLINEの経営統合は、1+1=2とはならず、1.6に留まってしまう可能性が高い


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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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