2020年01月05日

腕時計型の血圧計の精度が通常の血圧計に遜色無い、病気の早期発見には、スマホにデータを飛ばし管理する必要がある。シリコンバレーの技術が必要である。

2019/11/29 付けの大前研一さんの ニュースの視点(発行部数 160,002部)は「トヨタ自動車/ウエアラブル端末/三菱ケミカルHD/ キリンHD/リニア中央新幹線〜戦略が欠如した買収劇」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.中国の新車販売台数でトヨタ自動車が前年同月比5位から2位に浮上した。SUVなど現地の若者向けのデザインが成功した他、販売価格や豊富な品ぞろえ及び燃費の良さや環境対応などが評価されたもので、数年来力を入れている中国政府との関係強化策も功を奏した。
2.トヨタはかなり出遅れて約20年前に中国市場に参入した。当時から中国ではVWとGMが圧倒的な強さを誇っていた。そのGMを若干とはいえ、トヨタが上回り2位に浮上したのは画期的なことである。前年同月比で見ると、トヨタ、ホンダが伸びていて、GM、上海汽車が落ちている。日本勢では奮闘していた日産も落ち込んでいる。この20年間、トヨタは「天津が第二の故郷」という意気込みで、中国市場で奮闘してきたが、この結果は非常に評価できる。
3.日経新聞は23日、「身につける端末、病気の兆候つかむ」と題する記事を掲載した。これは腕時計型血圧計などのウエアラブル機器を健康管理だけでなく、病気の早期発見や発作の予知に活用する動きが広がっていると紹介している。
4.この分野には非常に難しい技術がたくさんあり、シリコンバレーでは、血圧だけでなく脈拍を測る技術など様々な研究が進んでいる。日本では、偶然にも腕時計型の血圧計の精度が通常の血圧計に遜色無いということで商品がヒットしたが、病気の早期発見や発作の予知に活用するとなると、もちろん血圧情報だけでは不足である。スマホにデータを飛ばし、様々な技術を使って総合的な情報として管理できるレベルまで達する必要がある。そうなると、シリコンバレーの技術には太刀打ちできない。
5.三菱ケミカルHDは18日、56%強を出資する上場子会社の田辺三菱製薬を完全子会社化すると発表した。TOBにより出資比率を100%に引き上げる方針で、医薬分野で進む新薬開発のデジタル化に対応するため、子会社化により総合力を高める考えである。今でも連結対象になっているから、あえて100%子会社化するメリットがあるのか疑問である。6.三菱ケミカルHDのセグメントは、ケミカルズ、機能商品、産業ガス、ヘルスケアとなっている。ヘルスケア分野の収益は出ているが、落ち込んできているので、ここにテコ入れしたいのだと思う。
7.報道では、三菱ケミカルから提供できる技術があり、それにより総合力を高めるということだが、そのような技術があるとは知らない。この点も含め、100%子会社化することでどれほどメリットがあるのか疑問である。子会社化や買収によって、実際にどのようなメリットがあるのか、具体的にイメージできなくては、単に2つが1つになったところで効果はそれほど期待できない。
8.コクヨとプラスが争う形になった、ぺんてるの買収についても同様の懸念を感じる。文具大手プラスが筆記具大手ぺんてるの株式買い付けに乗り出すことが20日、明らかになった。プラスが設立した合同会社が、1株3500円で12月10日までに買い付けることを
ぺんてるの株主に通知し始めたとのことで、コクヨによる敵対的買収の対抗策となる。
9.ぺんてるの経営陣がコクヨに対して良い感情を持っておらず、コクヨに通告せずにプラスと交渉を開始したということである。プラスは株式を1/3まで保有する見込みとのことだが、そこまで行けるのかわからない。このような手に打って出る前にもう少し話し合いをするべきだった。プラスがぺんてるを買収したところで、その後の事業展開の広がりはそれほど期待できない。
10.コクヨの事業規模は大きいが、国内がほとんどで海外はわずかである。その点、海外で売上の半分以上を上げているぺんてるに期待したいのだが、このぺんてるのチャネルをコクヨが有効活用できるとは限らない。コクヨの主要商品は「紙」である。コストが高いため、海外では非常に弱い状況である。それをぺんてるのチャネルを使って解消できるのかイメージできない。
11.オフィス製品にしても、海外勢には強い競合が目白押しである。ぺんてるが海外に強いというだけで買収しても、コクヨにとってメリットがある活用ができなければ意味がない。プラスも同様である。多少のメリットがあっても、市場・業界内でインパクトを残せるもの、あるいは将来そういった展望を見据えているものでないなら、魅力を感じない。12.キリンHDによる米クラフトビール会社の買収が発表されたが、事例である。キリンHDは20日、米クラフトビール大手ニュー・ベルジャン・ブルーイングを買収すると発表した。海外子会社を通じて2020年3月末までに株式を100%取得するとのことで、全米に販売網を持つニュー・ベルジャンの強みを活かし、海外のクラフトビール事業を拡大する考えである。高級ビール路線のアサヒビールに対して、キリンはクラフトビールを強化するという狙いらしいが、このような動きをとっても、世界の強豪と比べると足元にも及ばない。アサヒやキリンよりも、ジムビーム事業に1兆円ほど突っ込んだサントリーのほうが、展望が開けている。
13.日経新聞は23日、「リニア、静岡着工見通せず」と題する記事を掲載した。リニア中央新幹線の静岡工区が着工できていない問題の打開を目指す3者協議について、静岡県の川勝知事が協議に環境省や国交省の河川部局も加えるべきと主張し始めたと紹介した。川勝氏は、リニアの工事が大井川の水量に悪影響を及ぼすと反対姿勢を示しており、事態のさらなる混迷を懸念する国交省は難色を示していて、3者協議の枠組みは宙に浮いた状態である。川勝氏の狙いは、リニアではなく、東海道新幹線の利便性向上のための交渉である。リニア中央新幹線は地下も深いし、地理的にも不便で利用者が増えるとは思えない。静岡県にとっては、リニア中央新幹線にこだわらず、JR東海の新幹線を一部でも停車させるようにすることが重要である。JR西日本では一部の新幹線のぞみが福山などに停車する。
JR東海でも同様に、浜松や静岡で停車するようになれば、静岡県にとっては大きなメリットである。現在、JR東海の新幹線のぞみは、新横浜を出発後、名古屋まで停車しない。県をまたぐ新幹線の距離では日本一の長さである。
14.リニア中央新幹線にからめて、残土置き場問題などを提示しているが、本命はそれを交渉材料としてJR東海に働きかけ、何本かに1本は、浜松や静岡に停車する新幹線のぞみを実現することが川勝氏の狙いだと思われる。


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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
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