2020年01月12日

プレゼンで何よりも大切な姿勢は「一人称」で語るということである。プレゼンを行う自分自身が、心から相手に訴えたいという情熱がなければ何も伝わらない。


「校條浩著:シリコンバレーの流儀 プレゼン改革は意識改革の序章 週刊ダイヤモンド 2019.12.7」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.職業柄、大小、有名無名を問わず、さまざまな日本企業のプレゼンテーションを聞くことが多いが、残念ながら過去30年間、あまり進歩がない。投影したスライドの説明を延々と棒読みされ、聞いている方は心が折れてしまう。原因は、プレゼンの目的がはつきりしていないからである。
2.プレゼンをするのは何かを達成したいからであり、その達成のためのメッセージを伝える手段がプレゼンである。すなわち本来は自身の主張を相手に納得させ、説得するためにある。
3.多くの企業では、プレゼンの目的が「納得・説得」ではなく「報告・連絡・相談」(ほうれんそう)になっている。情報提供が目的で、抜けや漏れがなく、情報を網羅的に提供することが重要とされ、企業丙のプレゼンがそうなるのは、納得・説得のプロセスが、会議室の外で行われるからである。日本企業での意思決定は「暗黙知」で行われる。つまり、共通の価値観を基盤とした個別の話し合いや「飲みニケーション」などを通してコンセンサスが進んでいく。そこでは、プレゼンは詳細な情報を提供する補助手段にすぎない。
4.これが外の世界との交流となると様相が一変する。外部の組織との間には暗黙知は存在しない。外部の人に何かを納得してもらうには、まずは共通の基盤を明確にしないといけない。そのためには自社内の暗黙知を具体的に言葉で示し、形式知化する必要がある。この形式知を基盤に、相互理解する手段がプレゼンなのである。
5.ほうれんそう型のプレゼンしか経験していない人が、外部の人に対する納得・説得型のプレゼンができるようになるには、起業家のピッチイベントに行くことである。ピッチとは、起業家が企業や投資家から出資を受けるために行うプレゼンのことで、ビッチイベ
ントは、企業や投資家を納得させ説得するための真剣勝負の場である。起葉家にとっては自ら考え出した事業の生死に関わるため、プレゼンの準備には十分に手間と時間をかける。6.多くの場合、ピッチのやり方を熟知したアドバイザーから指導を受けている。プレゼンの秘訣は「デザイン思考」「コンテクスト提示」「ワンメッセージ」「一人称」の4つに集約される。「デザイン思考」は、自社中心の考え方や視点を180度転換し、顧客の潜在的なニーズや課題を抽出して、そのソリューションを提供する思考プロセスである。プレゼンの冒頭で顧客視点の課題にずばり切り込み、聴衆にその課題を自分のことのように考えさせ、気持ちを引き寄せるのは常とう手段である。
7.あるスタートアップ企業が、社員同士の情報交換が簡単にできるアプリケーションを開発したとすると、そこでピッチの冒頭が「SNSの仕組みを使った社内用の情報交換アプリを開発しました」ではいけない。ここでは「働き方改革の具体的な方策に悩んでいませんか?」と投げ掛ければ、聴衆は身を乗り出す。続いて、企業内での部門を越えた新しい情報交換の仕方が働き方改革に有効だと語り、その解決策としてSNS型システムが優れていることを説明すれば、聴衆は同じ土俵で考えるようになる。
8.その上で、前述した「コンテクスト提示」を行う。自分がこの課題に問題意識を持った理由や、この問題を解決できると思った背景の説明である。暗黙知がある企業内では、コンテクストは空気のように与件のものと考えられている。例えば社内の人事部で働き方改革に関するプレゼンをするとき、人事政策の「表」の正論も「裏」の施策調整も、お互いに熟知した上での話となる。外部の人間は、この暗黙知がない土俵にいるので、意識的にコンテクストを提示する必要がある。
9.先の例で言えば、「大学時代にSNSを縦横に活用して多くの学生や教授と情報交換し、横断的プロジェクトを立ち上げた。卒業後に就職した会社では、社内が縦割りで思うように情報共有や人材交流ができなかった。そこで、新しい情報交換の仕組みを導入すれば業務にイノベーションを起こせると確信し、このアプリケーションの開発に着手した」と話す。この起業家の発想の基となっているコンテクストは理解できるだろう。
10.人を納得させるには「ワンメッセージ」が有効である。あれもこれもと網羅的に説明したのでは、聞いている人の頭には入っていかない。短い時間で心に響くプレゼンをするには、伝えたい一番大事なことを簡潔に表現する。先の例では、「働き方改革の実行に有効な新たな社内システムをつくった」ことだ。ワンメッセージはプレゼンの場面に限ったことではなく、一度に多くの人に主張を伝えるときにも有効である。
11.15歳のグレタ・トゥーンベリさんの地球温暖化対策を求める運動が、世界中へ広がったのは衝撃的だった。彼女のメッセージは「大人が責任を持って行動を起こすべきだ」ということだけ。このワンメッセージが世界を駆け巡った。「ワンメッセージ」にするプロセスは、散漫な考えを見直し、枝葉末節を捨てて本当に必要なことは何であったかを自分自身に問う時間である。
12.日本企業にある総花的で玉虫色の経営方針を、真に戦略的なものに変える手だてともなる。プレゼンで何よりも大切な姿勢は「一人称」で語るということである。プレゼンを行う自分自身が、心から相手に訴えたいという情熱がなければ何も伝わらない。これは、ほうれんそうとの決定的な違いである。「と孝えられる」「・・・;が望ましい」「されるべきであろう」などは、納得・説得型のプレゼンでは使ってはいけない。「私はこう考える」「私はこうあるべきだと思う」「私はこうしたい」とはっきり言う。主語を使わずに語れる日本語の特徴に甘えて、メッセージをあいまいにしない。プレゼンをテクニックの問題と片付けない。日本企業で働く人たちが、グローバル時代に打ち破らなくてはいけない。意識改革である。
(私ごとだが、1月8日から11日まで不整脈治療のアブレーションのために再度千葉県救急医療センターに入院した。そのため本ブログは9,10日の2日休んだ。カテーテルで心臓の神経系統に肺などで発生する異常な電気信号が伝わらないように肺などの発生源から伝わらないにするもので、神経を焼き切る(やけどさせる)手術である。今回は1年前の治療への追加手術だったっが、静脈3か所、動脈1か所からカテーテルを刺しこみ、高周波電気を流しすとき、心臓付近の痛さは思わず声を上げるほどである。治療には機器の不具合もあり9時半から16時半ころまでかかった。)

yuji5327 at 10:18 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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・一般:火曜日、水曜日





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