2020年01月13日

現在、中国の行政エリアの光ファイバーと4Gの開通割合は98%を超え、農村部も都市部と同じ速度の通信サービスを受けている。人里離れた地域に住む人々の生活様式も変えた。


「莫邦富(作家・ジャーナリスト)著:中国の驚くべき通信大国ぶり、秘境の少数民族もネットで英語学習 週刊ダイヤモンド 2019.12.7」は面白い。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.最近読んだ中国関連のニュースの中で非常に印象に残ったのは中国通信事情に関するある報道である。その記事はインターネットが山奥に住む少数民族の日常生活に激変をもたらしたことを紹介している。
2.中国とミャンマーの国境付近では、中国で人口が比較的少ない少数民族の一つ「トーロン族」が、焼畑農業で暮らしていた。その場所は深い山と深い谷に囲まれているため、長い間、世間とは隔絶され、原始社会のような生活である。高黎質の雪山は1年中雪に閉ざされ、独竜江郷は1年のうちの大半は外界とほとんどつながりを持たない。村人たちもそれぞれ「山頂」に散らばって住んでいるため、これまでは重要な話し合いがあれば「爆竹を鳴らして伝える」ことしかできなかった。
3.2004年に電話が開通し、16年に4Gのネットワークが敷かれてから、村人たちはインターネットを通じて果物や薬草を販売できるようになっただけでなく、さらに英語を学習したり、医療専門家に遠距離診察を頼んだりしてきた。まさにインターネットの登場で、トーロン族たちは現代文明を受け入れる環境ができた。
4.インターネットなどの通信分野を司る工業情報化部の統計データによると、19年7月までに中国の4G通信基地局は456万カ所を超え、世界一となった。現在、中国は世界規模で最大の情報通信網をすでに構築し、全国で98%の行政エリアに光ファイバーと4Gネットワークが通じている。
5.辺鄙な山奥にまで通信網が敷かれていることについては、十数年前に私が身をもって体感してきた。07年、13回に分けて放送されたNHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル大型シリーズ『激流中国』」で、08年3月に初回放送したこの番組を取材するために、雲南省の山間部と中国西北部、甘粛省に近い寧夏回族自治区の西吉県を、1カ月以上かけた。特に、西吉は農民の年収が当時の為替レートで約1万5000円前後で、最貧困地域だった。
6.当時、日本を出る前に、事務所のスタッフたちに、2カ月間山奥に行くので、音信不通になる可能性が非常に大きい。そのことを覚悟する旨を頼んだ。しかし、実際山奥に入っても、それほど通信の不便さを感じなかった。どんな辺鄙なところへ行っても、携帯電話の画面に電波の強さを示すアンテナが数本立っている。誰も住んでいない山奥ではさすがに電波は入らないが、高いところに立つと、どこからともなく電波が入った。
7.そのお陰で黄土高原の山奥にいながら、日本のテレビ局、香港の国際時事誌、アメリカのラジオ局から電話によるインタビューを受けることができた。取材の合間に、久しぶりに体感した農山村の日常、景色、においに新鮮さを覚え、携帯電話のショートメッセージ機能を使って、それらを中国語でエッセイ風に記録することも試みた。寧夏の農村に滞在したときに泊まったホテルでは、さすがにインターネットに接続できなかった。毎晩、町のネットカフェまで行かざるを得ない。好奇心旺盛な若いやじ馬たちに囲まれ、持ち込んだ自分のノートパソコンを使ってネットにアクセスすると、後ろにすぐに人垣ができ、「デザインがいい」と感嘆の声が聞こえた。
8.中国のネットワークー無線ネットワークにしろ、固定ネットワークにしろ、それは、現在世界で最も大規模に構築されているネットワークだ、という北京郵電大学の教授のコメントを読みながら、2Gから3Gに移行していた時期の中国のネット事情を思い出した。1978年の改革開放から今世紀初めまで、中国の通信業は約20年ほどかけて、03年に固定電話普及率を世界平均に追い付かせた。しかし、このとき新しい問題が発生した。農村の電話普及率は平均よりはるかに低く、都市のわずか3分の1程度で、しかもその差は開き続けていた。広大な農村が発展の落ちこぼれにならないよう、04年、農村で正式に電話開通の幕が切って落とされた。
9.6年間の努力を経て「全農村への電話敷設」プロジェクトは大きな進展を遂げた。10年、チベット高原で最も辺鄙な村落と見られた、電気なし、道路なしの1000以上の村が世間と隔絶された歴史に終わりを告げたことにより、中国全土の行政エリアに全て電話が通じるようになった。
10.04年に始まった「農村の電話開通ブロジェクト」が、電話線を通じて農民が外部とコミュニケーションできるようになったきっかけなら、15年に始まった「電気通信普及サービステストブロジェクト」は、光ファイバーや4Gの世界を農民に披露した。
11.中国「第12次5力年計画」(]1〜]5年)以来、光ファイバーや4Gに代表されるブロードバンドネットワークは、中国の都市部やその周辺地区で全面的に展開された。一方で、農村は再び通信網の発達が立ち遅れる危険に直面した。このため、中国政府は13年「プロードパンド中国」戦略を発表し、ブロードバンドを電気通信普及サービスの範囲に入れることを提起。農村のブロードバンドへのアクセス問題を重点的に解決した。
12.現在、中国の行政エリアにおける光ファイバーと4Gの開通割合は98%を超え、しかも農村部も都市部と基本的に同じネットワーク、同じ速度の通信サービスを受けている。電気通信の普及サービスは、人里離れた地域に住む人々の生活様式も根本から変えた。情報通信サービスの普及は、脱貧困という困難な問題の解決に大きく寄与しただけではなく、中国国民の知る権利の普及と維持にも貢献している。


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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
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