2020年02月14日

アブレーション直後は、やけどの炎症性物質で、1カ月以内に心房細動が起きることがあるが、しばらくすると癒えるので、これによる心房細動は自然に治まる。


「桑原大志著:発作ゼロ・再発ゼロをめざす心房細動治療、 幻冬舎 2016.11.15」参考になる。第3章 発作の恐怖と決別する。完治を目指すカテーテルアブレーションとは」の概要の続きは以下の通りである。
1.アブレーションを実施すると、患者の10%程度で術後1カ月以内に心房細動が再発することがある。その時期は、焼灼により心房がやけどをしている状態である。皮膚がやけどをすると、その部位が発赤し、水ぶくれができる。それと同じことが心房でも起きている。焼灼した部位は、腫れ上がり、熱を発する。そこから炎症性の物質を放出するので、アブレーション直後は37度台の微熱が出る。また、その炎症性物質の刺激により、術後1カ月以内に心房細動が起きることがある。手術前とは異なるメカニズムで心房細動が起きる。しかし、このやけどはしばらくすると癒えてくるので、術後1カ月以降、これによる心房細動は自然に治まる。
2.手術後に10〜20%程度の患者で、平常時の脈拍数が上昇する。アブレーション前の洞調律時の脈拍が60拍/分であったとすると、70〜80拍/分に上昇する。心房には、自律神経が多数分布している。アブレーション時に、その自律神経も焼灼し、交感神経と副交感神経のバランスが変化する。それにより、脈拍数が上昇する。上昇した脈拍数は、徐々に元の脈拍数に戻る人や、その後数年間上昇したままの人もいる。しかし、脈拍数が上昇したことで、動悸を自覚する人は稀である。もし、動悸症状を自覚するようならば、β受容体遮断薬を少量内服すると楽になる。
3.力が十分で、術後の経過も良好であれば、退院後すぐに職場復帰が可能である。アブレーション後は心臓がやけどをした状態なので、大事をとって多くの患者は、入院期間も含めて1週間程度は休養をとっている。高齢者の場合や、体力が低下した人 では、術後の回復状態によっては1週間程度の人院が必.要となることもある。
4.術後の最初の定期検査は通常、1カ月後に行う。おもに、問診で不整脈にともなう自覚症状の有無を聞いたり、胸部レントゲン写真を撮ったり、心電図検査を実施したりする。また、血液検査を行い、抗凝固薬の効果や、肝機能、腎機能などを確認する。その後は、アブレーション実施日から、3、6、12カ月後にホルター心電図や心エコーなどの検査を実施する。それ以降は、半年〜1年に1回程度の検査である。心房細動の再発のピークは、アブレーション後3〜6カ月以内である。その後は、徐々に再発の頻度は低下する。
5.アブレーション後1カ月以内は、心筋を焼灼した影響で心房細動が起こることがある。この時期の心房細動は、再発と見なさず、経過観察する。術後の再発の有無を確認するために、いつまで定期検査を実施するのか。それは今のところ、一定の見解はない。最低5年間は経過したほうがよいと思う。
6.カテーテルアブレーションに限らず、合併症のリスクをともなう手術すべてに当てはまるが、アブレーションを受けようかどうしようか迷ったら、治療を受けたことで患者が得られる利益と、もしかしたら被るかもしれない不利益を患者自身がよく考え、天秤にかけることが必要である。
7.利益はおもに、「動悸などの不快な症状が改善する」「脳梗塞や心不全のリスクが低くなる」「抗凝固薬をやめられるかもしれない」などが挙げられる。一方、不利益はおもに「合併症」ということになる。利益のほうが重いと判断できれば、アブレーションを受けるほうがいい。逆に、不利益のほうが重いと感じるのであれば、見送るほうが賢明である。
8.目覚ましい勢いで進歩するカテーテルアブレーションの技術と、患者に快適にアブレーション治療を受けてもらえるようにしている工夫は、立体的な構造物の心臓の中の状態をどのように把握して隅アブレーションカテーテルを操作し、心筋を焼灼するかである。
9.以前ならば、レントゲンと手の感覚がすべてだった。最新の機器を使用すると、心臓の中の様子は極めて明瞭に把握できる。それが3次元ナビゲーションシステムというもので、CARTO(カルト)と呼ばれる。米国のジョンソン・エンド・ジョンソン社が開発しました。
10.原理はカーナビゲーションシステムと同じである。心臓の周りに磁場を作成し、カテーテル先端に埋め込まれたセンサーの位置を把握します。カテーテルアブレーション時には、まずペンタレイという51本のスパインが伸びたカテーテルで、心臓の内面全体をなぞります。カルトは1秒間に60回という速度で、カテーテル先端の位置と電気情報を取得する。心臓全体にカテーテルが行き届けば、心臓の内面が1〜2个慮躡垢糧楼脇發派舛出される。アブレーションするときには、その描き出された心臓の絵をもとに、アブレーションガテーテルを必要な場所に持っていき、コンタクトフォースを見ながら焼灼する。
11.この方法を用いると、現在は治療困難な、心房細動基質に対するアブレーションも可能になるかもしれない。ペンタレイで極めて詳細な心房の電気情報を得ると、心房の中の電位の低いところ、つまり、変性して心房が傷んでいるところが分かる。



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健康 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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