2020年03月20日

学力偏差値は、東京都・港区の中学校の先生が編み山したもので、欧米にはない。フインランドの学校教育は特別なことはしなくて、やるべきことを当たり前にるだけである。

PRESIDENT (プレジデント) 2020年 4/3号 [雑誌]
PRESIDENT 編集部
プレジデント社
2020-03-13

「池上彰と増田ユリヤ著:裁量が大きい教育現場・・・ブインランド PRESIDENT 2020.4.3」参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.フィンランドでは小学校から大学まで、ほとんど公立である。みんなが設備の整った環境で勉強しているわけではないが、底辺の子をできるだけ少なくし、格差.をなくすことに力を入れている。公教育を充実させれば、所得に関係なく、すべての子どもに平等な教育機会を与えることができる、という考え方である。
2.教育行政のシステムが日本とまったく違う。日本では、文部科学省が学習導要領を決めて、教科書検定をする。文科省の職員は霞が関の官僚として採用されているから、教育に関しては素人である。フィンランドでは教育省というのは予算を獲得するだけで、政治家が口を出せるのもここまである。現場のことは、専門家の集まりである国家教育委員会がすべて決める。そのうえ、自治体に大きな権阪が委譲されているので、授業の教え方は先生が自由に決めることができる。たとえば、教科書ぱ使わなくてもいいし、複数の種類を使ってもよい。
3.サウナラバティという町の小学校の、1、2年生.の授業では、一緒に勉強すると教え合いをしたりする効果があり、複式学級にしている。この日は「みんなが心地よくいられるにはどうしたらいいか」を話し合っていた。冬だったので、雪の積もった屋外で遊ぶと、服が濡れる。それを脱いだ後、放り出しておかないで、廊下にきれいに掛けてあると心地いい、とか話あっていた。先生.は、問いかけをしながら授業を進めていた。
4.自分で考えさせるのが基本。ソファは、子どもたちが「リラックスして本を読みたい」とリクエストして、各教室に入った。どの学校にもたいていサウナがある。生徒も先生も使うる。フインランド人は、サウナが大好きである。
5.この日の朝の校長先生が「今日はマイナス3℃です。いっぱい着込んで、外遊びをしましょう」とアナウンスしていた。マイナス5℃以下になると、外遊びはできない決まりである。それでも子どもたちは、外へ出たがる。
6.別の小学校の3年生の時間割で、1時限目が入っている日と、ない日がある。授業の科目によって登校時間が変わる。ヘルシンキ市内の学校には特色ある教育を打ち出している。難民や移民を多く受け入れている。現場の裁量が大きい。高校で「リスクに立ち向かう」という選択科目が人気だと聞き、ヘルシンキ近郊の高校の授業を見に行った。天災や食糧問題などへの対応を学び、その日は北朝鮮の地下核実験が話題になっていた。また、チェルノブイリや福島の原発のような事故が起こったら、自国だけでは防ぎようがなく、そういう問題についても話し合っていた。
7.想定外の出来事がいろいろと起こって、みんなが右往左往する時代である。答えが出ない問題について学校で考えるのは、大事なことである。アジアやアフリカのような離れた国についても、きちんと関心を持っていて驚いた。
8.日本の知識詰め込み型の教育とは違う。高校入試はペーパーテストがない。中学3年生前期までの内申点で、合否が決まる。高校は、大学を目指す普通科と、工業や農業を学ぶ職業学校の2種類がある。単位制なので、普通科は3〜4年、職叢字校は2〜5年通う。普通科に進む子が6割、職業学校が4割だが、取材時には国は半々の割合にしたいと、職業学校のキャンペーンを行っていた。高校を卒業するには.「高校卒業資格検定試験」という全国統一テストを受けないといけない。国語が必須で、外国諸、数学、理科や歴史などの一般教養から3つの計4科目に合格する必要がある。
9.学習の積み重ねを評価するのは、一定水準の学力を担保するのに優れた方法である。日本の高校だと、早い時期に私立文系を志望すると、数学や物理・化学を捨ててしまう。著者が教えている東京工業大学でも、国訟や社会が全然ダメな学生がいる。だから日本でも、似たような試験制度を作ったらどうかという議論がある。そうすれば、高校3年間どの科目も隔てなく勉強すると思う。
10.高校卒業資格検定試験の成績は、大学の合否判定にも使われる。フインランドの学校はほとんどが公立で、塾や受験産柴は存在しない。総合大学は13校あってすべて国立だが、いわゆるランキングはない。力を入れる研究分野に違いはないが、偏差値で進学先を決める習慣がないし、出身大学や勤める企業によるステータスもなく、本人の持つ資格や経験、実力が革視される。
11.学力偏差値というのは、東京都・港区の中学校の先生が編み山して広まったもので、欧米にはない。フインランドの学校教育は何も特別なことはしていなくて、やるべきことを当たり前にやっているだけである。日本で生まれて教育を受けた人は、常識が覆される。



yuji5327 at 06:22 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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