2020年05月10日

現在、ワクチンと治療法の開発が進行しているが、時間がかかる。パンデミックの第1波を鈍らせるには間に合わない。

「Justin Lessler(ワシントンポスト記者)著:ジョンス・ホブキンス大准教捜が描くシナリオ、パンデミックが終息の日を迎え、日常が戻るのはいつになるのか、CURRIERI June 2020」」興味深い。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。」
1.世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大はいつまはで続くのか。中国の武漢やイタリアで実施された封鎖措置拮匿など思い切った対策が感染拡大を遅らせるかもしれないが、そうした措置をすべての地域で実施した場合の影響は、ウイルス自体より深刻になる可能性がある。
2.この新型ウイルスは世界を横断し、おそらく流行の第1波で世界の人日の40〜70%が感染するだろう。半年から1年のあいだにそうした状況になるかもしれないし、コントロールできるレベルで数年かけて感染が広がる可能性もある。いずれにしても、流行の第1波が終息した後も、新型ウイルスはおそらく地上にとどまる。そうなればアメリカで毎年何万人、もしくは何十万人の死者が出るのでは、と恐ろしく思うかもしれない。しかし、それほど悪い状態が続く可能性は極めて低い。
3.定着した病気は、世界的に流行する新型のウイルスとは大きく異なる動きをする。最も重要なことは、病気が定着すると感染者の年齢分布が変わることである。現.在、新型コロナウイルスの致死率を高くしているのは高齢者である。武漢の研究では、2月11日時点で死亡者の81%が60歳以上で、死亡した1023人のうち20歳未満は1人だけだった。
4.感染リスクについては、新しいウイルスのため、年齢に関係なく誰もが感染しやすい。つまり、70歳の高齢者と7歳の子供を比べたとき、感染する可能性は同じくらい高いが、死に至るリスクは高齢者のはうがはるかに高い。定着した病気の一つである麻疹〔はしか〕比較してみる。麻疹は1963年にワクチンが認可される以前は、はぼすべての人が人生のある時点でかかっていた。感染力が強く、麻疹になるのは子供時代の通過儀式のようなものだった。
5.麻疹に一度感染すると生涯にわたる免疫〔終生免疫)が得られるため、成人が感染するのは特殊な状況下だけだった。1846年に65年ぶりにフェロー諸島で感染が流行したのはその一例である。新型コロナウイルスに感染すると、長期にわたって持続する免疫ができるのかはわからない。もしできるなら、麻疹などと同じことが起きる。最終的にほぽすべての成人が免疫を持ち、新たな感染は主に子供だけになった。
6.新型コロナウイルスに感染して重症化するのは、ほぼ高齢者に限られていることがわかっている。ということは、感染者の年齢層が子供に移行すれば、感染による入院や死亡ははとんどなくなる。一般的なコロナウイルスで終生免疫がつくものはなく、この新型コロナウイルスもその可能性が高い。それでも流行の第2波以降での感染、つまり.再感染の場合は、人々が部分的な免疫を保持Lているため、最初の流行での感染よりほぼ確実に重症度は低くなる。これは、インフルエンザワクチンがウイルスの菌株と完全に一致しない場合に、確実な予防ができないのと同じである。感染する可能性はあるものの、症状はずっと軽い。この部分免疫は感染者の年齢分布に対し、終生免疫ほど劇的ではないにせよ同じような影響を与え、高齢者の罹患や死亡は減る。
7.感染症の流行は火災のようなものである。燃料が豊富なときは抑制できないほど猛威を振るうが、燃料が不足しているときはじわじわとくすぶる。疫学者はこの炎の激しさの程度を「感染力」と呼び、燃料となるのは病原体に対する集団の「感受性」である。流行の波が繰り返すと感受性が低下するため、感染力も下がり、免疫を持たない人にとっても感染リスクは低くなる。
8.壊滅的なパンデミックを引き起こしたインフルエンザと同じ菌株が、のちに軽度の季節的流行を起こすのは、感染しやすい人の数と感染力が同時に低下したためである。予防接種を広めることも、病気の撲滅はできなくとも同様の効果がある。したがって、パンデミックの後に日常が戻る時は来る。ワクチンや新薬を開発したり、大規模な公衆衛生活動によって新型ウイルスを撃退したりすることは、危機の収束を早めるために望ましいが、たとえそれらが実現しなくても日常は私たちのもとに戻って来る。
9.そこに到達するまでには、長く苦しい道のりが待ち構えている。パンデミックの第1波で世界人口の半分以上が感染する可能性がある。感染者の1000人に1人が死亡すると考えるのも不合理なことではない。多くの症例は軽度または無症状のため、感染が確認された人の致死率はもっと高くなる。そしておそらく入院者数は死亡者数の10倍となる。
10.この推計だと、アメリカでは流行の第1波で入院者数が170万人以上に達し、死亡者数は17万人とインフルエンザによる年間死亡者数の5倍である。半年から1年でこうした事態になれば、この国の医療システムは危機的状態に陥る。コロナウイルス思者への治療にリソースが集中し、がんや心臓病、重傷の患者などが適切な治療を受けられなくなる。流行の最初の波だけでは、新型コロナウイルス感染症が「子供の病気」になるまでには至らない。感染率が50%の場合、成人の半数が第2波で感染のリスクにさらされる。しかし、感染しやすい人が減少することで、その後の波の威力は弱まる。
11.第2波で感染しやすい残りの人口の30%が感染すると仮定しよう。これは60歳以上のすべての成人の15%が感染することを意味する。前述の推計に基づくと、アメリカの死亡者数は5万1000人となり、重度の季節性インフルエンザと同程度である。感染しやすい人の数と感染者の割合はどちらも低下していくため、この数値はその後の波ごとに減少する。最終的には、新型コロナウイルスによる高齢者の死亡件数はほぼゼロに近いレベルに達する。ただし、これには10年以上かかる可能性がある。
12.ワクチンが開発されれば、このプロセスが大幅に加速する。たとえこの病気を撲滅さぜることはできなくても、数十年ではなく1〜2年でその致死率を大幅に低下させることが可能だろう。ワクチンがなくても治療法の向上と新薬で死亡者数は大きく減ると考えられる。現在、ワクチンと治療法の開発のために多くの取り組みが進行しているが、それには時間がかかる。おそらくパンデミックの第1波を鈍らせるには間に合わないだろう。
13.新型コロナウイルスへの対応で最大の問題の一つが、実際の致死率がわからないことである。1000人に1人〔0・1%)というのが妥当なところだが、その10倍との推定もある。10倍だとしたら、パンデミック後への道のりははるかに困難になり、治療とワクチンの開発がより重要になる。どんなに深刻な病気であろうと、私たちはパンデミックの第1波の影響を緩和し、医療崩壊を防ぐこともできる。体調が悪いときは外出せず、大人数での集まりを最小限にし、身体的接触を減らすことで、流行を抑え、症例数を減らし、感染拡大の速度を遅くすることができる。何年も先かもしれないが、「終わりは訪れる」と知ることで、それが可能になる。そして、恐ろしいと思われていたこの病気も、数年後には「ちょっと厄介なもの」に変わっているはずである。


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健康 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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