2020年05月11日

世界最大のワクチンメーカーであるGSKは、中国最大のバイオ医薬品製造事業を自社展開する中国のクローバー・バイオファーマ社との提携を発表している。

「Hannah Kuchier(ファイナンシャル・タイムズ記者):コロナ危機の終息を左右する「ワクチン開発」の最前線 COURRIER June 2020」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.遣伝子情報の解読と構造生物学の新技術により、ワクチン開発には変革が訪れている。科学者たちは検体の入手を待たなくても、ウイルスを独自に合成することができるようになった。ピッツバーグ大学のワクチン研究センター所長であるポール・デュプレクスは、新しい分野への道が開かれたと説明する。「特定の研究室でウイルスを培養しなければならないという制限がなくなり、さまざまな方法で問題を取り組む人が増えている」と言っている。
2.カリフォルニア州のラホーヤ免疫研究所のシェーン・クロッティ教授は、すでに病気に罹患した患者から最もよい免疫反応を探し出し、それを複製することでより強固なワクチンを製造するといったアプローチも進んでいる。これは過去5年間で最も大きく、期待できる技術の進歩だった。人を対象とLた臨床試験を開始L、良好な結果が得られそうなものもある。ワクチン生成において、はるかに洗練された方法である。モデルナ社のバンセルCEOは、1月にダボスで開催された世界経済フォーラムで、同社のワクチン開発に資金.提供するCEPIの契約に署名した。ダボスは2017年にCEPIが設立された場所でもある。
3.CEPIのハチェットCEOに、この場合の「迅速に」とは「今すぐ」を意味していると語った。そして、この契約は大流行に関して初めて議論した日からわずか2日後に署名された。モデルナ社は、ワクチンや治療薬候補の臨床試験を実施するも発売にこぎつけず、過去9年間は赤字企業だった。そのため、新型コロナウイルスのワクチン開発にかかるコストを自社では賄いきれなかった。収益性の高い大手製薬会社でさえ、得られる利益の低さから、公的資金なしでは大流行する病気のワクチン開発に投資することを避けがちである。
4.ワクチンが市場に出る前に収束したエボラ出血熱やSARS(重症急性呼吸器症候群)などの、過去の大流行した病気に対するワクチン開発によって多額の損失を計上した企業もある。モデルナ社はワクチン製造の最初のハードルを超えたが、量産するための準備に取り掛かる必要があった。ノーウッドの工場では、次の試験のためにバッチを大量製造することはできるが、必要とする人々のためにワクチンを大量に製造するだけの能力はない。
5.バンセルによれば、何百万または何十億ものワクチンを製造する方法について、各国政府と話し合っているというが、モデルナ社には製薬大手と提携する以外の選択肢はない。臨床試験で結果を得てライセンス製品を世に出す際に、生産能力は非常に重要だとGSK社のグローバル・ワクチン部門を率いるロジャー・コナーは、誰もがすぐに供給されることを望む。ただし、供粉体制を構築するには時間がかかる場合があります」と警告する。
6.世界最大のワクチンメーカーであるGSKは、中国最大のバイオ医薬品製造事業を自社展開する中国のクローバー・バイオファーマ社との提携を発表している。GSKは2009年のHlNIインフルエンザ大流行の際に効果的であることが証明された「アジュバント」技術も提供Lている。
7.ワクチンと同時に投与されると、アジュバント剤はより強い免疫応答を引き起こす可能性があると、説明する。ワクチンの投与量は少なくてもよくなる。つまり、より多くの人にワクチンをより早く届けられるようになる。GSKは、技術を提供できると発表して以降、多くの連絡を受けており、提供する相手を決定するために「構造評価」プロセスを実行中である。すべてのワクチンが技術的にアジュバントの恩恵があるわけではなく、候補ワクチンに技術スキャンをおこない、効き目があるのかどうかの専門家の判断を待つ。次に、候補ワクチンの力価と、それを実現する成功の可能性を評価したいと考えている。
8.現時点では、治療法を見つけることが先決であり、ワクチン生成が成功したことによる商業的な利益は二の次である。今の段階では、完全に科学面に注目し、提携企業を探Lている。すべてはワクチンを早く世に出すためである。ビジネスの取引に関する交渉は後からでもできる。科学面でコラボレーションすること、無料でプロダクトを入手し、前臨床試験を実施し、プロダクトが機能するかを確認することが優先事項だと考えている。19.政治家や患者たちが薬の価格の高さに不満を抱いているアメリカでは、40人以上の議員が2月、ドナルド・トランプ大統領に、ワクチン開発や治療に対して政府の資金を投入し、すべての人がワクチンまたは治療を受けられるようにするよう書面で要求した。イリノイ州選出で、イニシアチブを率いるジャン・シャコウスキー下院議員は、公的資金を使って、何かしらの治療法やワクチンが見つかれば、どこでも治療を受けられるようにする必要がある、と語り、民間の製薬会社に引き渡すべきではない、と忠告する。治療法が行き届くのかを非常に懸念している、とCEPIのハチェットは言う。2009年のHlNIインフルエンザの際は、裕福な国々が契約を結び、ワクチンの供給を独占した。
10.CEPIは、来年に向けて新型コロナウイルスのワクチンが準備できる場合、それが必要になるかどうかも含め、多くのシナリオを立てている。封じ込めが成功して病気がなくなることは、もはやありそうもないと考えている。とハチェットは言う。ワクチンには長期的かつ、商業的なビジネスニーズがある。モデルナの本社に.戻ったバンセルは、新型コロナウイルスにおいて自社の技術が最も進んでいることが証明されたと話した。そして、さらにスピードを上げられるはずだと考えている。
11.しかし、死者数が増えるにつれ、同社の社長であり彼の同僚でもあるスティーブン・ホーゲは、開発スピードをいくら早めても充分とは言えないことを懸念している。ワクチン候補の最初のバッチが出来上がり、一息つく間かできるかと思われたちょうどその時期に、韓国、ヨーロッパ、そLて世界中に蔓延が広がっていったからである。アンドレスのように、眠れない夜を過ごした。自分たちはある程度前進している、毎朝、目が覚めるたびにまだ遅れていると感じる。




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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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・謙慎展(現在理事)
 青山賞、春興賞の受賞:2回
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