2020年05月12日

ボストン郊外のバイオテクノロジー企業であるモデルナ社は、新型コロナウイルスのワクチンを生成。ヒトを対象とした臨床試験を開始するまでの最短記録42日を樹立した。

「Hannah Kuchier(ファイナンシャル・タイムズ記者):コロナ危機の終息を左右する「ワクチン開発」の最前線 COURRIER June 2020」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1. 2月下旬、ボストン郊外に拠点を置くバイオテクノロジー企業であるモデルナ社は、新型コロナウイルスを同定してワクチンを生成。ヒトを対象とした臨床試験を開始するまでの最短.記録を樹立した。その期間はわずか42日だった。研究室内でチームは興奮していたが、製造を担当して30年になる製薬の専門家であるアンドレスは、ワクチン候補を目的地へと配送する大型トラックの状況を気にして、携帯電話を確認していた。ワクチン候補は米国国立衛生研究所(NIH)へと運ばれ、その機能を確認するための臨床試験.が開始される。「この競争に誇りを持っています」と彼は言う。
2.「ワクチンをなるべく早く開発することは、我々の責務です」ワクチン候補が安全に到着したことが確認されると、チームはアイスクリームで祝った。少なくとも100人のモデルナ社員が本プロジェクトに関わったが、モデルナ社は、新型コロナウイルスに対するワクチンを開発するために戦う20以上の企業・公的機関のうちのーつである。新型コロナウイルスはこれまでに世界中の約225万人以上が罹患し、約15万人.が死亡してい
る〔4月20.日時点}。感染症流行対策イノベーション連合〔CEPI}は、世界の健康を脅かす新興疾患と戦うために3年前に設立された政府、業界、慈善団体の連合組織であり、モデルナ社を含む複数の新型コロナウイルスのワクチン開発プロジェクトを既に支援している。
3.CEP正の最高経営責任者であるリチャード・ハチェットは、必要とされるスピードに合わせて新型コロナウイルスのワクチンを開発するとなると、今後12〜18ヵ月で約2100億円かかると見積もる。モデルナ社は最速のスタートを切り、他社は少し遅れているとハチェットは考えている。彼は、1918年のスベインにおけるインフルエンザ大流行を引き合いに出し、こう語った。
4.2月に提案を募集したところ、世界中から48の申請があった。事態は切追している。我々が直面している脅威は、そのスピードと潜在的な重症度という観点から、過去100年において前例のないものだからである。
5.モデルナ社は、2009年にメキシコで発症した豚インフルエンザHlNlの大流行に携わった最高経営責任者のステファン・バンセルが、国立衛生研究所に電話をかけたことをきっかけとして動き出した。この秋に両組織は、モデルナ社の製造工場でテストを実行し、大流行にどれだけ迅速に対応できるかを確認することで合意していた。しかし、テストをおこなう前に、新型コロナウイルスの流行が起きた。
6.ボストン郊外の丘に位置するモデルナ社のノーウッド工場は、標準的な医薬品工場よりも小さいが、パーソナライズ化されている医薬品候補などに素早く適応できるように構築されている。
7、1月10日に中国の科学者が新型コロナウイルスのゲノム(3万の遺伝子コードのすべてをオンラインで公開するや否や、ワクチン開発競争が本格的に始まった。ゲノム配列を得て、開発競争に加わった。米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、次に大流行するウイルスを、前もって予測することは不可能である。ある種の病原体(ウイルス)のワクチン開発を試みるのではなく、ワクチンが迅速に開発できるようにするためのプラットフォーム技術の開発を試みる必要がある、とファウチは述べる。そうしたプラットフォームの1つが、ウイルス遺伝学に基づいたモデルナ社によるワクチンの製造である。2月7日までに、同社の科学者たちは、4月に予定されている健康なボランティアを対象としたNIHの初期試験に充分な量の臨床投与可能なワクチンを製造した。
8.その後、研究者はバッチが無菌状態かどうかを確認するため、2週間かけて菌の成長を確認した。スタッフは、再製造する必要がある場合に備え、他の必要なテストを迅速に完了した。ワクチンの専門家によると、開発を急いだとしても、ワクチンが広範囲に使用できるようになるまでには少なくとも1年から1年半かかるという。通常、ワクチン開発には数年かかる。安全性試験を実施した後、有効性を確認するための大規模な臨床試験が必要である。
9.その一方で、流行が世界中に広がり、さらに数千人または数百万人もの人々が死亡する可能性がある。モデルナ社や競合他社のワクチン研究は、コロナウイルスが来年もまた別の大流行を起こすか、季節性インフルエンザのような風土病となった場合にのみ有用である。商業的利益が不確実にもかかわらず、感染症の流行に対して業界が反応するのは、企業の社会的責任と、科学的な課題に対処すべきだという使命感によるものである。
10.ウェルカム社や後のグラクソ・スミスクライン(GSK)社が198O年代にエイズの画期的な治療薬「ジドブジン」を開発したように、多額の利益を得る場合もある。モデルナ社が人に対する臨床試験を開始した最初の会社だが、ジョンソン・エンド・ジョンソンや仏サノフィといった大手製薬会社から、クイーンズランド大学などの研究機関まで、多くの組織がワクチンの開発に取り組んでいる。



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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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