2020年05月25日

中村天風は、あらゆる欲望は、自然界における清浄な領域を根源とするもの、すべての欲望自体は清らかなものである、という。


「合田周平著:中村天風 快楽に生きる 幻冬舎 2020年4月15日」は奥深い本で印象に残る部分が多い。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して自分のコメントもカッコ内に付記して纏めると以下のようになる。
1.中村天風(1876年〜1968)という人物は、昭和期の思想家で、京セラ創業者の稲盛和夫氏など多くの財界人が座右の書として天風の本を挙げている。米大リーグで活躍する大谷翔平選手も渡米前に著書を読んでおり、世代を超えてその哲学は受け継がれている。
2.中村天風に著者が初めて会ったのは、1950年代の中頃で、わずかな時間だったが、自宅に伺って、教えを乞うた。先生との語らいを軸に、感銘を受けたものの中から幾つかを紹介する。理趣経では、性的な快楽をも自然界の清らかな境地として認めている。禁欲を一般的とする宗教全般とは異なり、快楽を求める強い心をうまく活用し、悟りの道への情熱を駆り立てるべし、と説いている。「人物をつくる」ことに重きを置く「天風哲学」にも通じることで、先生の教えも一切の禁欲的な修行を課すものではない。「正しく自己を制する資質に恵まれたもの」を目的とした、極めて人間味ある哲学である。
3.最近、先生の哲学を「快楽に生きる」というテーマで解釈しようと考えるようになった。あらゆる欲望は、自然界における清浄な領域を根源とするもの、すべての欲望自体は清らかなものである。それに我々がどのように対処するのかが重要になってくる。本書ではこれを実現するため、4つの切り口から先生の箴言をまとめた。
4.⓵欲望を楽しむ、本書の核心である。真理を極めた偉大なる人物の多くは、決して禁欲的な生活を営んできた人たちではない。日常生活の中での自然な欲望とのジレンマに悩みつつ、何とか真理を把握しようと苦戦するプロセスが重要である。先生が確立した人間味ある哲学による箴言に、快楽に生きるし、という人生の心地よさを見出す。
5.∪萓犬詫論と実践の道筋として「理入」と「行入」という概念を示した。その哲学的な論理の神髄を言葉として表現することで、その内容の伝達と理解を促進することが「理入」に対して、具体的なふるまいや仕草から「天風哲学」の習得にアプローチするのが「行入」である。この二つを一体として学ぶことが本来のあるべき姿なのです。また本書では「行入」から「理入」への第一歩を示すため、番外編として「クンバハカの実践」という章を設けた。クンバハカとはインド哲学の流れを汲む「カルマヨガ」の極意のひとつで「心身の最も神聖な態勢」という意味がある。先生は、インド山中でのヨガ行者との修行を経て、ヒマラヤ山麓でこの「クンバハカ態勢」を獲得された.。
6人間社会は相互依存によって成り立っている。先生は、その関係をスムーズに成り立たせるためにはそれぞれが自己を磨き、「一身独立」の精神をもつべきだと説いている。。我々人間は、心と身体が「輪」となっている活き方を理想としています。それがつながり、安定することが社会での営みを楽しくする。社会のシステムにおいては、自然界における「真理の実践」としての「輪=和」の精神が組み込まれている。したがって、「幸せを導く人間関係」を確立するためには、我々一人ひとりが日常生活の事柄のすべてに責任をもつという態度が不可欠である。
7.た祐屬痢嵜瓦噺盛圈廚隆愀言を正しく把握することで、我々が積極的な心=「積極心」を如何に宿すかを読み解く。積極心とは他人の意見や存在を無視してやたらと自己主張するようなものではなく、事ある時も、事なき時も常に自分の心を泰然とした穏やかな心境に置くことをいう。先生は意識レベルでのプロセスについても「実在意識」と〈潜在意識〉という2つの領域を提示し、それらの相関関係を説明した。



yuji5327 at 06:22 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 青山賞、春興賞の受賞:2回
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