2020年05月27日

アメリカが民主主義の国であっても、国民が理解していなければ、よりよい選択と、よりよい国づくりはできない。だから勉強して、自分たちの代表を選ぶ目を養うことが大切。


「池上彰と増田ユリヤ著:ハーレムの教育がすごい・・・アメリカ、PRESIDENT 2020.6.12」は面白い。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.アメリカの大.統領選挙を取材していると、国の代表を決めるプロセスに寄り添うような気持ちになる。何度取材しても楽しいし、羨ましい。自分たちで直接リーダーを選ぶからである。ニューヨークのハーレムにある「デモクラシー・プレップ・バプリックスクール」を取材した。初めて行ったのは2012年で、小学校から高校まである、中学校には6年生から8年生まで320人が通っていた。チャータースクールといって、市民や保護者が立ち上げて、公的なお金をもらって運営する学校で、私立と公立の中間のような学校。
2.政治家志望だったセス・アンドリューさんという青年が、06年に29歳で開校した学校である。韓国や南アフリカで英語教員として働くなかで、やる気も熱意もないアメリカの公教育には期待できないと考え、自分で学校をつくった。全教室に貼ってある校訓が「一生懸命に勉強して、大学に行って、世界を変えよう」である。校名にデモクラシーがついている。
3.「アメリカが民主主義の国であっても、国民が理解していなければ、よりよい選択と、よりよい国づくりはできない。だから勉強して、自分たちの代表を選ぶ目を養うことが大切」というのが、セスさんの話である。わざわざハーレムという地域を選んだのは、「教育環境を整えるという意味で、可能性を持つ場所だから」だという。
4.ニューヨークの高校には入り口に金属探知機がある。生徒に銃を持ち込ませないためである。特にハーレムといえば、かつては黒人のスラム街で、治安の悪い地域だった。暴力やいじめを受けて公立の学校から逃げてきたような、勉強も覚束ない生徒が多かったが、この学校に入ったらみんな成績がよくなったので、評判になった。制服があるし、時聞割は分刻みだし、軍隊のように列を作って教室間を移動するなど、規律を重んじる点も特徴である。
5.アメリカらしくない学校である。入学は抽選で決まり、ウェイティングリストに5000人の名前がある人気ぶりである。ニューヨーク市教育局から、教育内容についてレベルAという最高評価も受けている。
6.どの学年も、毎週金曜に政治を学ぶ授業がある。ディべートをしたり、市議会に行って自分たちの主張をプレゼンしたりして、社会と政治の仕組みや政策を学んでいる。特に実践的な学習が、選挙である。いまは日本も同じになったが、18歳で選挙権が得られるから、高校在学中に投票できる場合が多い。12年11月には、ちょうど大統領選挙があった。民主党の現職オバマ大統領対共和党のロムニー候補だった。この学校の生徒たちにとっては、願ってもない学習機会である。18歳になった子は、有権者登録をして投票に行く。高校生は投票所でアルバイトをしたり、小中学生は街に出て投票を呼びかけたりする活動をしていた。
7.小学生が着ているTシャツのプリントは、「私は投票できないけど、あなたはできるのだから、投票に行って」と、大人に訴えている。この学校は政府の支援を得て、拡大を続けている。12年度に15校に拡張するための援助金が出た。2年後には、ワシントンDCやルイジアナ州などでさらに25校を開校できるだけの援助金の支給が決まっていた。創立者のセスさんは学校を離れたので、どうなったかなと思い、去年取材に行った。
8.すでにハーバード大に合格したという生徒に会った。エリート校みたいになってしまったようだが、バトンルージュやラスベガスなど、学校は全米に広がっている。8年前の大統領選挙といえば、アイオワ州のある公立高校で共和党の候補者たちの演説会を取材した。1人の候補者が「11月に有権者になっている人は?」と尋ねたら、生徒の3分の1くらいが手を挙がった。すると「ぜひ私に1票を!」と言う。日本の公立高校で、特定の政党に限った演説会なんかやったら、大問題になる。担当の先生に「共和党の候補者だけ招いた演説会で、公平性に問題はないか?」と質問した。答えは「共和党しか候補者選びをしてないんだから当然」というので黙るしかなかった。
9.スカラスティックという教育出版社は、「子どもだけを調査対象にした」という選挙予測をやっている。1940年に始めて、大統領選挙については2回しか外したことがない。家庭では本音を言うから、親が誰に投票するか、子どもに聞けばわかる。結果的に、その予測は当たる。
10.48年の民主党のトルーマン再選と、60年に共和党のニクソン前副大統領が民主党.の新人ケネディに敗れたときである。この出版社は、全米50州に子ども記者も置いている。当時12歳のフレッド君は、12年の大統領選挙当日、ABCテレビのアンカーマンにインタビューし、「前回と今回の選挙の違いについて質問した。ウェブにアップするために、いまから400ワードの記事を書く」と言っていた。アメリカの政治教育は、実践的である。


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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
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