2020年06月22日

メルカリの2020年4-6月期決算で、米フリマ、スマホ決済事業の赤字が計300億円となった。競合も多い現状で、黒字化のハードルはなお高い。無理に米国で黒字化を目指さず撤退しても良い。

2020/6/19付けの大前研一さんのニュースの視点(発行部数 157,979部)は「国内消費/伊藤忠商事/レオパレス21/みずほFG/メルカリ〜国内消費にみる国民生活の変化
」と題する記事である。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.総務省が5日に発表した統計によると、4月の2人以上世帯の消費支出は前年比11.1%減少した。減少率は比較可能な2001年以降最大で、パック旅行費や外食などサービス分野を中心に落ち込みが大きくなっている。
2.4月になって増加したものと減少したものを見ると、人々の生活にどれほど変化があったのか、見て取れる。増加したのは、マスク、パソコン、パスタ、ウェットティッシュ、ゲーム機、郵便料、即席麺、カップ麺、石鹸など。減少したのは、乳液、口紅、婦人用スラックス、タクシー代、背広代、定期代、飲食代、映画演劇などの入場チケット代、航空運賃、宿泊料、パック旅行、遊園地の入園料など。著者の近所でも、スーパーで買い物して自炊する人が増えているような印象を受ける。そういった影響もあるのか、電子レンジが売れていると耳にする。この調子でいくと、飲食店の回復には時間がかかる。一気に回復するのではなく、まだらに回復していくような状況になる。
3.伊藤忠商事の時価総額が2日、終値ベースで三菱商事を上回り、初の総合商社首位となった。資源価格の急落で商社ビジネスの先行き懸念が強まる中、安定的な生活関連ビジネスに強い伊藤忠が相対的に買いを集めた。
4.純利益では、三菱商事は少し減少したものの、まだ伊藤忠を上回っている。三井物産、住友商事も純利益が減少している中、伊藤忠のみ純利益を減らしていない。時価総額ベースで伊藤忠が三菱商事を抜いたのは、初めてである。三菱商事は、インドネシアなどの天然資源で大きく利益を出しているが、伊藤忠は細かくアパレルなどで稼いでいる。ここにきて、純利益を落とさずに安定している理由の1つである。
5.日経新聞は5日、「レオパレス、再建に暗雲」と題する記事を掲載した。賃貸アパート大手・レオパレス21の2020年3月期連結業績が、803億円の最終赤字となる見通しである。2018年に相次いで発覚した施工不備問題で改修費用がかさむことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大で主力の法人利用が急減していることが響いている。
6.4月は転勤などで新しい需要が掘り起こせる時期だから、それが空振りになったのは、レオパレスにとって大きな痛手だった。その上、今後テレワークが普及することになると、転勤自体が見直される可能性もあり、以前のように回復できるかは定かではない。建築したアパートで施工不良が相次ぎ見つかり大きな問題になったが、やはりその影響が大きく、赤字額が大きすぎる。そのような状況において、村上ファンド(投資会社レノ)が株主として入り込み、経営を揺さぶっている。
7.重要なのは、村上ファンドには経営を脅かす力はあっても、立て直す力はないということである。今必要なのは、「物言う株主」ではなく、レオパレスの経営を立て直す力を持ったファンドである。そういう株主が入ってこない限りは、レオパレスはこのまま崩壊の一途をたどる。
8.みずほFGは2日、システム運用を担う子会社・みずほオペレーションサービスの株式65%を日本IBMに譲渡すると発表した。子会社は持分法適用会社に留める方針で、これにより、みずほが持つ大規模システムの運用ノウハウと日本IBMの自動化、AIなどの先端技術を融合し、効率的なシステム運用を目指す考えである。この手法は、今から20〜30年前に流行ったやり方である。
9.特に、ロス・ペローがこの手法を活用していた。例えば、GMやエクソンのシステム部門を買収し、その部門の業務を効率的に改善していく。効率化の結果として、稼働に余裕が生まれるからその分他の仕事もこなせるようになる。今回のみずほFGと日本IBMの話は懐かしい。日本IBMは、みずほFGの前身でもある富士銀行や日本興業銀行とも関わりが強かったので、今回の株式取得に至った。
10.メルカリの2020年4-6月期決算で、米フリマ、スマホ決済事業の赤字が計300億円となった。巣ごもり消費の影響で米事業は上向いているものの、広告費やシステム開発費が膨らんでいることに加え、競合も多い現状で、黒字化のハードルはなお高い。無理に米国で黒字化を目指さずに撤退しても良いと思う。メルカリ全体として見れば、日本のオペレーションは非常にうまく機能していて、大きな問題もない。米国の赤字は非常にもったいない。米国の黒字化にこだわらなくなれば、メルカリは大きな重荷から解放される。


yuji5327 at 07:00 
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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