2020年07月28日

75年後の広島は、緑豊かな都市になった。平和記念公園のアオギリの木が青々と茂っている。


「池上彰と増田ユリヤ著:核なき世界を願い続ける地・広島 PRESIDENT 2020.8.14」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.広島と長崎に原爆が投下されて75年になる。広島では「75年は草木も生えない」と言われたから、今年はひとつの節目である。この言葉、原爆製造の「マンハッタン計画」に関わったハロルド・ジェイコブソン博上が、投下直後に「実験からは、原爆を浴びた地域の放射能は約70年は消えない。広島は75年近く荒廃の地となるだろう」と述べたのがもとである。
2.しかし75年後の広島は、見事に緑豊かな都市になっている。平和記念公園の一角では被爆したアオギリの木が青々と茂っている。町は整備されて緑も戻って、人間の強さを感じさせられる。あのアオギリは爆心地から1kmほどの場所にあったので、被爆直後は枯れ木同然だったそうである。ところが翌年の春に早くも芽吹いて、広島の人たちを勇気づけた。1973年に、現在の場所へ移植され、その下には、被爆者で平和運動に尽力した峠三吉の有名な詩碑がある。
3.ちちをかえせ/ははをかえせ/としよりをかえせ/こどもをかえせ/わたしをかえせ/わたしにつながる/にんげんをかえせ/にんげんのにんげんのよのあるかぎり/くずれぬへいわを/へいわをかえせ
4.今年は、式典は新型コロナの影響で規模を縮小するが、例年5000人くらいが参列している。ソーシャルデでスタンスを保つために880席程度に絞り、一般参加の席は設けない。高校生.のときに教わった社会科の先生2人が、被爆者の方で、授業中はお元気そうに見えたが、男の先生は足が少し不自由で、女の先生は突然高熱を出してお体みすることがしばしばあった。それでも教壇に立ち、当時の話をしてくれた。最初の2週間を生き延びるのに飲み水がなくて苦労したことや、真夏の炎天下で、全身にやけどを負って亡くなっていく妹さんを最期まで看病したことなど、聞いているだけで胸が苦しくなった。
5.生々しい体験談、広島平和記念資料館の展示で、犠牲になった子どもたちが身につけていたボロボロの洋服や靴の小ささを目の当たりにし、目の前を流れる太田川を見たりして、あのとき実際にどんなことがあったのか、真剣に考えさせられる。
6.地球上から核兵器がなくなった日に消される平和の灯は残念ながらずっと燃え続けている。原爆ドームは世界遣産に登録されていますが、惨禍を思い出したくないから取り壊してほしいという意見と、保存すべきだという意見の対立があった。行政は決断を何度も先送りして、永久保存が決まったのは66年のことだった。放っておくと崩れるので、募金での保存工事が3度も行われている。
7.原爆の子の像のモデルになったのは、佐々木禎子さんという少女です。2歳で被爆したあと元気に成長したのに、10年たって小学校6年生になったとき、急に白血病を発症した。折り鶴を千羽折ると病気が治ると聞いた禎了さんは、入院中に飲み薬の包み紙で鶴を折り始めた。しかし1300羽以上も折ったのに、8カ月後に亡くなった。禎子さんの同級生たちが「原爆で亡くなったすべての子どもたちのために、慰霊碑を作ろう」と呼びかけ、大きな募金活動に発展して、この像が建てられた。頂上には、金色の折り鶴を捧げ持つ少女のブロンズ像が立っている。禎子さんの話か広く伝わると、たくさんの干羽鶴がここへ捧げられるようになった。いまでは世界中から毎年1000万羽以上の折り鶴が届く。.
8.多くの人が心を込めて折った千羽鶴を処分できず、広島市は再利用のアイデアを募った。再生紙にリサイクルして毎年8月6日の「とうろう流し」に使っり、モザイクアートで原爆ドームを作って平和記念公園の芝生広場に展示するなど、いろいろな試みが行われている。2016年5月にオバマ前大統領が訪れた際に持ってきた折り鶴は、今年2月まで広島串和記念資料館に展示してあった。
9.オバマが犠牲者に献花をして、17分に及ぶスピーチで「核なき世界」の実現を訴えてから被爆者を抱きしめたとき、近くで番組の取材をしていた自分は、不覚にも泣いてしまった。NHK広島放送局の呉通信部にいた20代の頃、被爆者の取材をしていた。「いつか、アメリカの大統領が広島に来てくれたらいいね」と語っていた方や、亡くなっていった方たちを思い出してしまった。オバマのスピーチを聞きながら、世界ぱ良くなっていくと信じたが、核軍縮はむしろ後退している。北朝鮮は核戦力の増強を宣言し、ロシアのプーチン大統領とアメリカのトランプ大統領は新たな核兵器の開発を競争しているのが現実である。


yuji5327 at 06:37 
共通テーマ 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(常務理事)
 青山賞、春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール

yuji5327

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード