2020年07月29日

ISTは、クラウドファンディングもやっていて、最近の5号機は、2400人の方から4000万円集まった。


「堀江貴文(インターステラテクノロジズファウンダー)、三戸政和(インクーステラテクノロジズ社外取締役)稲川貴大(インターステラテクノロジズ代表取締役)談:
スペースXに負けない、これからの宇宙ビジネス戦略を語ろう、PRESIDENT 2020.8.14」は面白い。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.宇宙ビジネスのビッグニュースといえば、5月にアメリカの宇宙開発企業・スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が2人の字宙飛行士を乗せて、ファルコン9ロケットによって打ちヒげられた。民間企茉初の宇宙ステーションへの宇宙飛行だった。
2.有人宇宙飛行の話をするには、まずスベースシャトルから話すべきだ。スペースシャトルはNASAが2011年まで打ち上げていた有人宇宙船で、世間ではスペースシャトルは夢のロケットみたいなイメージがあるが、あれは間違いなく失敗である。スベースシャトルは政治的な妥協の産物である。
3.人類を月面着陸させる「アポロ計画」は、ICBMとロケットは、構造がほとんど同じで、まずソ連が開発してシベリアに落として、アメリカを核ミサイル攻撃できることを示した。衝撃を受けたアメリカもアポロ計画を打ち出して宇宙開発をした。安定的にロケットの打ち上げができることが、軍事力を測るバロメーターになるからである。本当は月に行っても意味がないけれど、政治的にそうなった。
4.ロケット開発は、象徴というか、わかりやすさが大事である。それで1969年に、アポロ11号で月に初めて人間が行って、アメリカが勝った。ただ、アメリカ国民はその後、急速に宇宙開発への興味を失なった。それで困るのは雇用である。アポロ計画は正義の公共事業で、開発拠点のテキサス州ヒューストンとか、打ち上げ基地のあるフロリダ州で、関運も含めて20万ー30万人くらいの雇用があった。計画が終わって、これがなくなると大変なことになる。
5.アポロは17号で終わっている。20号まで計画されていたけど、キャンセルされた。テキサス州やフロリダ州の議員たちが雇用を守るためにひねり出した案が、スペースシャトルだった。新しい計画は、国民の支持がなければ始められないので、翼をつけて飛行機型にした。アポロみたいな古臭い宇宙船じゃなくて、飛行機型で、離陸・着陸ができる。飛行機型では、なかなか宇宙に行けない。おそらく今の技術だって難しい。
6.ロケットは重くて、ロケットが1段しかない単段式では打ち上げが非常に難しい。ツィオルコフスキーの公式で計算すると、ロケットを2段式とか3段式の複数段にして、途中で燃料タンクを捨てて軽くしないと宇宙まで行けない。スペースシャトルはかっこつけて飛行機型の単段式にしたから当然、無理である。それで、大きな外部燃料タンクを追加した。追加するとまた重くなるから、もともとのメインエンジンだけでは打ち上がらないので、ロケットブースターをさらに2本つけた。
7.スペースシャトルの打ち上げの映像を見ると、ゴチャゴチャついている。荷物と人間を一緒に飛ばす設計もよくない。人間を飛ばすときの安全基準は、非常に厳しいが、スペースシャトルは荷物と人間が一緒になっていて、十分な脱出装置もついていない。全部の安全基準を人間に寄せなくてはいけないから、とにかくお金がかかる。再利用型だから安く済むというのも間違いである。飛ばせば毎回エンジンのオーバーホールが必要だし、再利用のために全部耐熱タイルで覆ったが、割れやすいから点検も必要になる。コロンビア号は耐熱タイルが剥がれていいたことが原因で空中分解して、乗員7人が亡くなった。
8.政治的な妥協の産物であることが、すべて悪く影響した。これがスペースシャトルの失敗である。それと比べると、同じ有人でもスペースXはうまくやっている。スペースXは民間企業だから人気取りをする必要はない。スペースXのファルコン9ロヶットも、第一段ロケットは打ち上げたらエンジンを逆噴射して地上に帰還させて、再利用している。再利用すると、帰ってくるときも燃料が必要で、1〜2割は余計に積まないといけない。エンジンの再整備も必要で、いくら再利用しても、コストは大して安くならない。スペースXは、第一段ロケット再利用の実用化以前から、安くて利益率の高いロケットを開発していた。
9.再利用しようがしまいが、コスト削減効果はあまりない。再利用する理由は、宇宙開発関係者たちは、火星に着陸するときに必要な技術を磨くためと言っている。火星は地球の100分の1くらいしか大気密度がないから、着陸が難しい。地球ならパラシュートを開いて、空気抵抗で速度を落とせるが、火星は大気が薄いから、最後は逆噴射して制御するしかない。再利用と言っているけど、それはただの方便で、目的は別にある。
10.インターステラテクノロジズ(IST)のロケットは、再利用は考えてない。再利用するとよくないことが多く起こる。ロケットの部品は繊細で、ギリギリの安全率で作られているから、再利用なんて怖くてできない。何回も使えるようにしようと思うと、それだけ重くなる。再利用すると、旧式のものを使い続けることになるから、バージョンアップがしづらい。逆に、使い捨ては新しいバージョンを試しやすいし、一回使えればいいから軽くできるし、何度も作るから量産効果が出てきてコストも下がる。おそらく再利用型よりも使い捨て型のほうが強くなる。だからISTは使い捨てである。
世界に勝負できる戦略がある
11.3月に米国破産法第11章を申請したワンウェブは、衛星コンステレーション(多数の衛星を統合して運用するシステム〕を使った衛星通信計画で注目されていた。ワンウェブは、勝ち目はない。スペースXのスターリンクが出てきた時点で負けである。スターリンクは、スペースXの衛星コンステレーション計画のことだけど、現時点でスペースXに勝てる会社はない。ワンウェブは自前のロケットを持っていないが、スペースXは自前のロケットがあるから他社より安く衛星を打ち上げられる。
12.ISTは、衛星コンステレーションを狙う。ISTのロケットの構想を進めてくれたJAXAの野田篤司さんは本当に先進的な考えを持っていて、何年も前から超々小型衛星のフォーメーションフライトというコンセプトに取り組んでいる。それを一緒にできたらいいと思っている。JAXAは日本の税金でつくられているから、日本企業に対して優先的に供与するはずである。
13.フォーメーションフライトというのは、カプセル玩具のように、カプセルに小さなおもちゃが入っている。あのサイズぐらいの超々小型衛星を何百基で一緒に宇宙に打ち上げる。小さな一基には、それぞれアンテナ装置と電磁石が入っていて、宇宙に行くと電磁石で自律的に距離を取って、アンテナのような形に広がる。これは点で広がる。電波は、その電波の波長の半分以下の距離ならキャッチできる。たとえば波長1mの電波をキャッチしようと思ったら、50cm以下の距離を取りな.から1000基の衛星を並べたら、超巨大なアンテナを作れる。
14.これができると、ブロードハンド通信の容量は、「電力x地上局の大きさx宇宙局の大きさ」で決まる。宇宙局が超巨大な半径1kmのアンテナだったとしたら、結構な容量のブロードバンド通信ができる。その研究開発を、JAXAの野田さんがやっている。いろいろ課題はあって、簡単にはできないが、技術的に不可能ではない。ISTとしても、取り組みたい。超々小型衛星1000基ならおそらく100kgくらいで、ISTのロケットで打ち上げられる。それをいくつも打ち上げていけば、世界中でブロードバンド通信かできる。しかも、スペースXのスターリンクより、大幅に安くできる。安くて大容量のデータ通信ができたら、スペースXにも勝てる。
15.アンテナを地上に向けたら通信ビジネスの話になるが、これを宇宙に向けるから、同じ仕組みで、半径数kmの超巨大望遠鏡を宇宙に送って、隣の恒星系に向けると、隣の恒星系にある地球型の惑星を直接観測して、海と陸地があるかどうかぐらいはわかる。夢を実現するために、ISTもパワーアップするために、まず人材とエンジニアがほしい。ロケットにはターボポンプとかエンジンとか難しい部品があって、それらを軽量化する構造を作れるエンジニアがほし。宇宙をやっているエンジニアに限らなくていい。たとえば、ターボポンプは自動車のターボチャージャーという機械にすごく近いし、ロケットエンジンは飛行機のジェットエンジンに近い。だから、自動軍や飛行機とか、宇宙以外の業界から来てもらっても即戦力である。今来たら、まずロケットエンジンの新規製作に関われる。さらに、超巨大アンテナみたいな世界初のことに関われる可能性が高い。そういう職場は、なかなかない。
16.資金は、エクイティ(株式資本)は当然募集している。それ以外にも、個人でも企業でも、IST本社がある北海道の大樹町にふるさと納税すると、それがロケットの発射場の整備に使われる枠組みを大樹町につくってもらった。これは画期的だと思います。さらに企業が自分のペイロードを、リーズナブルな価格で宇宙に運べる広告の仕組みもある。最初に利用していただいたのはレストランで、ハンバーグを運んで、お店では「宇宙に行ったハンバーグ」と銘打って提供している。クラウドファンディングもやっていて、最近の5号機はゴールデンウィークの延期のときに募集したが、2400人の方から4000万円集まった。


yuji5327 at 06:42 
新技術 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(常務理事)
 青山賞、春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





地域別アクセス

ジオターゲティング

ジオターゲティング
livedoor プロフィール

yuji5327

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード