2020年07月30日

良心」に従ったロムニー議員だが、他に共和党から造反者は出なかった。アメリカ議会には党議拘束がないので、もっと造反者が出てもおかしくない、共和党はトランプ党になった。


「池上彰著:知らないと恥をかく世界の大問題11、、KADOKAWA 2020.6.103」
は参考になる。「第1章 トランプ再選はあるのか? アメリカのいま」の概要の印象に残った部分の概要の続きを自分なりに補足して自分のコメントもカッコ内に付記して纏めると以下のようになる。
1.2020年2月4日、トランプ大統領の一般教書演説が行われた。アメリカの一般教書演説とは行政府のトップである大統領が立法府である議会に対して過去1年間の国の状況を報告し、今後1年間の施政方針を表明する演説である。今回の演説のテーマは「偉大なアメリカの復活」。演説が行われたのは下院本会議場である。トランプが権力乱用と議会妨害で弾劾訴追された場所である。一般教書演説では弾劾については一切触れなかったが、演説が終わると下院議長を務める民主党のナンシー・ペロシが立ち上がって自分が持っていたトランプ演説の原稿をビリビリと破いていた。トランプが議場入りの際、ペロシが握手を求めたのにトランプが拒否したことが原因のようである。
2.弾劾裁判とは、大統領を辞めさせるかどうか決める裁判である。上院が、大統領を裁く権利を持っていて、弾劾訴追をするのが下院である。大統領を裁判にかけてくださいと訴えを起こすことである。いわば下院が起訴権限を持っている検察で、上院が陪審員という位置づけです。弾劾裁判になったのは、ウクライナ疑惑です。トランプ大統領が、議会がウクライナへの軍事援助を決めたのに、これを一時停止し、ウクライナの大統領にバイデン前副大統領の息子の疑惑を捜査するように求めたというものである。
3.息子はウクライナのエネルギー企業の重役になっていた。トランプ大統領は、自分のライバルになるバイデンのスキャンダルを作り出そうと、オレに協力しないと軍事援助しない、という圧力をかけたという疑惑だった。今回ウクライナ疑惑をめぐる弾劾裁判では、民主党が多数派の下院がトランプを弾劾訴追したが、決定権を持つ上院は53(共和党議席)対47(民主党・無所属議席)で共和党が多数を占める。有罪判決には上院で出席者の3分の2以上の賛成が必要なので、最初から「トランプ氏弾劾裁判は無罪になるだろう」といわれていた。共和党で造反して有罪に賛成したのは、ミット・ロムニー議員だけだった。2012年大統領選挙で共和党の大統領候補として、民主党のオバマと戦った大物政治家である。其和党でただ1人有罪票を投じ、有罪48票、無罪52票(権力の乱用についての投票の票数)でトランプに無罪評決が出た.
4.「良心」に従ったというロムニー議員だが、他に共和党から造反者は出なかった。アメリカの議会には日本のような党議拘束などないので、もっと造反者が出てもおかしくないと思うが、いまの共和党は「トランプ党」になってしまったからである。2年前の中間選挙のとき、共和党の候補者を決める予備選挙で、ベテランの共和党の下院議員や上院議員の選挙区にトランプ支持派が対抗馬を立てて次々に現役を破っていった。また、トランプに嫌気がさして現役を引退してしまった穏健な共和党議員もいた。ロムニー以外は11月に自分の選挙があるためトランプに応援に来てほしい。すっかり共和党は変質してしまった。しかしトランプ大統領を支持してきた「福音派」と呼ばれるキリスト教保守派に変化があった。福音派の中で大きな影響力を持っている雑誌が、トランプの弾劾裁判に関して罷免を求める社説を発表した。キリスト教はモラルを大切にするのに、トランプ氏は女性関係が乱れていたり、女性に対してよく差別的な発言をしたりしているからである。「人間性がひどく不道徳だ」というわけである。2020年の大統領選挙ではトランプを支持しない方針を打ち出した。福音派の中では動揺が広がっている。
5.11月にはアメリカの大統領が決まる。新型コロナウイルスの蔓延で、アメリカ大統領選挙も大きな影響を受けている。大規模集会の自粛や予備選挙の投票を延期する州が相次いだ。先の一般教書演説でトランプ大統領は、「2016年の大統領選挙のときと比べて株価は70%も上昇した」と強調したのに、株価は急落。選挙戦略に狂いが生じているのは、民主党も共和党も同じである。アメリカ大統領選挙は4年に1度、夏のオリンピックと同じ年に開かれ、今回は2020年11月3日に投開票する。これに向けた候補者選びのレースが2月に始まった。
6.その第一段階は党の候補者を選ぶための「党員集会」や「予備選挙」である。これはいわば「代議員獲得合戦」である。7月民主党の党大会(コロナの問題で8月に延期)、8月共和党の党大会で大統領候補を正式に指名するのだが、その党大会に出席する代議員を州ごとに選んでいく。2月のアイオワ州から始めて、6月にプエルトリコで行われる予備選挙までの長丁場である。州によって人口が違うので、人口に比例する形で各州に代議員が割り当てられる。
7.「党員集会」は素朴である。アイオワ州では約1700カ所で同時に開かれました。そのうちのひとつ、州都デモイン郊外にある小学校を取材した。体育館に279人の民主党員が参加していた。まずは民主党内で名乗りを上げている候補を支援する人たちが、それぞれの候補者につき1分間の応援演説をすることから始まります。体育館の壁には、それぞれの候補者の名前が張り出してあって、「支持する候補者のところへ集まってください」と言われる。党員たちは自分が支持する候補ごとにグループをつくる。そして支持者の数を数えて、支持者の数が全体の15%に達しない候補の支持者は再考を求められる。279人の15%ですから42人を集めれば、その候補者は生き残れる。1回目の支持者の数を数えたら、ピート・ブティジエッジ候補:86人、エイミー・クロブシャー候補:49人、バーニー・サンダース候補43人、エリザベス・ウォーレン候補:35人、ジョー・バイデン候補:38人、という結果になった。ウォーレンとバイデンのところに並んだ人は考えなおす必要があえる。この様子は、アメリ力民主主義の原点に思えた。


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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
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・謙慎展(常務理事)
 青山賞、春興賞の受賞:2回
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