2020年07月31日

トランプ大統領はノーベル平和賞を獲得するために、側近に、いちばん俺に媚びへつらう男、シンゾー・アベに頼もう、と言ったらしい。


「池上彰著:知らないと恥をかく世界の大問題11、、KADOKAWA 2020.6.103」は参考になる。「第1章 トランプ再選はあるのか? アメリカのいま」の概要の印象に残った部分の概要の続きを自分なりに補足して自分のコメントもカッコ内に付記して纏めると以下のようになる。
1.ソ連軍は、アメリカの軍事支援を受けて力をつけたムジャヒディンによって大きな打撃を受け、アフガニスタンからの撤退に追い込まれた。ムジャヒディンたちはそれぞれの国へ帰って行った。世界はアフガニスタンに関心を持たなくなった。アフガニスタンにはさまざまな民族がいる。多くはパシュトゥン人だが、日本人そっくりのハザラ人(モンゴル系)、金髪の白人(アレクサンダー大王が遠征した時代の落とし子)もいる。タジク人、ウズベク人が入り交じり、自分たちが権力を把握しようと争い、内戦になっていった。
2.そこに目をつけたのがパキスタンである。アフガニスタンにソ連軍が入ってきたとき、大勢の難民がパキスタンに逃げてきた。パキスタンにいたイスラム原理主義の集団は、難民キャンプの子どもたちのために神学校をつくり、極端なイスラム原理主義を教え込んだ。パキスタンは、この学生たちに目をつけ、最新兵器を与えて兵士にした。最新兵器は、アメリカがパキスタン経由でアフガニスタンへ送っていたものである。それを途中で抜き取って自分たちのものにしていた。学生のことを「タリブ」と言う。この複数形が「タリバン」である。大混乱していたアフガニスタンに、パキスタン軍の支援を受けたタリバンが武器を持って入ることで、アフガニスタンは過激派組織タリバンが支配する国になった。
3.アフガニスタンになぜ18年もアメリカ軍がいるのは、2001年9月11日、オサマ・ビンラディン率いるアルカイダが、同時多発テロを起こしたためであ。このビンラディン容疑者をかくまっていたのがタリバン政権だった。アメリカは引き渡しを要求したが、タリバンはこれを拒否した。当時のアメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領は、これらの行為をしたテロリストだけでなく、彼らをかくまう者たちを区別しない、と、アフガニスタンを攻撃した。こうしてアフガン戦争が始まった。
4.アメリカはアフガニスタンを支配していたタリバンを首都カブールから追い出したが、タリバンの残党はアフガニスタンの山岳地帯で抵抗を続け、アメリカ軍はこの地にずっと駐留することを余儀なくされた。長期にわたる戦闘は大きな負担となり、戦費は膨らみ、多くのアメリカ軍兵士の命も奪われた。オバマ前大統領は一部を除いて完全撤退させる方針を打ち出したができなかった。
5.トランプはオバマ政権のアフガン戦略を批判し、2016年の大統領選挙では、早期撤退を公約に掲げた。2020年2月、トランプ政権はカタールの首都ドーハでタリバンとの和平協定に署名した。事実上のアメリカの敗戦である。
6.ソ連が崩壊したのはアフガニスタンへ侵攻したことが一因である。ソ連が崩壊してロシアになり、もうアメリカの敵ではなくなったはずだが、ロシアは独特の安全保障概念がある。周辺の国を緩衝地帯にしたい、というものである。そうなるといろいろな摩擦が起きる。アメリカとロシアはそういう意味ではいまも新しい冷戦を戦っている。かつてのようなイデオロギーではなく、国家の安全保障や資源を巡っての対立である。
7.地球温暖化に伴い、北極海の氷がどんどん融けている。その結果、北極海航路が一部ですが使えるようになってきた。日本からヨーロッパまで貨物船で何かを運ぼうとすると、現在は南回り航路を通る。南下してインド洋を通り、スエズ運河を通らなければならない。距離にして約2万1000km。ロシア沿岸のルートを通れば約1万3000kmだから、ぐっと時間も短縮できる。これはロシアにとっては通行料を取るチャンスである。しかし安全保障上の脅威が出てくる。ロシアの北側は海氷域なので、これまで誰も攻めて来られなかった。氷が融けてしまったら北極海側から敵が攻めてくるかもしれないという恐怖心が生まれる。こうして北極海をめぐっての新たな緊張状態が生まれている。そうしたことを背景に、2019年夏、トランプが「グリーンランドを買いたい」と言い出した。
8.グリーンランドはデンマークの自治領である。アメリカはかつてルイジアナ州をフランスから買収したし、アラスカ州もロシアから買った。まさか21世紀の現代においてデンマーク国民が5万人以上も住んでいる土地を買いたいとは驚いた。デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は「馬鹿げている」と一蹴した。ただ、トランプ大統領がグリーンランドを買いたい理由は、北欧に親中国家が誕生するかもしれないとの危機感だ、といわれた。中国がグリーンランドに接近し始めていて、島の空港拡張工事に中国企業が参加しているからである。空港の拡張は多くの島民が願う独立の第一歩である。グリーンランドは2009年に自治権が拡大されたが、経済的自立が課題だった。それが温暖化の影響で氷が融け始め資源開発がしやすくなり、ここに中国が目をつけた。となれば、アメリカも神経をとがらせた。北極の海底にはさまざまな資源があることもわかっている。氷が融けるとグリーンランドがこれから大きな意味を持つ。中国やロシアの勢力圏になる前に買いたいと、アメリカはこれから北極をどうするかという意識がある。
9.2019年11月と2020年1月に、アメリカで新たなトランプ政権の暴露本が相次いで出版された。政府の高官たちが、トランプのことを陰で「ばか」とか「能なし」とか、理解力が「小学6年生並み」と言っているといった悪口はさておき、日本のことも出てきた。米朝首脳会談が終わった後、トランプ大統領はノーベル平和賞を獲得するにはどうすればいいか考え、まず誰かに推薦してもらうために電話することを思いついた。そこして側近に「主要国首脳の中でいちばん俺に媚びへつらう男、シンゾー・アベに頼もう、と言ったらしい。令和最初の国賓として日本に呼んで、あれだけおもてなしをしたのに、ここまでコケにされた。


yuji5327 at 06:56 
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(常務理事)
 青山賞、春興賞の受賞:2回
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