池上技術士事務所のトピックス

2007年09月22日

「大地の子」と私 5

「山崎豊子著『大地の子』と私、文芸春秋、1996年」は、中国残留孤児 陸 一心の波乱万丈の半生を描いた物語である。1995年にNHKが日中の共同制作によりドラマ化し放映された。この小説を書くための取材の記録が本書である。取材のために中国の要人や官僚たちと交渉する中で彼らの考え方や気質も描かれており面白い。このドラマを自分も見ていたが、自分も一つ間違えば主人公の陸一心のような戦争孤児になったのではとドラマの中に引き込まれて見ていた。自分の父は北海道大学で地質鉱物を専攻し、中国の鞍山市にある製鉄所(昭和製鋼?)に就職、中国の奥地の鉱脈の調査などで出張が多かった。自分もそこで出生したが、終戦直前に父は兵隊に召集され、そのままシベリアで抑留された。母は終戦後、7歳、5歳、3歳、1歳の4人の子供をつれて日本に引揚げることになった。当時5歳の自分には当時の記憶が断片的に残っている。日本の敗戦で略奪などがあったが、それを守ってくれた親切な中国人の印象が強い。引揚げ者の行進は貨物列車と馬車だった。自分が馬車から落下したとき、引き止めようとした母も一緒に落ちてしまった。母は捻挫で歩けなくなった。馬車は待ってくれない。その時に母を背負って歩いてくれた親切な日本の兵隊さんのことを忘れない。貨物列車から見た夜空の満天の星が今でもぼんやり記憶に残る。それより空腹が極限状態であった。引揚げ船から降りた門司港の夜の交番で親切なおまわりさんから貰ったサツマイモの美味しさは今でも覚えている。父がシベリアから帰国するまで北海道の室蘭市にある叔父さんの家でお世話になった。新日本製鐵蝓陛時の富士製鉄)に勤めていた叔父さんは、その後、中国の宝山製鉄所の建設を担当した。「大地の子」の陸一心(ドラマでは上川隆也が演じた)の実の父である松本耕次(宇津井健)は叔父さんがモデルなのよ、と叔母さんが言っていた。後に叔父さんは新日本製鐵の副社長になったが、長い病床のすえ亡くなった。シベリアから帰国できた父は洞爺湖温泉町でひとまず教員の職についた。厳寒のシベリアでの捕虜生活では、ひとかけらの黒パンを得るために森の木を何本か切り倒すノルマがあったという。働かざる者食うべからずの彼の口癖はその時の名残と思う。自分は病気で1年浪人して小学生になった。
来年は洞爺湖サミットで世界の首脳が集まる。戦争のない世界にしてもらいたい。テレビに映る湖面上の中島のかたちは今も変らない。


『大地の子』と私 (文春文庫)




yuji5327 at 07:07 

2005年08月19日

池上技術士事務所のブログのリニューアル 1

池上技術士事務所のブログを2カラムから3カラムにしてリニューアルします。
これまでの記事についても、新しい情報を加えて再掲載します。
旧ブログへアクセスも宜しくお願い致します.

池上技術士事務所のホームページも参照願います。

所在地MAPは下図のとおりです。

東京都港区赤坂2-22-20

yuji5327 at 14:48コメント(0)トラックバック(0) 
池上技術士事務所の紹介
261-0012
千葉市美浜区
磯辺6丁目1-8-204

池上技術士事務所(代表:池上雄二)の事業内容
以下のテーマの技術コンサルタント
1.公害問題、生活環境、地球環境
2.省エネ・新エネ機器導入
のテーマについて、
・技術コンサルタント
・調査報告書の作成
・アンケート調査・分析
・技術翻訳、特許調査
を承ります。
有償、無償を問わず
お気軽に下記にメールをください。
ke8y-ikgm@asahi-net.or.jp

工学博士、技術士(応用理学)、
公害防止主任管理者、
騒音防止管理者の資格で
お役に立ちたいと思います。

池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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