健康

2018年08月13日

サリンと同じ薬は昔からあった。カラバル豆という植物から取れる成分で、アセチルコリンエステラーゼを抑える。カラバル豆は、古代アフリカでは裁判に使っていた。


「池谷裕二著:進化しすぎた脳、講談社、2017年第34刷」は面白い。「第4章:人間は進化のプロセスを進化させる」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.遺伝子が原因でアルツハイマー病を発症する人は全体の10%で、プレセニリンの遺伝子が悪かったかもしれないが、アルツハイマー病の90%は遺伝に関係なく起こる。その場合でも、プレセニリンというハサミでAPPが切られる。健常な人の脳でもハサミは働いている。長年かけてβアミロイドがたまって病気になるので、プレセニリンの働きを鈍らせてβアミロイドがたまらないようにすれば予防できる。プレセニリンを阻害する薬はもうできているが、このプレセニリンというタンパク質はβアミロイドを生み出すために人体に存在していない。プレセニリンはAPP以外のところで本当の役割をしている。
2.プレセニリンの働きを抑えると、ほかのより重要な体の機能に副作用が出る。APPが2ヵ所で切れるとβアミロイドがつくられる。一方のハサミはプレセニリンである。それを抑えてもβアミロイドの産生は同じように抑制される。こっちのハサミは「βセクレターゼ」というタンパク質である。
3.注目を集めている新治療法は、アルツハイマー病はβアミロイドという毒が脳にたまるから発症するのだが、βアミロイドそのものを注射するという方法である。若いころからβアミロイドを与えておくと、免疫細胞が抗体をつくって、その抗体によってβアミロイドを壊す。「βアミロイド・ワクチン法」という意外な治療法である。
4.アセチルコリンを専門に壊すハサミ、それは「アセチルコリンエステラーゼ」と呼ばれるタンパク質である。このハサミを抑制してやろうというのが、アルツハイマー病の治療の目標になった。これを抑制すればアセチルコリンは増える。研究者たちの熱意は実を結び、薬が完成した。1996年、日本の会社から世界ではじめてアルツハイマー病の薬が売り出された。
5.有名な毒、サリンはアセチルコリンエステラーゼを非可逆的に阻害するので、地下鉄サリン事件のような悲劇的な症状が出てくる。目の瞳孔を開いたり閉じたりするのはアセチルコリンで調節している。アセチルコリンが働きすぎると、虹彩がギューッと狭まって視界が暗くなる。サリン事件の被害者のなかには、光が目にあまり入ってこなくて、周囲が暗く見えるという症状が報告されている。
6.サリン事件でかろうじて助かった被害者は、頭のなかのアセチルコリンの量が上がっている。アセチルコリンは記憶に関係ある。その人たちは昔の記憶が次々に走馬灯のように思い出されて、すっかり忘れていたことまで、どんどん記憶がよみがえって、収拾がつかなくなった。アセチルコリンと記憶の関係を物語っている。
7.チョウセンアサガオの成分は、ヨーロッパでは「ベラドンナ」と呼ばれる植物にも含まれている。つまり、ベラドンナはサリンとは逆で、アセチルコリンの働きを不足させる。眼底検査をする前に、薬を注して瞳孔を開かせ薬もアセチルコリンを抑えているのだけれど、あの薬を注してしまうと、しばらくは外出できない。
8.サリンと同じ役割をする薬も昔からあった。「カラバル豆」という植物から取れる成分で、アセチルコリンエステラーゼを抑える。ハサミ酵素を抑えるということは、アセチルコリンの量が増える。カラバル豆は、古代アフリカでは「裁きの豆」と呼ばれ、裁判に使っていた。疑わしい容疑者がいて、その人が犯人かどうかわからないとき、この薬をたくさん飲ませ、中毒死したら有罪、生き延びたら無罪という判決を下す。
9.無罪の人は「どうせ自分は大丈夫だ」と思うから一気に飲み干すと、アセチルコリンの作用で気持ち悪くなって吐いてしまう。毒が体外に出るから死なない。真犯人は、こわがって少しずつ飲むから、ゆっくりと毒が作用するので吐けない。毒が体に回って死んでしまう。カラバル豆の中に入っている成分は「フィゾスチグミン」でコリンエステラーゼを抑える作用が強いから毒である。その作用点を詳しく調べて改良を重ねて完成したのが、アルツハイマー病の薬である。


yuji5327 at 06:31 

2018年08月11日

変異APPをネズミに組み込んだネズミは、生まれて数ヵ月で痴呆になった。記憶力がひどく低下しただけでなく、老人斑もできていたので、βアミロイドが原因であることがわかった。


「池谷裕二著:進化しすぎた脳、講談社、2017年第34刷」は面白い。「第4章:人間は進化のプロセスを進化させる」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.アルツハイマー病患者の中には遺伝で起こる人がいた。アルツハイマー病の全体の90%は、遺伝とは関係なく突然発生で起こる。遺伝で起こるのら、どの遺伝子が原因かを調べていけばいいので、原因の遺伝子がわかった。1991年に原因の遺伝子は染色体の21番目にあることがわかった。
2.その原因の遺伝子の名前は「APP」と言う。遺伝子に書かれている情報はタンパク質だから、タンパク質に原因があるということである。APPは、細胞膜を貫いて存在しているタンパク質だった。APPはアミノ酸が800から900ぐらい連なった、大きなサイズのタンパク質である。そのアミノ酸の配列を1個1個調べてみたら、APPのアミノ酸の一部に「βアミロイド」に相当する42個のアミノ酸が含まれていた。
3.タンパク質を「APP」と呼ぶのは「アミロイド前駆体タンパク質」のことで、アミロイドがつくられる原料になるタンパク質、という意味である。APPの切れカスがβアミロイドでこのカスが脳にたまり、神経細胞が死んで老人斑ができる。遺伝性のアルツハイマー病では、800から900個あるAPPのアミノ酸のほんのーヵ所だけにミスがある。世界にはいろんなアルツハイマー病家系があって、アミノ酸のどこが間違ってるのかは家系によって違うのだけれど、いずれにしても、アミノ酸の配列にミスがあることで、βアミロイドが切り出されやすくなって、たくさんたまってしまう。
4.正常な脳でも少しずつβアミロイドは切り出されている。人々の脳でも切り出されている。少しずつたまって、あるレベルを超えると病気になる。APP遺伝子に欠陥や変異がある患者は、βアミロイドの生み出されるスピードが速いので、若い時期(30代から40代)で早くも症状が出てくることがある。いわゆる若年性アルツハイマー病である。
5.変異APPをネズミに組み込んだ実験があった。ふつうのネズミは痴呆にならない。年をとるとちょっとは記憶力が落ちるけど、基本的に痴呆のレベルとは違う。この改造ネズミは、生まれて数ヵ月で痴呆になった。記憶力がひどく低下しただけでなく、脳を開いて見てみたら、老人斑もできていたので決定的に、βアミロイドが原因であることは明らかである。
6.問題は、遺伝性アルツハイマー病の家系は世界中に多くあるが、そのうちの1%程度しか染色体の21番目に変異はなかった。つまりAPPの異常だけでは説明できない遺伝性アルツハイマー病のほうが大多数である。APP異常以外の多くの患者でも、同じようにして遺伝子を調べていったら、ある別の遺伝子に行きついた。1995年の話だ。予想通りAPPではないほかの遺伝子がおかしかった。
7.染色体の14番目から発見された。それは「プレセニリン」と名付けられた。14番目がおかしいとわかった時点で、「プレセニリン」と呼ぶことが決まっていて、見事に遺伝子が発見された。「老人」という意味である。プレセニリンとは〈老化の前段階〉という意味である。
8.このタンパク質が発見された当初、これが何の役目をしているのか全然わからなかった。似たタンパク質をほかに探してみたら、虫の遺伝子にこれと似たものがあった。虫の精子をつくるために必要なタンパク質だった。虫といっても昆虫ではなく、線虫というミミズの小さいもので顕微鏡で見なくてはわからない。
9.プレセニリンはタンパク質を分解する酵素だった。プレセニリンは、「APP」を切るハサミである。APPは2ヵ所が切れるとβアミロイドになるが、下の方を切るハサミがプレセニリンである。遺伝性アルツハイマー病の患者では、このハサミの機能がおかしくなり、ハサミの性能が上がり、βアミロイドがたまって、アルツハイマー病になる。

htobito

yuji5327 at 06:58 

2018年08月09日

85歳を越えると5人に1人以上がアルツハイマー病である。アルツハイマー病以外のボケというのは血管が詰まることが原因。脳で起こればボケ、心臓で起これば心筋梗塞、管の病気である。


「池谷裕二著:進化しすぎた脳、講談社、2017年第34刷」は面白い。「第4章:人間は進化のプロセスを進化させる」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.アルツハイマー病とは記憶が消えていく、お年寄りの老人ボケ、痴呆の一種である。その前に。「痴呆」という言葉は、「認知症」と改名された。アルツハイマーさんはお医者さんで、1907年、いまからほぼ100年前に、この疾患を発見し、彼にちなんで、この病気はアルツハイマー病と名付けられた。
2.老人性痴呆の原因には2つのパターンがある。1つは、脳の血管が詰まって、血液が通わなくなり、神経細胞が死に、ボケるパターン。もう1つがアルツハイマー病で、老人性痴呆の約50〜80%を占める。つまり、脳血管の障害によって起こるのが2〜5割、アルツハイマー病によって起こるのが5〜8割。日本だけでも100万人ぐらいアルツハイマー病の患者がいる。
3.85歳を越えると5人に1人以上がアルツハイマー病である。アルツハイマー病以外のボケというのは血管が詰まることが原因。たとえば油分の摂りすぎで血管が詰まりやすくなったりして起こる。血管は体中にある。脳で起こればボケ、心臓で起これば心筋梗塞。脳の病気ではなく、血管の病気である。
4.純粋に神経の病気として痴呆になるのは主にアルツハイマー病である。アルツハイマー病の症状は徐々に進行する。はじめは軽い物忘れから始まる。言葉が出てこないとか、置き忘れ、今朝食事をしたかどうか、自分の家への道順、家族の顔や名前など身近なものごとまで忘れる、進行すると、人格が崩壊する。自分がいる場所や時間、さらには自分がだれかさえも判断できなくなる。
5.全体の死因のうちガンは3割。ガンが治る確率が50%ぐらい。単純計算で6割の人は一生のあいだにガンになる。自分がガンになると思うのは確率的に間違っていない。病気の話はあまり他人事ではない。アルツハイマー病は、日本に100万人、アメリカに400万人。自分が将来アルツハイマー病になっても不思議ではない。
6.アルツハイマー病で亡くなった患者の脳を観察すると、すぐ気づくことがある。アルツハイマー病の患者では脳が萎縮している。脳のシワのあいだにスキマがあり、神経細胞の数が少ない。神経細胞が減少するスピードがアルツハイマー病では速い。
7.観察したら、茶色いシミがあちこちに見える。このシミは健康な人では少ない。このシミの多さがアルツハイマー病の特徴。このシミは老人の脳にある斑点だから「老人斑」という。------------
8.アルツハイマー病の患者に特に多く老人斑があるということは、この老人斑が病気の原因と関係している。老人斑に入っているものを調べた研究者がいる。予想通り特別な物質「βアミロイド」という物質が老人斑の中に多く含まれていた。βアミロイドはアミノ酸からできている。アミノ酸が42個つながったペプチドである。分子量は4000ぐらいである。
9.神経細胞をシャーレの中で培養して、そこにβアミロイドをかけたら、あっという間に神経細胞は死ぬ。そう、βアミロイドは猛毒なんだよ。この毒が脳の中で、蓄積して、それで神経細胞が死ぬらしいと。
10.βアミロイドは、水に溶けにくい。水に溶けないので沈澱してしまう。βアミロイド同士が互いに凝集し合って沈澱するので、脳にとって「ゴミ」になり、それによって物理的に神経細胞を殺しているという説もある。


yuji5327 at 06:47 

2018年08月06日

妄想や幻想などの症状はドーパミンが働きすぎることによって生まれる、と薬を調べることでわかった。「薬を通して体を知る」というのは薬学の大切な役割である。

「池谷裕二著:進化しすぎた脳、講談社、2017年第34刷」は面白い。「第4章:人間は進化のプロセスを進化させる」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.細胞の内部のカルシウム情報に作用して、結果として神経全体を興奮させる働きがある。麻酔にはいくつかの種類があるが、塗り麻酔も注射麻酔も成分は同じで、体の部分に効くので局所麻酔と呼ぶ。神経線維の上にナトリウムイオンを通す穴があり、穴の内側からふさぎ、神経に情報が伝わらなくなり、痛みの感覚を麻痺させることができる。
2.痛みの神経以外に全部止めてしまう。痛みの神経は特に麻痺しやすい。適量の麻酔薬を使えば、痛みだけを消すことができる。麻酔をかけすぎると死ぬ。麻酔薬はセンサーにくっついて、麻酔が解けるときにはまた離れるので薬として使える。1回くっついてもう離れないというすごい物質では全身が麻痺する。それは毒でフグの毒がそれである。
3.テトロドトキシンというフグの毒は、麻酔と同じで、神経にあるナトリウムイオンを通すチャネルをブロックし、全部の神経を完全に阻害し体の神経が働かなくなるから、全身麻痺になる。特に呼吸が止まってしまうと命が危険な状態になる。
4.薬や毒は、神経の仕組みと密接に関係している。「GABA」という物質は塩素イオンを動員して神経の活動を抑制するブレーキの役割をしている神経伝達物質である。このGABAのセンサーに作用する薬も多くある。ひとつは睡眠薬で、GABAの作用を抑えるのではなくて、GABAの作用を強める。
5.GABAが受容体にくっつく。受容体とは10nmのものでGABAがつくと筒のなかを塩素イオンが通る、そのトンネルのわきに睡眠薬がつくと、塩素イオンの通りがよくなり、その結果、神経の反対が強くなるから、活動しにくくなる。それが睡眠薬が効くメカニズムである。薬で強引に引き起こした睡眠だから、自然な睡眠とは少し違う。
6.神経という仕組みがわかって薬の仕組みがわかったと思うのは間違いである。神経の仕組みがわかったのはごく最近の話でしょ。それよりもはるか以前から薬は使われてきた。薬が神経に効く仕組みがわかるようになる前から、薬はずっと人類の役に立っていた。
7.薬が昔から存在していたということが、科学に貢献してきた。薬は世の中にすでにあった。中国だったら漢方薬は4000年くらい前からあった、その伝統薬がなぜ効くのかを後世の科学者が調べ、行き着いたところが、上記の仕組みだった、というのが正しい。
8.薬が効く、ということが前提としてあって、この薬は何をしているのか、と科学者は考えた。それを通じて体の仕組みが理解されるようになった。それが正しい歴史的経緯である。、薬は人体の解明に一役買ってきた、一種の「科学のツール」だった。
9.うつ病はどうして起こるかは詳しくはわかっていないが、うつ病に効く抗うつ薬は世の中にある。治療薬を調べると、どの薬もノルアドレナリンという神経伝達物質とセロトニンという神経伝達物質に効いている。だから、うつ病はノルアドレナリンやセロトニンのシステムがおかしくなって起こる病気だと、逆に推定できる。
10.「統合失調症」という病気は2002年にこの名前が変わる前は「精神分裂病」と呼ばれていた。統合失調症も、ある薬で治るということがわかっていて、その薬がどこに効いているか調べてみたら、ドーパミン受容体に効いてた。こうして妄想や幻想などの症状はドーパミンが働きすぎることによって生まれる、と薬を調べることでわかった。「薬を通して体を知る」という基礎科学も薬学の大切な役割である。


yuji5327 at 06:39 

2018年07月08日

鳥はすごい運動神経をしている。空を飛び、空中旋回する。餌を見つけて急降下する。鳥の運動神経はトップレベルで、小脳はすごく大きい。環境に応じて脳も変化している。

池谷裕二著:
進化しすぎた脳、講談社、2017年。10月34冊」は面白い。「第1章:人間は脳の力を使いこなせていない」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1. 水頭症の人は大脳の体積は健常な人の20分の1になるこもあるが、驚くべきことに多くの患者は正常である。それどころか、IQが126もあって、大学の数学科で首席を獲るほどの人もいた。大人になった彼は、あるとき病院でたまたま検査を受けて、はじめて自分の脳が健常な人の10%しかないことを知った。そのくらい生活面では周囲の人と差がなかった。
2. 統計によると、頭蓋骨の中の95%が空洞という重症の水頭症でも、ひどい障害が現れる人はわずか10%に満たなくて、50%の人はIQが100を超えている。つまり、人間が人間らしくあるためには、そんなに大きな脳を持つ必要はない。
3. 現実的には、大人になってから脳を90%も削ってしまったら、あきらかに障害が出てくる。水頭症の患者は、はじめから小さな脳として成長しているので、大きな脳と同じ機能を発揮できる。
4.人間の脳が、現在のような姿になったのが数十万年前。進化の過程で、ここまで発達してきた。その過程で、クロマニョン人などが現れた。たとえば、彼らの子どもを現代社会に連れて来ても普通に育つと思われる。たしかに彼らは原始的な生活をしていたので、大人になってからではだめだが、子どもを現代の社会に連れて来たとしたら、現代の言葉を話し、むずかしい数学の計算もできるようになる。脳そのものよりも、脳が乗る体の構造とその周囲の環境が重要である。
5.クロマニョン人は現代にも通用するような脳をすでに持っていた。ネアンデルタール人は現在の私たちよりも大きな脳を持っていた。そう考えると、人類の脳は、当時からすでに宝の持ち腐れである。脳は進化に最小限必要な程度の進化を遂げたのではなく、過剰に進化してしまった。
6.鳥はすごい運動神経をしている。空を飛ぶし、空中で旋回したりする。餌を見つけて急降下したりもする。鳥の運動神経は動物のなかでもトップレベルで、脳を見てもわかる。鳥の小脳はすごく大きい。部分的には環境に応じて脳も変化している。鳥は自分の環境に合わせて小脳を進化させている。
7.脳の活動そのものが心なのか、脳の活動とは別に心というものがあって、なんらかの形で脳と相互作用しているのか、という問題もある。悲しいという神経があったとして、その神経を刺激すると涙が出るのか、という疑問は核心をついてる。
8.心と脳を考えていく旅は、ほとんど哲学の世界で、心と体の二元論、つまり脳と精神は別だという考え方と、逆に一緒だという考え方は両方あって、脳科学者でも考えが一致してない。
9.サルには手の感覚を司る神経がある。遠くにものがあって手が届かないときに道具を使わせてみる。サルが棒を使ってものを引き寄せると、指の先で反応していた神経が、今度は棒の先端に反応するようになる。


yuji5327 at 06:30 

2018年07月05日

身体の代わりになる機械を神経を通じて操縦する手法を研究する分野を、「ニューラル・プロステティクス」と呼ぶ。未来の医療を担う新しい学問である。

「池谷裕二著:
進化しすぎた脳、講談社、2017年。10月34冊」は面白い。「第1章:人間は脳の力を使いこなせていない」の印象に残った部分の概要の続きを自分なりに補足して纏めると以下のようになる。」
1.自分で意志を持つて動くことが自分であることだ。と僕はおもうので、他の人にコントロールされればそれはもう自分ではないのではないか。快楽を求めるように仕向けられ、その刺激を他者から与えられていても、自分の意志に沿って移動しているから、自分だとも考えられる。
2.モチベーションは快楽だ。このネズミに「いまは快楽はいらないから指令とは反対に左に行こう」ということができない。そういう選択ができれば、自由、意志が媒介する余地がある。
3.単に脳を刺激したり記録したりするという原始的な実験の段階から、脳科学は一歩前進した。装置そのものは単純で、ネズミの部屋に水を与える給水管とレバーがある。ネズミがレバーを押すと給水管から水が出てくるので、ネズミはレバーを押せば好きな時に水が飲めることを学ぶんだ。
4.レバーを押すと水が出てくる。脳科学の手法を使って、脳がどんな活動をしているかを調べることができる。レバーを押した時の脳神経の反応を記録する。その記録データがあれば、今度は逆に、ネズミを観察していなくても、記録計さえ見ていれば、実験者はネズミがレバーを押したとわかる。
5.コンピュータ制御でリアルタイムのコントロールを試みる。脳がこういう反応をしたら自動で水が出る、という装置をつくることもできる。レバーを押したら水が出ることを知っているネズミに手術を施して、脳に電極を埋め、ネズミが「レバーを押す」という行動中の脳の反応を検出して、その反応があったらレバーとは関係なしに水が出るようにしておく。ネズミは最初、レバーを押して水を飲んでいたけれど、レバーを押さなくても、押そうと想像しただけで水が出る。そのことにネズミが気づくと、このネズミはレバーを押さずに〈念力〉だけで水が飲めるようになった。
6.TVゲームのジョイスティックを動かすと腕の形をしたロボットアームが自由自在に動く。動くだけでなくてものを掴んだり持ち上げたりもできる。けっこううまく動かす。いまはもっと巧妙なロボットアームができている。
7.訓練の結果、サルはこのロボットアームを自在に動かして、机の上に置いてあるものを掴んだり置いたりできるようになった。手術して脳に電極を刺して脳の活動を記録する。ロボットアームを動かそうとすれば、神経がたくさん活動する。それを細かくコンピュータで調べあげて、神経を一個一個分離していく。多くの場合は神経はグループとして活動する。これとこれの組み合わせの時は握ろうとする。する。別の組み合わせの時はアームを伸ばそうとする。自分の神経細胞の活動から記録されたデータに基づいてロボットアームの動きを再現する。ジョイスティックを経ずに、ロボットアームを脳から直接に遠隔操作していることになる。
8.サルの手を動かないように縛っても、サルは、巧みにロボットアームを操ることができた。これはものすごく重要な意味を持っている。たとえば交通事故などで全身不随になった患者でも、念じるだけで義手なり義足を動かせるようになる。車椅子も動かせるかもしれない。
9.このように、体の代わりになる機械を神経を通じて操縦する手法を研究する分野を、「ニューラル・プロステティクス(神経補綴学)」と呼ぶ。未来の医療を担う新しい学問である。
10.このサルはずっと電極が刺さったままだが、何ヵ月も電極が刺さったままでも、いまのところ異状や感染はない。ヒトが使うとしたら、長期的な安全がどのように確保されるかが次のポイントになる。
11.アメリカでは政府が2004年4月に、この装置を人間に応用することを許可して、脳卒中や脳性麻痺、筋萎縮性側索硬化症といった体が動かなくなる病気の患者たちに、脳チップを埋め込む手術が臨床の現場で開始される。



yuji5327 at 06:42 

2018年06月30日

肝臓は、どの部分も同じ役割をしているので、再生能力がある。場所によって役割が違うのは、脳以外にない。視覚/聴覚/触覚と分かれていて、聴覚野の中でさらに役割が局在化してる。

池谷裕二著:
進化しすぎた脳、講談社、2017年。10月34冊」は面白い。「第1章:人間は脳の力を使いこなせていない」の印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.脳の後頭部は「視覚野」と言って、たとえば「これは赤い色をしたボールだ」などの光の情蓑をまずここで処理する。視覚野はネズミの場合はここにあって、ネコならここ、ヒトの場合はここにある。つまり頭の後ろ側にあるね。すべての哺乳類に共通で、後頭部に見たものの情報を処理する場所が集まっている。
2.これは不思議なことである。後頭部だから不思議と言うわけではなく、この場所だけが見たものを処理するように専門化している。脳のわきの部分は音を聞く場所。音の情報を処理する場所だから「聴覚野」と言う。上の方部分は「体性感覚野」と言って、痛いとか熱いとか、触っているとか、そういった情報を分担している場所である。
3.目の情報や耳の情報など、さまざまな情報を処理する場所が局在化していることは不思議である。大きな肝臓のどの部分もほぼ同じように機能しているから肝臓はものすごく増殖能力が高くて、肝臓を80%取り除いてしまっても、数ヵ月のうちにもとに戻る再生能力がある。これは、肝臓のどの部分も同じような役割をしているからこそできる。
4.脳は、場所によって役割が違う。働きがそれぞれの場所に分かれて専門化しているのは、脳以外にない。視覚/聴覚/触覚と分かれているだけではなく、音を認識する場所、聴覚野の中でさらに役割が局在化してる。音のヘルツ数にしたがって、聴覚野の働く場所が違い、音の低い方から高い方へと、反応する場所がきれいに分かれて並んでいる。これを調べるには、電極を脳に刺して、いろいろな高さの音を聞かせて、脳の反応を観察する。ここら辺の脳はこれくらいの音の高さに反応し、隣の細胞を刺してみると、同じ聴覚野の内部でも、漠然と音に反応するのではなくて、細かく調べるとヘルツ数順にきれいに並んでいることがわかる。
5.それぞれ体の部分が脳のどの部分に対応している体性感覚野もきちんと部分部分に分かれてる。顔、目、鼻、口、指、胴体、足などに対応する部分が並んでる。これを脳地図と呼ぶ。
6.ホムンクルスと言って、大脳皮質の表面積の比で、体を表した模型がある。ホムンクルスは体のそれぞれの部分が脳でどのくらいの表面積を占めているかを示す。人差し指がほかの指に比べて大きい。唇がすごく大きいが、胴体はあまり大きくない。指先はものすごく敏感だけど、胴体はどちらかというと鈍い。感覚器として重要な部分がホムンクルスでも大きな比率を占めている。
7.ほかの動物でも、ヒトと同じように「ホムンクルス」はすぐれた表示方法で、ネコやウサギはヒゲに相当する部分がかなり大きい。



yuji5327 at 06:55 

2018年06月23日

国民医療費約42兆円のうち、1兆8500億円が費やされている。医師の多くは高血圧の基.準は140/90のままでよいという。見直しは製薬会社の儲けのためと懸念している。


「田中尚美(メディカルライター)著:高血匠の基準引き下げへ、患者数2000万人増加か、エコノミスト、2018.8.26」は参考になる。概要を自分なりに纏めると以下のようになる。
1.日本の高血圧患者数が現在4300万人から2019年には5割近く多い6300万人に増加する。日本高血圧学会が19年に改定予定の「高血圧治療ガイドライン」で、高血圧の基準を引き下げることを検討している。心筋梗塞など心血管疾患の減少が期待されるが、一方で短期的には医療費が増加する懸念もある。
2.日本における高血圧治療のガイドラインが5年ぶりに改定されるにあたり、議論が本格化している。焦点は、高血圧の基準(降圧目標)を引き下げるかどうかである。現在は最高血圧140mmHg以上、.最低血圧90.mmHg以上が高血圧患者と認定されているが、この基.準を引き下げるべき、据え置くべきかについて、学会は検討を続けている。
3.治療ガイドラインは研究成果(エビデンス)を基に、臨床現場で使うための診療手順、基準を定めるもので、疾患ごとに専門学会が策定する。ガイドラインが改定されれば、医療機関が判断する高血圧の基準が変わることになる。
4.基準改定をめぐる議論が提起された最大の要因は、米国で15年に発表れされた大規模臨床試験の結果である。米国立心肺血液研究所が実施した試験で、50歳以上で心血管リスクが一つ以上ある最高血圧130〜180,mmHgの患者9361人を対象に、治療で140.mmHg未満を目指すグループと、より厳しく120.mmHg未満を目指すグループを比較した。
5.心筋梗塞、脳卒中、心不全など心血管糸の疾患の発生率は、140mmHg未満群が年2.19%だったのに対し、120mmHg未満群は年1.65%だった。また120mmHgを目指したグループは発生リスクが25%.全死亡率が27%減少した。.
6.血圧値が高いほど心血管リスクが上昇することは各種研究で明らかになっていたが、スプリント試験はその規模の大きさと明確な結果で世界の専門家に衝撃を与えた。その結果、世界中で基準改定の動きを加速させることになった。
7.日本高血圧学会が5月に公表したガイドライン素案の内容は以下の通りである。
・75歳未満で合併症のない一般成人の降圧目標を、現.在の140/90mmHg未満から130/80mmHg未満へ変更。
・75歳以上の高齢者は140/90mmHg未満を降圧目標とする。
・薬物治療に至らない生活習慣改善の開始を推奨する基準を120/80mmHg以上とする。
8.欧州高血圧学会は6月9日、欧州のガイドラインは140mmHgにすおいている。基準が引き下げられれば、高血圧患者数は増加する。米国ではガイドライン改定により高血圧人口が7220万人から1億330万人に増加、特に20-44歳の若年層では、男性が2.7倍、女性は1.9倍になった。
9.医療財政への影響である。血圧を下げる降圧剤は患者数が多く投与機会も多い。15年度の国民医療費約42兆円のうち、1兆8500億円が高血圧性疾患に費やされている。医師3958人が回答したアンケートでは、高血圧の基.準は「140/90.以上のままでよい」(43・5%〕が、「130/80mmHg以上にすべきの34.6%」を上回った。製薬会社をもうけさせるだけといった医師の懸念もある。


yuji5327 at 06:32 

2018年05月23日

これからの死というのは、いままでとは違った価値観の中で考えるべき。百歳人生社会を迎えて見えてくるのは、百歳を迎えたら、この世を去るのはいいことだ、という考え方が広まる。

五木寛之著:
百歳人生を生きるヒント (日経プレミアシリーズ)
五木 寛之
日本経済新聞出版社
2017-12-21

百歳人生を生きるヒント、日本経済新聞出版社、2018年1月17日」は面白い。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。「第5章」「八十代こそ嫌われる勇気をもつ」「死の影を恐れない覚悟」などは以下の通りである。
1.インドの「遊行期」というのは、家も家族も捨てて、杖をついて、死に場所を求め
て出て行くことだが、それはひとつの、人間がこの世から退場するときの究極の姿である。
長生きこそ幸せという価値観は、個人としての人生の充足感、達成感とは無縁である。場合によっては、長寿は、その人にとって、重荷である。
2.不死不老は、人類の永遠の夢で、それを求めて、医学も発展した。百歳人生は、その第一歩だという声も聞こるが、人類は、不死の薬を手に入れたわけではない、昨日までの「人生五十年」から、たかが「人生百年」の時代に手が届いたにすぎない。
3.人問は、まだ死の恐怖から自由になったわけではない。百歳人生時代の、この世からの去りどきということを、各自が考えなければならない時代になったいる。
「100年時代構想」と国は言っているが、一番心配しているのは、だれが百歳人生社会を支えるかという問題である。介護費用は確実に破綻し、介護難民がどんどん増える。
4.「いい人生だったね」と送られる姿で、それが社会から惜しまれて死を迎えるのが理想の死に方でもあった。「人生百年」時代では、そういう幸福な死に方ができるのは、おそらく70歳以前に事故や病気などでやむなく亡くなる、「若死」の方の特権になる。それ以上の、長寿者の死に方は、年金や介護など政治経済の制度に制約される。
5.80歳を過ぎ、90歳も楽々超えて、いわば本人も自足した長寿の末に死を迎える時代の、世を去ることに関しての考え方が、これまでとはガラッと変わり、だれも惜しむ人がいない死、という現実が近づきつつある。人はこれまで、できるだけこの世に執着し、まわりからも惜しまれつつ去っていくことが常識とされ
6.これから先は、人生の灯が消え入ろうとするとき、友人や家族から励まされ、生きる努力をかさねた末の死ということではなく、周囲も死を当然のことだと認め、本人も覚悟するという時代になる。老人が亡くなると、みなほっとする。ひょっとすれば本人もほっとする。社会もほっとする。惜しまれざる避き方というのが、もう自分たちの目の前にある。
7.人は生まれたからには生きて行かねばならない。生死ということに対する覚悟や考え方、死生観というものを大幅に変えなければならない。いまから30年ほど前、上智大学のアルフォンス・デーケンさんが、死について正面きって語りはじめ、、死の問題が大きくクローズアップされた。
8.デーケンさんの提唱した死生学というのは、人生50年とか、60年とか、70年とかいう枠の中での死の見つめ方であったが、これからの死というのは、いままでとはまったく違った価値観の中で考えなければならない。百歳人生社会を迎えて見えてくるのは、百歳という天寿をまっとうしなければならないし、また百歳を迎えたら、この世を去るのは当然で、去るのはいいことだ、という考え方が広まる可能性を感じる。
9.深沢七郎さんの小説『楢山節考』のおばあさんは、早く楢山に行きたいといっているが、私たちも、家族からも惜しまれて退場していくというイメージは通用しない。



yuji5327 at 06:40 

2018年05月21日

百歳人生といっても、日一日、一時聞一時間、一刹那の積み重ね。起きると、今日も何とか目が覚めることができたと感謝し、寝るときは、今日も一日終わったと安堵する。

五木寛之著:
百歳人生を生きるヒント (日経プレミアシリーズ)
五木 寛之
日本経済新聞出版社
2017-12-21

百歳人生を生きるヒント、日本経済新聞出版社、2018年1月17日」は面白い。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。「第5章」「八十代こそ嫌われる勇気をもつ」「死の影を恐れない覚悟」などは以下の通りである。
1.人生は、常に想定外のことの連続だと、覚悟を決めておいたほうがよい。そのような中で、私たちはどう考えて生きて行けばよいのだろうか。そんなとき、思い出すのが、聖書の言葉である。地方のホテルに宿泊すると、ベッドサイドに新約聖書が置いてあるが、寝付かれないときなど、ぱらぱらとべージをめくる。新約聖書のイエスの言葉と、親鷺の言葉を書いた『歎異抄」の言葉が、とてもよく似ている。
2.たとえば、有名な悪人正機説。「善人なをもて往生をとぐ。いわんや、悪人をや」それと同じような言葉を聖書の中に見つけた。「父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである」(マタイ五章45節)
3.また、「一日一生」ということをよくいう。天台宗の千日回峰行者の大阿闇梨、酒井雄哉さんの著書のタイトルにもなっている。今日一日を、一生だと思って大切に生きなさいという意味だが、同じような言葉が聖書の中にもある。「明日のことを思い煩うな。明日のことは、明日自身が思い煩うであろう。一日の苦労はその日一日だけで十分である」(マタイ六章34節)
4.一日一生という言葉や、明日のことを思い煩うな、という言葉に勇気づけられる。ともかく、何があっても、今日「日を生き延びればいいんだ。明日は明日が勝手にどうにかしてくれるのだから……ここには何かを手放したような開放感が感じられる。
5.長い老後のために、いくら備えておけばいいのか、思い煩うこともしない。この膝の痛さがもっと悪くなり、ずっとつづいて歩けなくなったらどうしよう、と思い煩うこともしない。明日までのあいだに、何が起こるかわからない世の中である。それは百歳人生時代のいまも、昔と変わらない。
6.浄土真宗の中興の祖といわれる蓮如上人は、「朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり」と述べている。明日をも知れぬ命を生きているのが、われわれ人間である。大地震や洪水など天変地異に見舞われたところでは、その風景すら、一変してしまう。あれこれ思い巡らし、計画を立てる時間の単位は、短く考えたほうがよい。
7.百歳人生といっても、「日一日、一時聞一時間、一刹那の積み重ねである。起きると、今日も何とか目が覚めることができた。それに感謝して幸せな気持ちを味わう。寝るときは、ああ、今日も一日終わったと安堵する。
8.第二次世界大戦末期、連合国軍がフランスのノルマンデイに上陸した史実を詳細に描いた「史上最大の作戦」という映画が、ずいぶん前に作られましたが、そのテーマ曲が世界中で大ヒットした。日本語訳の歌「史上最大の作戦マーチ」(訳詞・水島哲)の中の、「いつも戦いはつらいものだぜ、生きて帰るのは誰か、たとえ死んだとて誰が弔う、日の出見られるは誰か」忘れられない。
9.高齢者はそんな長期にわたる将来の展望を、気にする必要はない。80代の、その日その日を味わい、ていねいに生きる。月並みな話だが、日によって、いろいろ変化する体の状況を、すべて噛みしめて味わうことが大切だと感じている。、気持ちのよい日もあれば、嘆息ばかりが口をつく重苦しい日もある。それもみんな、かけがえのない、今日一日である。


yuji5327 at 06:39 
池上技術士事務所の紹介
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工学博士、技術士(応用理学)、
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池上湖心 プロフィール
○略歴
大東文化大卒、
在学中 上條信山に師事
書象会に所属、書象会理事
審査会々員
○作品展の開催
・主宰している「さざ波会」
 作品展を毎年8月開催
(於:稲毛ギャラリー)
・土曜会(グループ展)
 作品展を毎年10月開催
(於:銀座大黒屋)
○公募展の受賞、入選
・日展入選
・読売書法展(現在理事)
 読売奨励賞
 読売新聞社賞
・謙慎展(現在理事)
 春興賞の受賞:2回
○書道教室
・学生:月曜日
・一般:火曜日、水曜日





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